科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 製図
科目番号 0002 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械・エネルギーコース 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 前期:2 後期:2
教科書/教材 書名:機械製図   監修:林洋次   発行所:実教出版
担当教員 高橋 学

到達目標

製図に関する基礎的な知識と技術を習得するため、以下を目標とする。
定規とコンパスを用いた手書き作業によって投影図を作成できる。
JISに定められた製図方法によって投影図を作成できる。
JISに定められた製図方法によって寸法、交差、表面性状を指示できる。
部品のスケッチ図を作成できる。
CADを用いて投影図を作成できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1記号等の間違いがなく、図として読み取りやすい。一部記号等の間違いがあるが、図面を元に製作は可能。記号等に誤りがあり、図面を元に製作が不可能。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 1 機械工学、電気工学、材料工学の分野にわたるエネルギーシステムに関する体系的な知識と技術

教育方法等

概要:
図に関する基礎的な知識と技術を修得し、製作図面、設計図面等を日本工業規格(JIS)に則って正確に読み、作成できるようにする。
比較的簡単な機械部品の投影図を繰り返し描き、基本的な三面図が正しくかく方法を習得する。
製品を加工するにあたって求められる面粗さ、はめあい記号、幾何公差の重要性が理解できること。
授業の進め方・方法:
実際に手を動かす演習を主体に授業を行う。
シラバスを見て事前学習し、ノート、教科書を参考に復習をすること。
注意点:
参考書は、書名:機械工作要論   著者:大西 久治   発行所:理工学社などがある

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 製図の基礎
図面の役割と種類について
図面の役割と種類を理解できる。
2週 製図の基礎
定規、コンパスを用いた垂線、等分線、円のかき方の演習
製図用具を正しく使用できる。
3週 CADを用いた製図
CADの使用法を学ぶ
CADの役割、使用方法を理解できる。
4週 投影図のかき方
投影図についての座学及び演習(課題:配布課題を用いる)
投影図からCAD図面を作成できる。
5週 投影図のかき方
投影図についての座学及び演習(課題:製図例を用いる)
投影図からCAD図面を作成できる。
6週 投影図のかき方
投影図についての座学及び演習(課題:支持台)
投影図からCAD図面を作成できる。
7週 投影図のかき方
投影図についての座学及び演習(課題:支持台)
投影図からCAD図面を作成できる。
8週 寸法記入法
寸法についての座学及び投影図に寸法を指示(課題:配布課題)
印刷した2D-CAD図形に寸法を手書きで記入できる。
2ndQ
9週 寸法記入法
寸法についての座学及び投影図に寸法を指示(課題:配布課題)
印刷した2D-CAD図形に寸法を手書きで記入できる。
10週 寸法記入法
寸法についての座学及び投影図に寸法を指示(課題:支持台)
印刷した2D-CAD図形に寸法を手書きで記入できる。
11週 寸法記入法
寸法についての座学及び投影図に寸法を指示(課題:支持台)
印刷した2D-CAD図形に寸法を手書きで記入できる。
12週 等角図のかき方
等角図、キャビネット図について座学及び演習(課題:製図例)
等角図、キャビネット図について理解できる。
13週 等角図のかき方
等角図、キャビネット図について座学及び演習(課題:製図例)
等角図、キャビネット図について理解できる。
14週 スケッチ
スケッチの方法についての座学及び演習(課題:Vブロック)
フリーハンドで部品のスケッチ図を作成できる。
15週 スケッチ
スケッチの方法についての座学及び演習(課題:Vブロック)
部品のスケッチ図を作成できる。
16週 スケッチ
スケッチの方法についての座学及び演習(課題:Vブロック)
部品のスケッチ図を作成できる。
後期
3rdQ
1週 CADを用いた製図
(課題:Vブロック)
CADの基本機能を使用して図面を作成できる。
2週 CADを用いた製図
(課題:Vブロック)
CADの基本機能を使用して図面を作成できる。
3週 交差、表面性状の記入法
交差等についての座学及び演習
公差と表面性状の種類と表示法が利用できる。
4週 交差、表面性状の記入法
交差等についての座学及び演習(課題:Vブロック)
公差と表面性状の種類と表示法が利用できる。
5週 交差、表面性状の記入法
交差等についての座学及び演習(課題:Vブロック)
公差と表面性状の種類と表示法が利用できる。
6週 交差、表面性状の記入法
交差等についての座学及び演習(課題:片口スパナ)
公差と表面性状の種類と表示法が利用できる。
7週 交差、表面性状の記入法
交差等についての座学及び演習(課題:片口スパナ)
公差と表面性状の種類と表示法が利用できる。
8週 交差、表面性状の記入法
交差等についての座学及び演習(課題:片口スパナ)
公差と表面性状の種類と表示法が利用できる。
4thQ
9週 交差、表面性状の記入法
交差等についての座学及び演習(課題:片口スパナ)
公差と表面性状の種類と表示法が利用できる。
10週 ネジの表し方
ネジの加工手順、略画法の座学および演習(課題:ボルト・ナット)
ネジの役割、書き方を理解できる。
11週 ネジの表し方
ネジの加工手順、略画法の座学および演習(課題:ボルト・ナット)
ネジの役割、書き方を理解できる。
12週 ネジの表し方
ネジの加工手順、略画法の座学および演習(課題:ボルト・ナット)
ネジの役割、書き方を理解できる。
13週 幾何公差の表し方
幾何公差についての座学及び演習
(課題:フランジ形たわみ軸継手)
製作図のかき方を理解できる
14週 幾何公差の表し方
幾何公差についての座学及び演習
(課題:フランジ形たわみ軸継手)
製作図のかき方を理解できる
15週 幾何公差の表し方
幾何公差についての座学及び演習
(課題:フランジ形たわみ軸継手)
製作図のかき方を理解できる
16週 幾何公差の表し方
幾何公差についての座学及び演習
(課題:フランジ形たわみ軸継手)
製作図のかき方を理解できる

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図図面の役割と種類を適用できる。3前1
製図用具を正しく使うことができる。3前2
線の種類と用途を説明できる。3前1
物体の投影図を正確にかくことができる。3前4
CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。2前3
機械設計標準規格の意義を説明できる。3後3
許容応力、安全率、疲労破壊、応力集中の意味を説明できる。3前16
ねじ、ボルト・ナットの種類、特徴、用途、規格を理解し、適用できる。3後10
ボルト・ナット結合における締め付けトルクを計算できる。3後11
ボルトに作用するせん断応力、接触面圧を計算できる。3後12

評価割合

作品発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力330000033
専門的能力330000033
分野横断的能力340000034