到達目標
1.論理的な文章をよみ、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、自分の意見を表すことができる。2.代表的な文学作品をよみ、人物・情景・心情の描写ならびに描写意図などを理解して味わうとともに、その作品の面白さを他者に説明することができる。3.俳句の創作を通して、文学的創作活動を体験するとともに、作品の鑑賞をすることができる。4.代表的な古文をよみ、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができる。5.漢詩文についての文章をよみ、日本における漢詩文の位置づけの変遷を学ぶとともに、漢詩文の意義について意見を述べることができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 論理的な文章をよみ、論旨を客観的に理解し、要約し、自分の意見を表すことができる。 | 論理的な文章をよみ、論旨を客観的に理解し、要約することができる。 | 論理的な文章をよみ、論旨を客観的に理解し、要約することができない。 |
評価項目2 | 代表的な文学作品をよみ、描写ならびに描写意図などを理解し、その作品の面白さを他者に説明することができる。 | 代表的な文学作品をよみ、描写ならびに描写意図などを理解することができる。 | 代表的な文学作品をよみ、描写ならびに描写意図などを理解することができない。 |
評価項目3 | 俳句の創作をとおして、文学的創作活動を体験するとともに、作品の鑑賞をすることができる。 | 俳句の創作をすることができる。 | 俳句の創作をすることができない。 |
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学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
論理的な文章や文学的な文章を読むことを通して、日本語の表現や思考方法を学び、自分の考えを他者に正確に伝えることが出来るようにする。
授業の進め方・方法:
講義形式で行う。適宜、小テストの実施、レポートや作品等の提出を求める。
注意点:
合格点は50点である。到達度試験(中間)と到達度試験(期末)の成績80%に、ファイル整理・授業態度など平素の成績を10%、漢字小テストの取り組みを10%として加え、評価する。総合評価=(前期末成績+後期末成績)÷2(講義を受ける前)教科書、副教材、国語辞典(必要に応じて古語辞典)を忘れずに準備し、該当箇所を通読(古文は予習)しておくこと。(講義を受けた後)言葉の意味やよみなどを確認をして基礎知識の定着をはかり、読んだ文章に対する自分の意見を考えてほしい。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業のガイダンス |
授業の進め方と評価の仕方について説明する。
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2週 |
評論「科学が宗教になる」 |
近代における科学と宗教の関係を理解し、それに対する自分の意見を述べることができる。
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3週 |
同上 |
同上
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4週 |
同上 |
同上
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5週 |
創作と鑑賞「俳句」 |
俳句の作り方を学び、俳句を鑑賞することができる。
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6週 |
同上 |
同上
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7週 |
同上 |
同上
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8週 |
到達度試験(前期中間) |
上記項目について学習した内容の理解度を授業の中で確認する。
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2ndQ |
9週 |
到達度試験の解説と解答 |
到達度試験の解説と解答
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10週 |
評論「ふたつの誤り」 |
「ふたつの誤り」の内容を理解した上で、科学的な研究のあり方について自分なりの考えを示すことができる。
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11週 |
同上 |
同上
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12週 |
同上 |
同上
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13週 |
小説『蠅』 |
登場人物の描写から小説の構造を理解し、この作品の面白さを述べることができる。
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14週 |
同上 |
同上
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15週 |
到達度試験(前期末) |
上記項目について学習した内容の理解度を確認する。
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16週 |
到達度試験の解説と解答 |
到達度試験(前期末)の解説と解答、および授業アンケート
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後期 |
3rdQ |
1週 |
評論「イノセンス」 |
近年の若者の行動と心理についての筆者の意見を理解し、それに対する自分の意見を述べることができる。
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2週 |
同上 |
同上
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3週 |
同上 |
同上
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4週 |
古典「伊勢物語」 |
八三段・八五段をよみ、語りの構造と面白さが分かる。
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5週 |
同上 |
同上
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6週 |
同上 |
同上
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7週 |
同上 |
同上
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8週 |
到達度試験(後期中間) |
上記項目について学習した内容の理解度を確認する。
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4thQ |
9週 |
到達度試験の解説と解答 |
到達度試験の解説と解答
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10週 |
古典「漢詩文世界の人々」 |
三国・晋・南北朝期の人物に関する文書を読み、漢詩文世界について理解を深めることができる。
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11週 |
同上 |
同上
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12週 |
評論「失明の時代」 |
近代技術と日本社会の構造について理解し、それに対する自分の意見を述べることができる。
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13週 |
同上 |
同上
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14週 |
同上 |
同上
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15週 |
到達度試験(後期末) |
上記項目について学習した内容の理解度を確認する。
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16週 |
到達度試験の解説と解答 |
到達度試験(後期末)の解説と解答、および授業アンケート
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 小テスト | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 10 | 0 | 0 | 0 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 80 | 10 | 0 | 0 | 0 | 10 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |