1.論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、自分の意見を表すことができる。2.文章を客観的に理解し、人間・社会・自然などについて考えを深め、広げることができる。3.現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字等の基礎的知識についての理解を深め、その特徴を理解できる。
概要:
論理的な文章を読むことを通して、日本語の表現や思考方法を学び、自分の考えを他者に正確に伝えることができるようにする。
授業の進め方・方法:
講義形式で行う。適宜、小テストの実施、レポート等の提出を求めることがある。
注意点:
合格点は50点である。到達度試験(中間)と到達度試験(期末)の成績80%に、ファイル整理・授業態度など平素の成績を10%、漢字小テストの取り組みを10%として加え、評価する。総合評価=(前期末成績+後期末成績)÷2
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業のガイダンス |
授業の進め方と評価の仕方について説明する。
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2週 |
自分の時間で読み継ぐ |
言葉の働きについて理解し、要約することができる。
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3週 |
わかりあえないことから |
「対話」について理解し、要約することができる。
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4週 |
上手い、おもしろい |
「おもしろい」と「上手い」の違いについて理解し、説明することができる。
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5週 |
同上 |
「写実的に描く」ことに対する自分の考えをまとめることができる。
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6週 |
未来を予測する最善の方法 |
情報化社会の「光」と「影」について理解し、要約することができる。
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7週 |
同上 |
情報化社会をよりよく生きるために何が必要か、自分の考えをまとめることができる。
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8週 |
到達度試験(前期中間) |
上記項目について学習した内容の理解度を授業の中で確認する。
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2ndQ |
9週 |
到達度試験の解説と解答 |
到達度試験の解説と解答
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10週 |
生命誌からのメッセージ |
生命の共存について理解し、要約した上で自分の考えをまとめることができる。
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11週 |
マルジャーナの知恵 |
情報の商品化とはどういうことか理解し、説明することができる。
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12週 |
同上 |
資本主義の基本原理について理解し、要約することができる。
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13週 |
〈普遍語〉とは何か? |
〈普遍語〉について理解し、人類に何をもたらしたのか説明することができる。
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14週 |
同上 |
「〈図書館〉に出入りするということ」の意味を踏まえ、要約することができる。
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15週 |
到達度試験(前期末) |
上記項目について学習した内容の理解度を確認する。
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16週 |
到達度試験の解説と解答 |
到達度試験(前期末)の解説と解答、および授業アンケート
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後期 |
3rdQ |
1週 |
対話する社会へ |
対話の思想について理解し、要約した上で自分の考えをまとめることができる。
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2週 |
人と動物、共存の場所 |
「共生」と「共棲」の違いについて理解し、説明することができる。
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3週 |
同上 |
「怖れながらの管理」の理解を踏まえ、要約することができる。
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4週 |
美意識は資源である |
「資源が美意識」とはどういうことか理解し、説明することができる。
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5週 |
同上 |
要約した上で自分の考えをまとめることができる。
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6週 |
働くことの意味 |
「働く」ことの本質について理解し、説明することができる。
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7週 |
同上 |
「働く」とはどういうことかの理解を踏まえ、要約することができる。
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8週 |
到達度試験(後期中間) |
上記項目について学習した内容の理解度を確認する。
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4thQ |
9週 |
到達度試験の解説と解答 |
到達度試験の解説と解答
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10週 |
時間をめぐる衝突 |
人の営みと時間との関係について理解し、要約した上で自分の考えをまとめることができる。
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11週 |
ビッグデータと人工知能 |
「AI」と{IA]の違いについて理解し、説明することができる。
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12週 |
同上 |
「IA」の斬新な可能性に触れながら、要約をすることができる。
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13週 |
現代社会はどこへ向かうか |
「環境容量」「リスク社会論」について理解し、説明することができる。
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14週 |
同上 |
要約した上で地球環境問題について、自分の考えをまとめることができる。
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15週 |
到達度試験(後期末) |
上記項目について学習した内容の理解度を確認する。
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16週 |
到達度試験の解説と解答 |
到達度試験(後期末)の解説と解答、および授業アンケート
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 国語 | 国語 | 論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。 | 2 | |
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。 | 2 | |
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。 | 2 | |
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。 | 2 | |
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。 | 2 | |
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。 | 2 | |
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。 | 2 | |
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。 | 2 | |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。 | 1 | |
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。 | 1 | |
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。 | 1 | |
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。 | 1 | |
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。 | 1 | |
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。 | 1 | |
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。 | 1 | |
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。 | 1 | |
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。 | 1 | |
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。 | 1 | |
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。 | 1 | |
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。 | 1 | |
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。 | 1 | |
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。 | 1 | |
事実をもとに論理や考察を展開できる。 | 1 | |
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。 | 1 | |