国語ⅠA

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 国語ⅠA
科目番号 0013 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 一般教科(人文科学系) 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:『改訂版はじめての評論文20選』(明治書院) 辞 書:国語辞典・古語辞典(電子辞書も可) 補助教材:『常用漢字の級別学習 コンプリート 新装版』(京都書房)『新版三訂カラー版新国語便覧』(第一学習社) その他:自製プリントの配布
担当教員 岩田 久美加

到達目標

1.論理的な文章をよみ、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、自分の意見を表すことができる。2.代表的な文学作品をよみ、人物・情景・心情の描写ならびに描写意図などを理解して味わうとともに、その作品の面白さを他者に説明することができる。3.俳句の創作をとおして、文学的創作活動を体験するとともに、作品の鑑賞をすることができる。4.代表的な狂言をよむことを通して、日本古来の演劇における言葉や表現方法の特徴を知り、その面白さを理解し、説明することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1論理的な文章をよみ論旨を客観的に理解し、要約し、自分の意見を表すことができる。論理的な文章をよみ論旨を客観的に理解し、要約することができる。論理的な文章をよみ論旨を客観的に理解し、要約することができない。
評価項目2代表的な文学作品をよみ、描写ならびに描写意図などを理解し、その作品の面白さを他者に説明することができる。代表的な文学作品をよみ、描写ならびに描写意図などを理解することができる。代表的な文学作品をよみ、描写ならびに描写意図などを理解することができない。
評価項目3俳句の創作をとおして、文学的創作活動を体験するとともに、作品の鑑賞をすることができる。俳句の創作をすることができる。俳句の創作をすることができない。
評価項目4狂言をよむことを通して、日本の伝統的な演劇の表現方法を理解することができる。 狂言をよんで、内容を理解することができる。 狂言をよんで、内容を理解することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
論理的な文章や文学的な文章を正確によむことを通して、日本語の表現や思考方法を学び、自分の考えを他者に正確に伝えることが出来るようにする。
授業の進め方・方法:
講義形式で行う。適宜、小テストの実施、レポートや作品等の提出を求める。
注意点:
合格点は50点である。到達度試験(中間)と到達度試験(期末)の成績80%に、ファイル整理・授業態度など平素の成績を10%、漢字小テストの取り組みを10%として加え、評価する。総合評価=(前期末成績+後期末成績)÷2

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業のガイダンス 授業の進め方と評価の仕方について説明する。
2週 評論「人は独創的でありたいか」 「差異」をキーワードに近代社会について理解した上で、それに対する自分の意見を述べることができる。
3週 同上 同上
4週 同上 同上
5週 創作と鑑賞「俳句」 俳句の作り方を学び、俳句を鑑賞することができる。
6週 同上 同上
7週 同上 同上
8週 到達度試験(前期中間) 上記項目について学習した内容の理解度を授業の中で確認する。
2ndQ
9週 到達度試験の解説と解答 到達度試験の解説と解答
10週 評論「日本人はなぜ靴を脱ぐのか」 「風土」と「建築」の関係を理解し、都市形成について考え、自分の意見を述べることができる。
11週 同上 同上
12週 評論「言葉のちぐはぐ」 「言葉」について理解した上で、それに対する自分の意見を述べることができる。
13週 同上 同上
14週 同上 同上
15週 到達度試験(前期末) 上記項目について学習した内容の理解度を確認する。
16週 到達度試験の解説と解答 到達度試験(前期末)の解説と解答、および授業アンケート
後期
3rdQ
1週 評論「技術の正体」 「技術」への思い違いを理解し、科学技術について考え、自分の意見を述べることができる。
2週 同上 同上
3週 同上 同上
4週 同上 同上
5週 小説「蜜柑」 情景描写などから「私」の心情の変化をよみとり、小説の構造を理解することができる。
6週 同上 同上
7週 同上 同上
8週 到達度試験(後期中間) 上記項目について学習した内容の理解度を確認する。
4thQ
9週 到達度試験の解説と解答 到達度試験の解説と解答
10週 評論「「貨幣」の本質、「愛」の本質」 貨幣論を理解した上で、それに対する自分の考えを述べることができる。
11週 同上 同上
12週 狂言「附子」 狂言をよむことを通して、日本の伝統的な演劇の表現方法を理解することができる。
13週 同上 同上
14週 同上 同上
15週 到達度試験(後期末) 上記項目について学習した内容の理解度を確認する。
16週 到達度試験の解説と解答 到達度試験(後期末)の解説と解答、および授業アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験小テスト相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合801000010100
基礎的能力60100001080
専門的能力0000000
分野横断的能力200000020