建築設計製図Ⅰ

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 建築設計製図Ⅰ
科目番号 0003 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建築デザインコース 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 赤地竜馬他:建築設計製図,実教出版
担当教員 相模 誓雄,塚田 由佳里

到達目標

①縮尺1/100の木造住宅、RC造の図面を理解し,描くことができること.
②空間表現ができること.
③空間設計ができること.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1建築図を正確かつわかりやすく写し取ることができる。建築図を写し取ることができる。建築図を写し取ることができない。
評価項目2正確かつわかりやすく空間を表現できる。空間を表現できる。空間を表現できない。
評価項目3設計製図のスキルを使って優れたデザインの提案ができる。設計製図のスキルを使ってデザインの提案ができる。設計製図のスキルを使ってデザインの提案ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
建築設計に必要な①基礎的なスキルの習得、②空間表現のトレーニング、③設計・デザインの3つを学びます。
授業の進め方・方法:
①2級建築士製図試験に対応した木造住宅、鉄筋コンクリート構造(RC造)の作図法を学びます・手書きとCADによる
②建築デザインの基礎となる建物配置や内外観のかたちの創造、3次元の透視投影による空間表現を練習します・手書きと3Dソフトによる
③具体的な敷地と計画与条件を設けた設計課題を行います・資料収集や設計に必要な情報を共有するのためのグループワーク、エスキス(個別指導)による
予習:課題作成に必要な資料や道具などの準備をする。加えて、設計課題の場合はエスキスの準備。
復習:各回の到達目標まで課題を仕上げる。加えて、設計課題の場合はプランの修正及びBrush up。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
手書き図面の描き方
線、文字
線、文字が適切に描ける
2週 手書き図面の描き方
木造住宅配置兼平面図(1回目)
図のレイアウト、中心線、柱
3週 手書き図面の描き方
木造住宅配置兼平面図(2回目)
壁、サッシ、建具
4週 手書き図面の描き方
木造住宅配置兼平面図(3回目)
床仕上げ、室名、寸法
5週 手書き図面の描き方
木造住宅配置兼平面図(4回目)
外構(敷地境界線、舗装、植栽)
6週 手書き図面の描き方
木造住宅立面図(1回目)
壁、屋根
7週 手書き図面の描き方
木造住宅立面図(2回目)
窓、戸、仕上げ
8週 手書き図面の描き方
木造住宅矩計図(1回目)
図のレイアウト、中心線、土台、桁、母屋
2ndQ
9週 手書き図面の描き方
木造住宅矩計図(2回目)
屋根、建具回り
10週 手書き図面の描き方
木造住宅矩計図(3回目)
展開、文字、寸法
11週 空間スタディー
その1:壁に窓をあける
窓のデザイン案を10つくる
12週 空間スタディー
その2:敷地に建物、樹木などを配置する(1回目)
住宅配置案を5つつくる
13週 空間スタディー
その2:敷地に建物、樹木などを配置する(2回目)
施設配置案を5つつくる
14週 空間スタディー
その3:建物の外観モデルを作製する(1回目)
住宅の外観モデルを5個つくる
15週 空間スタディー
その3:建物の外観モデルを作製する(2回目)
施設の外観モデルを5個つくる
16週 予備日
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
CAD(JW)図面の描き方
基本操作(1回目)
データ入出力と基本設定、画面
2週 CAD(JW)図面の描き方
基本操作(2回目)
作図コマンド
3週 CAD(JW)図面の描き方
鉄筋コンクリート造平面図(1回目)
中心線、柱、壁
4週 CAD(JW)図面の描き方
鉄筋コンクリート造平面図(2回目)
サッシ、建具
5週 CAD(JW)図面の描き方
鉄筋コンクリート造平面図(3回目)
床仕上げ、室名、寸法
6週 インテリアデザイン(Sketch up)
基本操作(1回目)
立体を10個つくる
7週 インテリアデザイン(Sketch up)
基本操作(2回目)
椅子を1脚つくる
8週 インテリアデザイン(Sketch up)
デザイン(1回目)
部屋のインテリアデザイン案作成
4thQ
9週 インテリアデザイン(Sketch up)
デザイン(2回目)
モデリング
10週 インテリアデザイン(Sketch up)
デザイン(3回目)
レンダリング(完成)
11週 設計課題
課題説明、グループワーク
資料収集
12週 設計課題
エスキス(1回目)
スタディー提出
講評、エスキス
13週 設計課題
エスキス(2回目)
スタディー提出
講評、エスキス
14週 設計課題
エスキス(3回目)
講評、エスキス
15週 設計課題
講評会
提出、講評会
16週 予備日

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野設計・製図製図用具の特性を理解し、使用できる。3
線の描き分け(3種類程度)ができる。3
文字・寸法の記入を理解し、実践できる。3
建築の各種図面の意味を理解し、描けること。3
図面の種類別の各種図の配置を理解している。3
図面の尺度・縮尺について理解し、図面の作図に反映できる。3
立体的な発想とその表現(例えば、正投象、単面投象、透視投象などを用い)ができる。3
各種模型材料(例えば、紙、木、スチレンボードなど)を用い、図面をもとに模型を製作できる。または、BIMなどの3D-CADにより建築モデルを作成できる。3
与えられた条件をもとに、コンセプトがまとめられる。3
与えられた条件をもとに、動線・ゾーニングのエスキスができる。3
与えられた条件をもとに、配置図、各階平面図、立面図、断面図などがかける。3
設計した建築物の模型またはパースなどを製作できる。3
講評会等において、コンセプトなどをまとめ、プレゼンテーションができる。3
敷地と周辺地域および景観などに配慮し、配置、意匠を検討できる。2
建築の構成要素(形と空間の構成)について説明できる。2
建築における形態(ものの形)について説明できる。2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00001000100
基礎的能力0000000
専門的能力00001000100
分野横断的能力0000000