建築法規

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 建築法規
科目番号 0042 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建築デザインコース 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 建築法規 松本光平  実教出版
担当教員 飯藤 將之,相模 誓雄

到達目標

実務における建築法規の重要性と建築基準法のあらましを知る。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
用語基本的な用語の深い意味がわかる基本的な用語の概念がわかる基本的な用語を理解していない
単体規定与条件から,採光や換気などの必要諸量を計算できる採光や換気に規定があることがわかる採光や換気の規定がわかっていない
集団規定与条件から,建築の形態を決めることができる建築の形態には規定があることがわかる面積や高さの規定がわかっていない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
この科目は企業で建築設計監理を担当していた教員が、その経験を活かし、建築設計に必要な法規について講義形式で授業を行います。
建築法規の入門として,建築法規の概要,建築物にかかわる幾つかの規定,よりスケールの大きい都市計画に関する規定,並びに諸手続きについて概説する。
授業の進め方・方法:
プリントを配布し,重要事項を板書あるいはスライド投影して解説する。重要事項に関する演習(数名で相談可)を行う。

予習:教科書を眺める  復習:演習問題を自分で解く
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 用語の定義
法の体系がわかる。
2週 用語の定義 建築物、特殊建築物などの法令用語の定義を理解している。
3週 用語の定義 建築申請で用いる面積、高さや階数を算定できる。
4週 単体規定 採光・換気の規定について理解している。
5週 単体規定 27条と35条の2について理解している。
6週 単体規定 防火規定,避難規定について理解している。
7週 単体規定 総合的な演習
8週 単体規定 壁量規定がわかる。
2ndQ
9週 集団規定 用途地域について理解している。
10週 集団規定 容積率・建ぺい率について理解している。
11週 集団規定 高さ制限について理解している。
12週 集団規定 総合的な演習
13週 手続き 確認と許可について説明できる
14週 手続き 企画から引き渡しまでの諸手続きを理解している。
15週 期末試験 理解度の確認
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野施工・法規請負契約(見積り、積算を含む)について説明できる。4
建築物などの定義について説明できる。4
工作物の定義について説明できる。4
防火に関する用語について説明できる。4
建築手続きに関する用語について説明できる。4
建築基準法に基づき、建築物の面積、高さ、階数が算定できる。4
一般構造(構造方法に関する技術的基準)の法令文を読み、適用できる。4
構造強度(構造計算方法に関する規定)の法令文を読み、適用できる。4
防火・耐火・内装制限に関する法令を探すことができる。4
避難・消防関係規定法令を探すことができる。4
建築設備関連法令を探すことができる。4
建築基準法で定める道路と敷地について説明できる。4
用途地域について説明できる。4
容積率・建ぺい率について説明できる。4
高さ制限について説明できる。4
防火地域について説明できる。4
確認と許可について説明できる。4
建築基準法に関連する法律関係(例えば都市計画法、消防法、ハートビル法、品確法、建築士法、建設業法、労働安全衛生規則など)の法令を探すことができる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000