情報Ⅰ

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 令和07年度 (2025年度)
授業科目 情報Ⅰ
科目番号 0005 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 総合工学科Ⅲ類(1年) 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 実教出版 最新情報Ⅰ
担当教員 武田 光博,浅田 格

到達目標

情報に関する科学的な見方・考え方を働かせ,情報技術を活用して問題の発見・解決を行う学習活動を通して,問題の発見・解決に向けて情報と情報技術を適切かつ効果的に活用し,情報社会に主体的に参画するための資質・能力を次のとおり育成することを目指す。
(1) 情報と情報技術及びこれらを活用して問題を発見・解決する方法について理解を深め技能を習得するとともに,情報社会と人との関わりについての理解を深めることができる。
(2) 様々な事象を情報とその結び付きとして捉え,問題の発見・解決に向けて情報と情報技術を適切かつ効果的に活用する力を養うことができる。
(3) 情報と情報技術を適切に活用するとともに,情報社会に主体的に参画する態度を養うことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
情報と情報技術の理解・活用・社会性 到達目標(1) に対応情報と情報技術に関する深い理解と問題解決能力、情報社会における倫理観と主体性を総合的に発揮できる。情報と情報技術に関する基本的な理解と問題解決能力、情報社会における倫理観と主体性を身につけている。情報と情報技術に関する理解、問題解決能力、情報社会における倫理観と主体性のいずれかが不足している。
情報の構造化・活用・分析力 到達目標(2) に対応情報の構造化、情報と情報技術の適切な活用、情報分析・評価の能力を総合的に発揮し、複雑な問題解決に貢献できる。情報の構造化、情報と情報技術の適切な活用、情報分析・評価の能力を身につけ、基本的な問題解決に貢献できる。情報の構造化、情報と情報技術の活用、情報分析・評価のいずれかの能力が不足している。
情報倫理・発信・社会参画力 到達目標(3) に対応情報倫理に基づいた責任ある行動、効果的な情報発信・コミュニケーション、主体的な社会参画を総合的に実践できる。情報倫理に基づいた責任ある行動、情報発信・コミュニケーション、社会参画の意識を持っている。情報倫理、情報発信・コミュニケーション、社会参画のいずれかの意識や行動が不足している。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
情報Iは、今後のデジタル社会において「数理・データサイエンス・AI」を日常の生活や仕事等で活用するための基礎的素養、及び演習等を通して基本的な技術を習得する。
本科目では、実教出版「最新情報Ⅰ」を教科書として使用し、以下の内容を学習します。
1.情報と情報技術の基礎(情報のデジタル表現,コンピュータの仕組み,ネットワークとコミュニケーション,データベース)
2.情報社会と倫理(情報セキュリティ,情報モラル,知的財産権)
3.問題解決と情報活用(アルゴリズムとプログラミング,データ分析,情報デザイン)
授業の進め方・方法:
授業は,講義,演習,グループワークによって行い,知識の習得と実践的なスキル向上を図る。

