現代の社会Ⅰ

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 現代の社会Ⅰ
科目番号 0003 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 一般教科(人文科学系) 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:「現代社会」東京書籍 / 補助教材:「最新現代社会資料集 新版」第一学習社
担当教員 米澤 晋彦

到達目標

1.SDGsがわかる。
2.現代社会が直面している主要な時事問題がわかる。
3.青年期と自己形成の課題がわかる。
4.日本国憲法と民主政治がわかる。
5.現代社会と法がわかる。
6.国際社会と人類の課題がわかる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1SDGsについて、具体的に説明できる。SDGsについて、概要を説明できる。SDGsについて、概要を説明できない。
評価項目2現代社会が直面している主要な時事問題について、具体的に説明できる。現代社会が直面している主要な時事問題の概要を説明できる。現代社会が直面している主要な時事問題の概要を説明できる。
評価項目3青年期と自己形成の課題を、具体的に説明できる。青年期と自己形成の課題の概要を説明できる。青年期と自己形成の課題の概要を説明できない。
評価項目4日本国憲法と民主政治について、具体的に説明できる。日本国憲法と民主政治の概要を説明できる。日本国憲法と民主政治の概要を説明できない。
評価項目5現代社会と法について、具体的に説明できる。現代社会と法の概要を説明できる。現代社会と法の概要を説明できない。
評価項目6国際政治のしくみと動向について、具体的に説明できる。国際政治のしくみと動向の概要を説明できる。国際政治のしくみと動向の概要を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
日本および世界における現代社会の諸問題について多様な観点から学ぶことにより、現代世界において自ら考え主体的に生きていくために必要な基礎能力を身に付ける。
授業の進め方・方法:
授業形式。授業中にはパワーポイントや板書を書き写すだけでなく、口頭説明のメモをとること。
必要に応じて適宜、小テストないしレポート課題を実施する。試験結果が合格点に達しない場合、再試験を行うことがある。
注意点:
合格点は50点である。前期・後期の成績は、それぞれの中間・期末到達度試験の結果を70%、小テストないしレポートを20%、授業態度を10%で評価する。学年総合成績=(前期成績+後期成績)/2。
授業を受ける前:日常的にテレビや新聞などのメディアで、日々のニュースに触れておくこと。
授業を受けた後:授業中に出てきた分からない漢字や語句、地名を、指示されなくとも自らすすんで、辞書や地図で調べて確認しておくこと。この実直な作業は、後に本当の実力として大いに身になるものである。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業のガイダンス
SDGsについて
授業の進め方と評価の仕方について説明する。
SDGsについてわかる。
2週 現代社会とわたしたち① 現代社会が直面している地球環境問題がわかる。
3週 現代社会とわたしたち② 現代社会が直面している資源・エネルギー問題がわかる。
4週 現代社会とわたしたち③ 現代社会が直面している科学技術の発達と生命についての問題がわかる。
5週 現代社会とわたしたち④ 現代社会が直面している情報化の進展と生活についての問題がわかる。
6週 現代社会と青年の生き方① 現代社会と青年の関係および青年期の発達課題がわかる。
7週 現代社会と青年の生き方② 自己形成と社会との関わりがわかる。
8週 到達度試験(前期中間) 上記項目について学習した内容の理解度を確認する。
2ndQ
9週 試験の解説と解答 到達度試験の解説と解答を受けて、今までの学習を振り返り、自分の課題を見いだす。
10週 よりよく生きることを求めて① 代表的な哲学および宗教がわかる。
11週 よりよく生きることを求めて② 近代科学の考え方および人間の尊厳に関わる代表的な思想がわかる。
12週 よく生きることを求めて③ 日本の思想の特徴と代表的な人物の思想がわかる。
13週 民主政治とは 民主政治の成立と基本的人権の確立の過程がわかる。
14週 日本国憲法の基本原理① 日本国憲法と3つの原理がわかる。
15週 到達度試験(前期期末) 上記項目について学習した内容の理解度を確認する。
16週 試験の解説と解答 到達度試験の解説と解答を受けて、今までの学習を振り返り、自分の課題を見いだす。
後期
3rdQ
1週 日本国憲法の基本原理② 基本的人権の保障がわかる。
2週 日本国憲法の基本原理③ 新しい人権と人権保障の広がりがわかる。
3週 日本国憲法の基本原理④ 平和主義と安全保障がわかる。
4週 日本の政治機構① 国会と立法、内閣と行政の関係とそのしくみがわかる。
5週 日本の政治機構② 裁判所と司法の関係とそのしくみがわかる。地方自治がわかる。
6週 現代政治の特質と課題① 選挙のしくみと課題、政党と利益集団の関係がわかる。
7週 現代政治の特質と課題② 世論と政治参加についてわかる。
8週 到達度試験(後期中間) 上記項目について学習した内容の理解度を確認する。
4thQ
9週 試験の解説と解答 到達度試験の解説と解答を受けて、今までの学習を振り返り、自分の課題を見いだす。
10週 現代社会と法① 法の働きおよび社会生活と法の関係についてわかる。
11週 現代社会と法② 司法と人権の関係についてわかる。
12週 国際政治のしくみと動向① 国際社会の特質がわかる。
13週 国際政治のしくみと動向② 紛争を避けるしくみがわかる。
14週 国際政治のしくみと動向③ 冷戦とその後の世界がわかる。
15週 到達度試験(後期期末) 上記項目について学習した内容の理解度を確認する。
16週 試験の解説と解答 到達度試験の解説と解答を受けて、今までの学習を振り返り、自分の課題を見いだす。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会公民的分野人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。1前6,前7,前10,前11,前12
自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。1前13,前14,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後9,後10,後11
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。1前1,前2,前3,前4,前5,後12,後13,後14
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。1前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。1前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後16
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。1前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後16
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。1前1
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。1前1
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。1前1
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。1前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。1前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。1前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。1前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。1前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
法令やルールを遵守した行動をとれる。1前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。1前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16

評価割合

到達度試験授業態度小テストないしレポート合計
総合評価割合70102000100
基礎的能力705100085
専門的能力000000
分野横断的能力05100015