概要:
建築設計を行うためには、対象地域や周辺環境の状況、対象敷地に関する情報収集・現地調査が欠かせない。また実物の建築・敷地を見学することでより理解が深まる。本科目では、フィールドワークの基本的技法と留意点を習得し、計画的にフィールドワークに取り組むとともに調査結果を視覚的に表現する力を身につける。
授業の進め方・方法:
①フィールドワークの基本的な技法と留意点
②フィールドワークの立案・実施
③調査結果の報告
注意点:
予習:毎回の授業前までに、授業で行う内容と意義を考えて整理しておく。
復習:毎回の授業後には、授業で学んだことを振り返る。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス |
授業のねらい、進め方、評価方法等について確認する。
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2週 |
フィールドワークとはなにか?
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フィールドワークの意義を実例を通して理解する。
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3週 |
フィールドワークの技法① ビックデータの扱い方 |
統計資料やビッグデータの取り扱い方を理解する。
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4週 |
フィールドワークの技法② 建築空間の実測と図面化 |
実測方法、記録・保存方法を理解し、建築空間を実測して図面化する。
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5週 |
フィールドワークの技法③ 「みちのく湖風トレイル」の現地学習 |
インタビューを実施し、調査結果を整理する。
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6週 |
フィールドワークの技法④ インタビューの計画・依頼・実施・まとめ
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目的に応じた調査方法を考え、フィールドワークの実施計画を立案する。
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7週 |
フィールドワークの技法⑤ ファサード、空間の使われ方の観察 |
観察方法、記録・保存方法を理解し、建築の外観や使われ方を観察して図表で表現する。
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8週 |
フィールドワークの技法⑥ 調査結果の分析・考察 |
データ整理、図表作成を行い、調査結果を考察する。
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4thQ |
9週 |
【課題1】 自由課題の設定、フィールドワークの計画 |
文献調査と現地調査をもとに名取市が抱える課題を見つけ出す。目的に応じた調査方法を選択する。
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10週 |
【課題1】名取市におけるフィールドワークの実施 |
調査計画に基づき、フィールドワークを実施する。
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11週 |
【課題1】調査結果の分析・考察 |
現地調査の成果をもとに、データ整理、図表作成を行い、調査結果を考察する。
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12週 |
【課題1】プレゼンボードの製作 |
調査結果を図表・スケッチ等を用いてわかりやすくまとめる。
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13週 |
【課題2】建築見学の計画立案・資料収集 |
建築見学に必要な情報を収集し、旅行計画を立案する。
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14週 |
【課題1】プレゼンテーション |
プレゼンボードを用いてわかりやすくプレゼンテーションできる。
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15週 |
【課題2】見学した建築(夏休み課題)のプレゼンテーション・講評 |
夏休みを利用して建築の見学を行い、見学した成果をまとめ、わかりやすくプレゼンテーションできる。
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | コミュニケーションスキル | コミュニケーションスキル | 日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。 | 3 | |
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。 | 3 | |
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。 | 3 | |
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。 | 3 | |
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。 | 3 | |
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。 | 3 | |
他者の意見を聞き合意形成することができる。 | 3 | |
合意形成のために会話を成立させることができる。 | 3 | |
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。 | 3 | |
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 3 | |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 3 | |
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。 | 3 | |
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。 | 3 | |
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。 | 3 | |
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。 | 3 | |
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる | 3 | |
複数の情報を整理・構造化できる。 | 3 | |
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。 | 3 | |
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。 | 3 | |
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。 | 3 | |
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。 | 3 | |
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。 | 3 | |
事実をもとに論理や考察を展開できる。 | 3 | |
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。 | 3 | |