計測工学

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 計測工学
科目番号 0035 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 機械・エネルギーコース 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 書名:計測工学(第2版) 著者:松代正三 発行所:産業図書
担当教員 渡辺 隆

到達目標

・計測の理論および各種物理量の測定方法の習得を目標とする。
・工学実験、校外実習などで使用する計測機器の原理、特徴を理解しながら、測定方法を理解する。
・実験レポートにおける測定データのまとめ方を十分理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1計測機器の原理、特徴を理解し、最適な計測方法を提案できる。計測機器の原理、特徴を理解している。計測機器の原理、特徴を理解していない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 1 機械工学、電気工学、材料工学の分野にわたるエネルギーシステムに関する体系的な知識と技術を身に付ける
学習・教育到達度目標 2 要素技術や融合・複合システムの設計・分析・評価等の基盤技術を身に付ける
JABEE D1 専門分野に関する工業技術を理解し、応用する能力
学士区分 1 機械系
選択科目 12 機械系

教育方法等

概要:
この科目は企業で電子部品の検査システムの設計を担当していた教員が、その経験を活かし計測の種類と特性について講義形式で授業を行うものである。
計測の基礎について復習した後、形状、質量、力、温度等の計測方法について学ぶ。
また、各種センサの基本構成と特性、デジタル信号処理としての標本化・量子化について学び、画像処理を用いた計測手法について理解する。
授業の進め方・方法:
上記の到達目標を達成していることを基準とする。中間試験と期末試験の平均で評価する。
事前学習:授業前に、教科書を参考に授業で行う内容と意義を考えて整理しておくこと。
事後学習:授業で学んだ計測機器および計測手法が、周囲でどのように利用されているかよく観察すること。
       また、利用環境が妥当であるかどうかを考えること。
注意点:
工学実験と深い関係にあり、授業と実験を常に比較すること。
電卓を準備すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週 表面粗さの計測 表面粗さの計測方法と計測機器を説明できる。
10週 形状、ゆがみの計測 真直度、平面度、真円度の定義を理解し、表現の方法を説明できる。
11週 質量の計測 質量の計測方法と計測機器を説明できる。
12週 力・動力・圧力の計測 力・動力・圧力の計測方法と計測機器を説明できる。
13週 時間と回転数の計測 時間と回転数の計測方法と計測機器を説明できる。
14週 温度と湿度の計測 温度と湿度の計測方法と計測機器を説明できる。
15週 撮像機器と信号処理の基礎および画像を用いた距離、面積の計測 CCDセンサの構造を理解し、標本化および量子化を説明できる。
8bitグレースケール画像の基本処理と距離・面積計測の手法を説明できる。
16週 計測技術の理解を評価するための試験 試験答案の返却、問題の解説と正答の説明。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力500000050
専門的能力500000050
分野横断的能力0000000