認知科学演習

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 認知科学演習
科目番号 0050 科目区分 専門 / 選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建築デザインコース 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 プリント(配布)
担当教員 伊師 華江

到達目標

1.認知科学に関係する文献を読解することができる。
2.認知科学における代表的な研究方法を理解できる。
3.認知科学の研究を実践できる。
4.認知科学の研究方法を使って建築デザインの課題を解決について検討できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
認知科学の研究方法の理解手法の特徴と手順を具体的に理解し,利用することができる手法の特徴と手順を説明することができる左記に達しない。
認知科学の研究の計画自身で研究計画を立て,遂行することができる。教員の助言を受けて研究計画を立て,遂行することができる。左記に達しない。
効果的なプレゼンテーション調査および実験の内容,結果を分かりやすく伝えることができる。調査および実験の内容,結果を伝えることができる。左記に達しない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
この授業では演習を通じ,建築デザインに関する認知構造を可視化し,その認知構造に基づいてデザイン評価を行う手法について学びます。
授業の進め方・方法:
少人数のグループに分かれ,特定のテーマを設定した一連の演習(文献講読,評価実験の実施とデータの収集,評価データの解析)を行います。最後に結果を発表してレポートを作成します。
予習:演習で使用する手法の手順を理解しておく。使用するソフトウェア(※詳細はガイダンス時に説明します)の使いかたを理解しておく。復習:手法の適用例を考察する。
注意点:
授業では各自ノートパソコンを持参していただきます。授業内で行う演習では表計算ソフトウェア,統計解析ソフトウェアを使用します。履修人数は15人程度以内とします。自主的・能動的に学ぶ姿勢が必要です。本科目はより専門性の高い専攻科1年「感性デザイン」へと繋がります。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス,課題説明
学習目標と学習方法を理解できる。認知科学の代表的な研究方法の種類と特徴を確認することができる
2週 グループワーク:文献講読
研究目的,意義,研究方法,結果と考察を確認することができる
3週 グループワーク:文献講読 研究目的,意義,研究方法,結果と考察を確認することができる
4週 グループワーク:評価グリッド法を用いた認知構造の可視化 評価グリッド法の概要を理解することができる
5週 グループワーク:評価グリッド法を用いた認知構造の可視化 手法の手順を理解し,調査の計画ができる
6週 グループワーク:評価グリッド法を用いた認知構造の可視化 調査を実施し,データを収集できる
7週 グループワーク:評価グリッド法を用いた認知構造の可視化
データの整理方法と認知構造の可視化手法を理解し,実践できる
8週 グループワーク:主成分回帰分析を用いたデザイン評価 認知構造に基づいた評価項目の選定方法を理解し,実践できる
2ndQ
9週 グループワーク:主成分回帰分析を用いたデザイン評価 オンラインアンケートを作成して実施し,データを収集できる
10週 グループワーク:主成分回帰分析を用いたデザイン評価 多変量解析(主成分分析)を適用し,データの縮約をすることができる
11週 グループワーク:主成分回帰分析を用いたデザイン評価 多変量解析(重回帰分析)を適用し,データの予測をすることができる
12週 グループワーク:主成分回帰分析を用いたデザイン評価 分析結果を整理することができる
13週 グループワーク:主成分回帰分析を用いたデザイン評価 分析結果を考察することができる
14週 グループワーク:発表資料作り プレゼン資料を作成することができる
15週 成果発表
結果を発表することができる
16週 レポートの執筆 授業内容を踏まえたレポートを作成することができる

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

課題レポート授業内活動・授業内レポート発表合計
総合評価割合306010100
基礎的能力060060
専門的能力3001040