高専デザインコンペティションの構造デザイン部門・空間デザイン部門・創造デザイン部門・AMデザイン部門の課題に対し,修得した専門に関する知識や技術を組合せた解決方法を提案することを通して,PBL教育における情報収集・分析,問題発見,課題解決へのアプローチの素養並びに,課題発見,創成力の素養を育成する.
6-3-2 Ⅶ-B PBL教育 情報収集・分析、問題発見
6-3-2-1 ①工学が関わっている数々の事象について、自らの専門知識を駆使して、情報を収集することができる。
6-3-2-1 ②集められた情報をもとに、状況を適確に分析することができる。
6-3-2-1 ③与えられた目標を達成するための解決方法を考えることができる。
6-3-2-1 ④状況分析の結果、問題(課題)を明確化することができる。
6-3-2 Ⅶ-B PBL教育 課題解決へのアプローチ
6-3-2-2 ① 各種の発想法や計画立案手法を用いると、課題解決の際、効率的、合理的にプロジェクトを進めることができることを知っている。
6-3-2-2 ② 各種の発想法、計画立案手法を用い、より効率的、合理的にプロジェクトを進めることができる。
7-1 Ⅷ-D 課題発見
7-1-4 目標・成果に関して、現状と目標との乖離から解決すべき課題を見つけ、必要な情報を収集・分析・整理し、課題を発見することができる。
7-3 Ⅹ-A 創成能力
7-3-1 工学的課題を理解し、現実を踏まえ、公衆の健康・安全への配慮、文化的・社会的・環境的な視点に配慮しつつ、課題解決のための設計解(システム・構成要素・工程)を創案できる。
概要:
高専デザインコンペティションの構造デザイン部門・空間デザイン部門・創造デザイン部門・AMデザイン部門の課題を基に,本校で修得した専門科目に関連する知識や技術を応用し解決方法をまとめ,発表することを通して,①主体性と協調性をもつ人間性豊かな人材の育成,創造的で高度な実践的技術者の養成,③国際的視野で社会に貢献できる技術者の養成,を目指す.
授業の進め方・方法:
チーム毎に設定した課題を基に,教員のアドバイスに沿って,課題の解決方法を検討し,成果を作品として纏めて発表を行う.
事前学習(予習):選定したテーマについて、事前に調査等行い、グループディスカッションで発表できるように準備をしておくこと。
事後学習(復習):自らの事前学習内容と、グループディスカッションの結果を比較して、次回に向けて帰還しておくこと。
注意点:
学年学科に囚われずにチームを組むことが望ましい.
4校時の課外活動が中心となる.
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | コミュニケーションスキル | コミュニケーションスキル | 他者の考えや主張を理解するために、相手を尊重し配慮する態度をとることができる。 | 3 | |
目的に応じた適切な方法で自分の考えや主張を伝えることができる。 | 3 | |
多様な他者との間で良好な人間関係を形成するための行動ができる。 | 3 | |
チームワークとリーダーシップ | チームワークとリーダーシップ | チーム活動において意見の相違や対立を踏まえて合意形成に向けて行動できる。 | 3 | |
チームの協働関係の形成、維持、向上を促すための行動ができる。 | 3 | |
チーム活動の目標共有を図り、目標達成に向けた行動を実践し、また、チームの協働を促進するための行動ができる。 | 3 | |
情報収集・活用・発信力 | 情報収集・活用・発信力 | ディジタルツールを含む種々の手段や各種メディアを活用し、情報を収集できる。 | 3 | |
信頼性・妥当性・有効性などを考慮しながら情報を検証・評価できる。 | 3 | |
自己及び他者の権利に配慮し、適切な方法を用いて情報を活用し、効果的に情報発信できる。 | 3 | |
思考力 | 思考力 | 複合的な事象や出来事を分析できる。 | 3 | |
情報や主張を批判的に検証できる。 | 3 | |
情報や主張を説得的に提示するための方法を考えることができる。 | 3 | |
課題発見力・問題解決力 | 課題発見力・問題解決力 | 直面している事象や出来事を分析して、対応すべき問題を特定できる。 | 3 | |
現状を分析した上で、実現すべき理想との乖離(ギャップ)の中に含まれる課題を把握できる。 | 3 | |
問題の解決、理想の実現のために達成すべき目標を設定し、また、具体的な行動案を検討できる。 | 3 | |
創造性・デザイン能力 | 創造性 | 創造性 | 専門分野以外の多様なものの捉え方や視点の重要性を認識し、受け入れることができる。 | 3 | |
多角的な視点から事象を分析し、対応すべき問題を定義できる。 | 3 | |
様々な知識を統合的に活用しながら、あらかじめ答えが与えられていない問題に対する解決方法を考えることができる。 | 3 | |