総合英語Ⅱ(5M)

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 総合英語Ⅱ(5M)
科目番号 0002 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 一般教科(人文科学系) 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 Science in Focus (成美堂), 『TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編』(国際ビジネスコミュニケーション協会). 副教材として英検の過去問題、TOEICの問題、自作のプリントを使用する。
担当教員 杉浦 克哉

到達目標

1. TOEICに相当するレベルの難易度で750語程度の長さの英文を限られた時間内に正確に読み理解できる。
2. リスニング力を向上させる。どのような訓練をすれば、聞き取りが難解な箇所でさえも聞き取れるようになるかを知り、自分で訓練できる。TOEICのリスニング問題で常に6割以上の得点を取ることができる。
3. 自分の考えを50語から100語程度の英語で的確かつ論理的に表現することができる。文法や語法上のミスが無いだけでなく、説得力があり独創的な英文を作ることができる。
4. 自分の考えを英語で口頭により伝え、他の学生にそれを理解させる努力ができる。
5. 身近なことを平易な表現を用いてすぐに表現できる。
6. TOEIC400点以上、あるいは600点以上のスコアを取るために必要な語彙力、読解力、リスニング力、文法知識を習得する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1TOEICに相当するレベルの難易度で750語程度の長さの英文を、辞書を使わずに内容を正確に理解して読むことができる。内容を問う問題に正確に答えることができる。TOEICに相当するレベルの難易度で750語程度の長さの英文を、辞書を使えば時間はかかるものの内容を正確に理解して読むことができる。内容を問う問題に正確に答えることができる。TOEICに相当するレベルの難易度で750語程度の長さの英文を、辞書を使えば時間はかかるものの内容の一部を理解して読むことできる。内容を問う問題に5割程度の確率で正解できる。
評価項目2授業で学んだ聞き取りの訓練を毎日行っている。TOEICのリスニングの問題で常に7割以上の得点を取ることができる。授業で学んだ聞き取りの訓練を毎日行っている。TOEICのリスニングの問題で常に6割以上の得点を取ることができる。授業で学んだ聞き取りの訓練を時々行うだけである。TOEICのリスニングの問題の得点が6割未満である。
評価項目3文法や語法上のミスが無いだけでなく、説得力があり独創性のある内容の自由英作文を作ることができる。副詞や助動詞が適切に使われ豊富な語彙で英文が表される。文法や語法上のミスが無いだけでなく、説得力があり独創性のある内容の自由英作文を作ることができる。自由英作文を作成する際、文法や語法上のミスが多い。内容に説得力、独創性がない。
評価項目4自分の考えを英語で口頭により伝える際、聞き手が理解しているかどうかを確かめながら話すことができる。聞き手にとって理解が難しい箇所は、繰り返し言ったり、別の言葉で言い換えたりして、聞き手に理解させる努力ができる。自分の考えを英語で口頭により伝える際、聞き手が理解しているかどうかを確かめながら話すことができる。自分の考えを英語で口頭により伝える際、声が小さく、そして読めない語があるために時々詰まってしまう。聞き手に十分な配慮をすることなく、単に原稿を読むだけである。
評価項目5語彙力を問うクイズを解いたとき全体の9割以上を正解できる。語彙力を問うクイズを解いたとき全体の8割以上を正解できる。語彙力を問うクイズを解いたとき正解率が全体の8割未満である。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
