到達目標
1.認知科学に関係する文献を読解することができる。
2.認知科学における代表的な研究方法を理解できる。
3.認知科学の研究を実践できる。
4.認知科学の研究方法を使って建築デザインの課題を解決について検討できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
認知科学の研究方法の理解 | 手法の特徴と手順を具体的に理解し,利用することができる | 手法の特徴と手順を説明することができる | 左記に達しない。 |
認知科学の研究の計画 | 自身で研究計画を立て,遂行することができる。 | スタッフの助言を受けて研究計画を立て,遂行することができる。 | 左記に達しない。 |
効果的なプレゼンテーション | 調査および実験の内容,結果を分かりやすく伝えることができる。 | 調査および実験の内容,結果を伝えることができる。 | 左記に達しない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
この授業では心理学や認知科学,感性工学分野の代表的な研究方法の基礎知識を身につけ,それらの手法でデザインを評価するための実践的な利用法を学びます。
授業の進め方・方法:
少人数のグループに分かれ,特定のテーマを設定した一連の演習(文献講読,デザイン調査と制作,評価実験の実施,評価データの解析)を行います。最後に結果を発表してレポートを作成します。
予習:演習で使用する手法の手順を理解しておく。使用するソフトウェア(JASP,PsychoPy※詳細はガイダンス時に説明します)をインストールして使いかたを理解しておく。復習:手法の適用例を考察する。
注意点:
授業では各自ノートパソコンを持参していただきます。授業内で行う演習では表計算ソフトウェア,統計解析ソフトウェアを使用します。履修人数は15人程度以内とします。自主的・能動的に学ぶ姿勢が必要です。本科目はより専門性の高い専攻科1年「感性デザイン」へと繋がります。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス,課題説明
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学習目標と学習方法を理解できる。認知科学の代表的な研究方法の種類と特徴を確認する
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2週 |
グループワーク:文献講読
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研究目的,意義,研究方法,結果と考察を確認し,グループ内で議論する
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3週 |
グループワーク:文献講読 |
研究目的,意義,研究方法,結果と考察を確認し,グループ内で議論する
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4週 |
グループワーク:デザイン調査 |
デザイン調査と課題に即したデザイン案の制作(または収集)を行う
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5週 |
グループワーク:デザイン調査 |
デザイン調査と課題に即したデザイン案の制作(または収集)を行う
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6週 |
グループワーク:デザイン評価(計画) |
反応時間計測実験:計画を立てる SD法を用いた印象評価:計画を立てる
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7週 |
グループワーク:デザイン評価(準備)
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反応時間計測実験:実験準備を行う SD法を用いた印象評価:実験準備を行う
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8週 |
グループワーク:デザイン評価(実験実施) |
反応時間計測実験:評価実験を実施する SD法を用いた印象評価:評価実験を実施する
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2ndQ |
9週 |
グループワーク:デザイン評価(データ集計) |
反応時間計測実験:表計算ソフトを用いてデータを集計する SD法を用いた印象評価:表計算ソフトを用いてデータを集計する
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10週 |
グループワーク:デザイン評価(データ分析1) |
反応時間計測実験:JASPを用いて統計的検定を実施する SD法を用いた印象評価:JASPを用いて多変量解析を実施する
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11週 |
グループワーク:デザイン評価(データ分析2) |
反応時間計測実験:図表を作成する SD法を用いた印象評価:図表を作成する
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12週 |
グループワーク:デザイン評価(結果の考察) |
反応時間計測実験:分析結果を考察する SD法を用いた印象評価:分析結果を考察する
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13週 |
グループワーク:デザイン評価(結果のまとめ) |
実験結果をとりまとめる
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14週 |
グループワーク:デザイン評価(発表資料作り) |
プレゼン資料を作成する
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15週 |
成果発表
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結果を発表する
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16週 |
レポートの執筆 |
レポートを執筆する
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 課題レポート | 授業内活動・授業内レポート | 発表 | 合計 |
総合評価割合 | 30 | 60 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 60 | 0 | 60 |
専門的能力 | 30 | 0 | 10 | 40 |