フィールドワーク

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 フィールドワーク
科目番号 0017 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築デザインコース 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 特になし。適宜、資料を紹介する。参考図書:佐藤郁也「フィールドワーク 書をもって街へ出よう」新曜社(2006) 
担当教員 小林 仁,坂口 大洋,塚田 由佳里

到達目標

・フィールドワークの基本的な技法と実施上の留意点を説明できる。
・フィールドワークの計画を立案できる。
・計画に基づき、安全と社会規範を遵守してフィールドワークを実施できる。
・調査結果をまとめ、結果を報告することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1事前調査を十分に行い、フィールドワーク事前調査を十分に行い、フィールドワークの実施計画を立案できる。フィールドワークの実施計画を立案できる。フィールドワーク実施計画を立案できない。
評価項目2安全と社会規範を遵守しながらフィールドワークを実施できる。フィールドワークを実施できる。フィールドワークを実施できない。
評価項目3フィールドワークで得られた結果を整理し、図や表を用いて正確に報告できる。フィールドワークで得られた結果を報告できる。フィールドワークで得られた結果を報告できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
建築設計を行うためには、対象地域や周辺環境の状況、対象敷地に関する情報収集・現地調査が欠かせない。また実物の建築・敷地を見学することでより理解が深まる。本科目では、フィールドワークの基本的技法と留意点を習得し、計画的にフィールドワークに取り組むとともに調査結果を視覚的に表現する力を身につける。
授業の進め方・方法:
①フィールドワークの基本的な技法と留意点
②フィールドワークの立案・実施
③調査結果の報告
注意点:
予習:毎回の授業前までに、授業で行う内容と意義を考えて整理しておく。
復習:毎回の授業後には、授業で学んだことを振り返る。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 授業のねらい、進め方、評価方法等について確認する。
2週 フィールドワークとはなにか?

フィールドワークの意義を実例を通して理解する。
3週 フィールドワークの技法①
ビックデータの扱い方
統計資料やビッグデータの取り扱い方を理解する。
4週 フィールドワークの技法②
建築空間の実測と図面化
実測方法、記録・保存方法を理解し、建築空間を実測して図面化する。
5週 フィールドワークの技法③ 「みちのく湖風トレイル」の現地学習 インタビューを実施し、調査結果を整理する。
6週 フィールドワークの技法④
インタビューの計画・依頼・実施・まとめ
目的に応じた調査方法を考え、フィールドワークの実施計画を立案する。
7週 フィールドワークの技法⑤
ファサード、空間の使われ方の観察
観察方法、記録・保存方法を理解し、建築の外観や使われ方を観察して図表で表現する。
8週 フィールドワークの技法⑥
調査結果の分析・考察
データ整理、図表作成を行い、調査結果を考察する。
4thQ
9週 【課題1】 自由課題の設定、フィールドワークの計画 文献調査と現地調査をもとに名取市が抱える課題を見つけ出す。目的に応じた調査方法を選択する。
10週 【課題1】名取市におけるフィールドワークの実施 調査計画に基づき、フィールドワークを実施する。
11週 【課題1】調査結果の分析・考察 現地調査の成果をもとに、データ整理、図表作成を行い、調査結果を考察する。
12週 【課題1】プレゼンボードの製作 調査結果を図表・スケッチ等を用いてわかりやすくまとめる。
13週 【課題2】建築見学の計画立案・資料収集 建築見学に必要な情報を収集し、旅行計画を立案する。
14週 【課題1】プレゼンテーション プレゼンボードを用いてわかりやすくプレゼンテーションできる。
15週 【課題2】見学した建築(夏休み課題)のプレゼンテーション・講評 夏休みを利用して建築の見学を行い、見学した成果をまとめ、わかりやすくプレゼンテーションできる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00001000100
基礎的能力000030030
専門的能力000070070
分野横断的能力0000000