この授業の目標は学生が総合的な英語力を向上させることと、TOEICで全員が400点以上を獲得し、さらに10人以上の学生が600点以上を獲得することである。総合的な英語力を向上させるために、発音練習、語彙力を増やすための読解、クイズ(小テスト)、口頭発表、英作文、リスニング、読解、英会話等を行う。TOEICについては次の3つを学生が習慣的に行えるようにすることで目標を達成する。1. 語彙力を増やすために、知識や理解があいまいな語や句、構文を全て正確に理解し暗記する。2. リスニングで聞き取りにくい箇所は何度も繰り返して聞き、CDと同時に英語を発する訓練をする。3. 限られた時間内に所定の問題数を解く訓練をする。学生が英語に触れる機会を増やすために、授業の大部分は英語で行われる。文法の説明や読解は日本語で行うことがある。また、学生は原則として英語で話さなければならない。
授業の進め方・方法:
発音練習、クイズ(小テスト)、口頭発表、[リスニング、読解、英作文、英会話]、語彙力を増やすための読解を行う。[ ]で囲まれた部分は教科書Science in Focusを用いて行う。Crossword、Q & A等のプリントにより教科書を進める。授業2回で1つのUnitを終えることを目安とするが、進み方は変わる場合がある。語彙力を増やすための読解は『TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編』や英検の過去問題を用いる。その他の活動は自作のプリントにより行う。口頭発表については、予めテーマ・問題を与えるので、自分の考えを50語から100語程度の英語で用意しそれを発表する。文法や語法上のミスが無いだけでなく、説得力があり独創的な英文を書くことに努めなければならない。また聞き手に聞こえるように、そして伝わるように話さなければならない。学生が復習しやすいように音声のみの動画を活用することがある。グループ活動を行う場合、学生による相互評価を行うことがある。授業では発展的な内容を扱うことがある。クイズや定期試験では応用問題を出す場合がある。授業の進め方は変更される場合がある。
予習として発表原稿の作成、発音練習、クイズ対策、口頭発表の練習、英作文の作成、教科書の理解をしてくること。不明な語句は必ず全て辞書で調べ教科書やノート等にメモすること。復習として重要事項の暗記や聞き取りの練習をすること。必要に応じて音声のみの動画を視聴し授業内容を確かめること。
注意点:
眠り続けている学生へは単位を出さない場合がある。提出物や小レポート・エッセイの作成において剽窃や盗用があった場合、単位を出さない場合がある。
[評価方法]合格点は60点である。中間試験、期末試験以外にクイズ(小テスト)、レポート(提出物)、口頭発表も評価に加わる。小テストとしてリスニングの試験も行う。グループ活動を行う場合、学生による相互評価を行うことがあるがこれも評価に加わる。定期試験では試験に出る問題は原則として事前に伝えられないが、数問程度ならば事前に告知される場合がある。また、以下に示す評価割合は変更する場合がある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業の進め方と評価の仕方を説明する。
発音練習、クイズ(小テスト)、口頭発表、[リスニング、読解、自由英作文、英会話]、語彙力を増やすための読解 ([ ]の部分はその日の授業で進められるところまで行い、次回の授業でその続きを行う。第2回目以降の授業は定期試験、試験返却を除き、全てこれと同じなので以下では省略。)、Unit 1
上記の「到達目標」「評価(ルーブリック)」に従う。第2回目以降の授業は全てこれと同じなので以下では省略。
2週 Unit 1
3週 Unit 2
4週 Unit 2
5週 Unit 3
6週 Unit 3
7週 到達度試験(前期中間)
8週 試験の解説、Unit 4
2ndQ
9週 Unit 4
10週 Unit 5
11週 Unit 5
12週 Unit 6
13週 Unit 6
14週 Unit 7
15週 Unit 7
16週 到達度試験(前期期末)
後期
3rdQ
1週 Unit 8
2週 Unit 8
3週 Unit 9
4週 Unit 9
5週 Unit 10
6週 Unit 10
7週 到達度試験(後期中間)
8週 試験の解説、Unit 11
4thQ
9週 Unit 11
10週 Unit 12
11週 Unit 12
12週 Unit 13
13週 Unit 13
14週 Unit 14
15週 Unit 14
16週 到達度試験(後期期末)

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験小テスト発表レポートその他合計
総合評価割合50205520100
基礎的能力3020552080
専門的能力000000
分野横断的能力20000020