応用物理A

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 令和08年度 (2026年度)
授業科目 応用物理A
科目番号 0043 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械・エネルギーコース 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 書名:初歩から学ぶ基礎物理学「力学 II」 著者:柴田洋一 勝山智男 他  出版社:大日本図書
担当教員 長澤 修一

到達目標

・様々な物理現象とそれらの物理用語を理解し、物理的な考え方を身につける。
・基本的な物理的な関係式を、微積分・ベクトルを用いながら計算できる。
・基礎的な計算問題を解くことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
知識・理解学習内容を十分に理解し、知識として身に着けている。学習内容を概ね理解し、基本的な知識が定着している。左の基準に達していない。
関心・意欲・態度授業の度に理解を深め、それ以上の発展問題に積極的に取り組み、関心を深めている。基礎的な問題に主体的に取り組み、関心を高めている。左の基準に達していない。
技能・表現定義・法則などから数学的な規則性を正しく導くことができ、発展的な問題に対処するこ とができる。定義・法則などを理解し、それを利用するところまで導くことができる。左の基準に達していない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 1 機械工学、電気工学、材料工学の分野にわたるエネルギーシステムに関する体系的な知識と技術を身に付ける
JABEE A1 数学・自然科学を理解し、使いこなせる基礎能力
学士区分 1 機械系
必修科目 11 機械系
学士区分 2 電気系
必修科目 21 電気系

教育方法等

概要:
微分(偏微分)・積分(重積分)とベクトルの内積・外積を用いて、低学年で学習した「力学」に適用させ、物理学の最も基礎的な分野である「力学」を体系的に再構築する。
授業の進め方・方法:
講義および演習形式により授業を進め、専門科目の基礎となる物理の基礎の定着に繋げる。
 教科書を用いて、授業を行い、そのまとめとして、演習で問題を解く。さらに、試験では演習を行った問題を発展させた問題を出して、物留学としての基礎分野である「力学」を学習する。
注意点:
「数学」で学んだ微分・積分やベクトルや線形代数を使うのでそれらを復習すること。また、低学年で学んだ「物理」をはじめとする物理系科目について復習すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 数学的準備1(微分積分) 微分と積分について復習し、計算できる。
2週 数学的準備2(ベクトル) ベクトルを用いた計算、特に、内積と外積について復習し、計算できる。
3週 物体の運動1 微分を用いて、物体の位置から、速度と加速度を計算できる。
4週 物体の運動2 積分を用いて、加速度から、速度と位置を計算できる。その際、初期条件を正しく扱うことに注意する。
5週 物体の運動3 2次元(平面)や3次元(空間)を運動する物体に対し、ベクトルを用いて、位置、速度、加速度を表すことができる。
6週 物体の運動4 回転運動を表現するために、極座標表示を導入し、極座標表示で速度、加速度を計算できる。
7週 運動の法則1 ニュートンが発見した「3つの運動法則」について、復習し、再確認し、表現できる。
8週 運動の法則2 ニュートンが発見した「3つの運動法則」について、復習し、再確認し、表現できる。
2ndQ
9週 様々な運動 重力、弾性力、抵抗力、万有引力など様々な力が働いている場合に運動方程式を解いて、その運動を記述することができる。
10週 力のモーメントと角運動量 運動量、角運動量、力のモーメントを外積を用いて導入し、回転運動の運動方程式を導出することができる。
11週 仕事とエネルギー1 内積と積分を用いて、仕事量を定義し、仕事量の計算ができる。
12週 仕事とエネルギー2 運動方程式に対し、微小変位との内積を行った後積分することで、運動エネルギーと仕事の関係を導くことができる。
13週 仕事とエネルギー3 保存力では仕事から位置エネルギーが定義でき、「力学的エネルギー保存則」を導出する。また、様々な保存力に対し、位置エネルギーを計算する。さらに、位置エネルギーから力を偏微分を用いて計算することができる。
14週 二体系の力学 二体系に対し、重心を定義し、重心・相対位置に関する運動方程式を導出することができる。運動量保存則を導出し、適用することができる。
15週 期末試験の返却・解説・まとめ 期末試験を返却し、解説する。学習内容をまとめる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学物理力学物体の変位、速度、加速度を微分・積分を用いて相互に計算することができる。3
簡単な運動について微分方程式の形で運動方程式を立て、初期値問題として解くことができる。3
角運動量を求めることができる。3
角運動量保存則について具体的な例を挙げて説明できる。3
一様な棒などの簡単な形状に対する慣性モーメントを求めることができる。3
剛体の回転運動について、回転の運動方程式を立てて解くことができる。3

評価割合

試験課題・小テストなど合計
総合評価割合8020100
基礎的能力8020100
専門的能力000