講義:教科書や資料を用いて,情報と情報技術の基礎知識を習得する。
演習:プログラミングやデータ分析などの演習を通して,実践的なスキルを習得する。
グループワーク:グループで課題に取り組み,協調性やコミュニケーション能力を養い,発表を通して,プレゼンテーション能力や表現力を高める。
注意点:
前期・後期の中間および期末試験でそれぞれ60点以上,課題60点以上のいずれも満たすことで当科目は合格となる。(なお、各期および学年成績の評価割合は下記に記載する。)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 共通認証アカウントを利用して,学内ネットワークを使える。
2週 1.情報社会と私たち(1)
情報社会
生成AI、ビッグデータ、ロボットなど情報社会で起きている変化を説明できる。
情報の特性について理解し、情報のモラルと情報化が個人に及ぼす影響について説明できる。
3週 1.情報社会と私たち(2)
情報社会の法規と権利
知的財産権について理解し、他人の著作物を適切に利用する,自分の著作物を公開する方法を説明できる。
個人情報とプライバシーについて理解し,それらを保護する方法を説明できる。
4週 1.情報社会と私たち(3)
情報技術が築く新しい社会
社会の中で利活用されている情報技術について説明できる。
さまざまな情報技術について理解し,課題解決の方法について考えることができる。
5週 2.メディアと情報デザイン(1)
メディアの発達および特性
メディアには種類があることを理解し,メディアの発達について説明できる。
メディアの特性について理解し,目的に応じたメディアを選択することができる。
6週 2.メディアと情報デザイン(2)
コミュニケーションの形態とインターネットコミュニケーション
コミュニケーションの形態には違いがあることを説明できる。
インターネットを活用したコミュニケーションの特徴について説明できる。
7週 2.メディアと情報デザイン(3)
情報デザイン
社会の中で利用されている情報デザインについて説明できる。
情報を正確に,わかりやすく伝える方法について説明できる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 2.情報デザインの実践(1)
文書の作成
報告書やレポート,論文を作成するための手順について説明できる。
10週 2.情報デザインの実践(2)
プレゼンテーション(1)
プレゼンテーションの手順が説明できる。
プレゼンテーションファイル(スライド)を作成できる。
11週 2.情報デザインの実践(3)
プレゼンテーション(2)
プレゼンテーションの手順が説明できる。
作成したスライドを使ってプレゼンできる(グループワーク)。
12週 2.情報デザインの実践(4)
Webページ(1)
Webページを構成するHTMLやCSSについて理解し,Webページが作成できる。
13週 2.情報デザインの実践(5)
Webページ(2)
Webページ作成の方法について理解し,Webページが作成できる。
14週 3.システムとデジタル化(1)
情報システムの構成
コンピュータの構成と動作の仕組みについて説明できる。
ソフトウェアの種類とインタフェースについて説明できる。
15週 3.システムとデジタル化(2)
情報のデジタル化(1)
アナログとデジタルの違い、2進数と情報量の関係について説明できる。
コンピュータの演算の仕組みを説明できる。
16週
後期
3rdQ
1週 3.システムとデジタル化(3)
情報のデジタル化(2)
数値や文字をデジタル化する方法を説明できる。
コンピュータでの数値の計算方法について説明できる。
2週 3.システムとデジタル化(4)
情報のデジタル化(3)
音声、静止画や動画をデジタルで表現する方法を説明できる。
情報のデータ量を小さくする方法を説明できる。
3週 4.ネットワークとセキュリティ(1)
情報通信ネットワーク
情報通信ネットワークの構成,情報通信の取り決めを説明できる。
Webページとメールの仕組みについて説明できる。
ネットワークを通じてデータを効率よく転送する工夫について説明できる。
4週 4.ネットワークとセキュリティ(2)
情報セキュリティ(1)
脅威に対するさまざまな安全対策を説明できる。
個人による安全対策として、情報セキュリティを確保する方法と技術を説明できる。
5週 4.ネットワークとセキュリティ(3)
情報セキュリティ(2)
安全に取り扱うためのを技術技術を説明できる。
6週 5.問題解決とその方法(1)
問題解決(1)
問題解決の手順を説明できる。
問題を発見する方法、問題を明確化する方法を説明できる。
7週 5.問題解決とその方法(2)
問題解決(2)
解決案を検討したり整理・分析したりする方法を説明できる。
合意形成を目指した解決案を決定する方法を説明できる。
実行した解決案を評価する方法を説明できる。
8週 中間試験
4thQ
9週 5.問題解決とその方法(3)
データの活用(1)
データを収集したり整理したりする方法を説明できる。
表計算ソフトの活用方法を説明し、表計算ソフトで基本的な処理ができる。
10週 5.問題解決とその方法(4)
データの活用(2)
データを適切なグラフや図で表現する方法を説明できる。
データ分析の手法を説明できる。
データベースの種類とその仕組みを説明できる。
11週 5.問題解決とその方法(4)
モデル化(1)
モデル化の意味、モデル化の分類を説明できる。
モデル化する手順を説明できる。
12週 5.問題解決とその方法(5)
モデル化(2)
モデル化する手順を理解した上でいくつかのモデルを作成できる。
13週 6.アルゴリズムとプログラミング(1)
プログラミングの方法
アルゴリズムを用いてプログラムを表現する方法を説明できる。
プログラミング言語の種類とその特徴を説明できる。
14週 6.アルゴリズムとプログラミング(1)
プログラミングの実践(1)
変数および関数を使用したプログラムを作成できる。
15週 6.アルゴリズムとプログラミング(2)
プログラミングの実践(2)
多くのデータから目的のデータを探し出すプログラムを作成できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー社会の情報化の進展と課題について理解し説明できる。3
代表的な情報システムとその利用形態について説明できる。3
コンピュータの構成とオペレーティングシステム(OS)の役割を理解し、基本的な取扱いができる。3
アナログ情報とデジタル情報の違いと、コンピュータ内におけるデータ(数値、文字等)の表現方法について説明できる。3
情報を適切に収集・取得できる。3
データベースの意義と概要について説明できる。3
基礎的なプログラムを作成できる。3
計算機を用いて数学的な処理を行うことができる。3
情報の真偽について、根拠に基づいて検討する方法を説明できる。3
情報の適切な表現方法と伝達手段を選択し、情報の送受信を行うことができる。3
情報通信ネットワークの仕組みや構成及び構成要素、プロトコルの役割や技術についての知識を持ち、社会における情報通信ネットワークの役割を説明できる。3

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60400000100
基礎的能力60400000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000