人類史Ⅰ(2B)

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 人類史Ⅰ(2B)
科目番号 0016 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 一般教科(人文科学系) 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:「新詳 世界史B」帝国書院 、「日本史B 新訂版」清水書院/ 補助教科書:「グローバルワイド 最新世界史図表」第一学習社、「最新日本史図表」第一学習社
担当教員 長井 栄二

到達目標

1.古代地中海世界の概要がわかる。
2.東アジア世界の歴史と日本の古代史の概要がわかる。
3.中世のヨーロッパ世界とイスラーム世界の概要がわかる。
4.ユーラシアの歴史と日本の中世史の概要がわかる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1古代地中海世界の特徴を、具体的に説明できる。古代地中海世界の概要を説明できる。古代地中海世界の概要を説明できない。
評価項目2東アジア世界の歴史と日本の古代史の関係を、具体的に説明できる。東アジア世界の歴史と日本の古代史の概要を説明できる。東アジア世界の歴史と日本の古代史の概要を説明できない。
評価項目3中世のヨーロッパ世界とイスラーム世界の関係を、具体的に説明できる。中世のヨーロッパ世界とイスラーム世界の概要を説明できる。中世のヨーロッパ世界とイスラーム世界の概要を説明できない。
評価項目4ユーラシアの歴史と日本の中世史の関係を、具体的に説明できる。ユーラシアの歴史と日本の中世史の概要を説明できる。ユーラシアの歴史と日本の中世史の概要を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
世界の諸地域の成立史について、また特に東アジア世界の歴史と日本の古代・中世史とを関連づけて学ぶことによって、現代の国際社会の中で諸地域の文化を理解するために必要な基礎能力を身に付ける。
授業の進め方・方法:
授業形式。授業中には板書を書き写すだけでなく、口頭説明のメモをとること。
必要に応じて適宜、小テストないしレポート課題を実施する。試験結果が合格点に達しない場合、再試験を行うことがある。
注意点:
合格点は50点である。前期・後期の成績は、それぞれの中間・期末の試験結果を70%、小テストないしレポートを15%、授業態度を15%で評価する。学年総合成績=(前期成績+後期成績)/2。
授業を受ける前:日常的にテレビや新聞などのメディアで、日々のニュースに触れておくこと。
授業を受けた後:授業中に出てきた分からない漢字や語句、地名を、指示されなくとも自らすすんで、辞書や地図で調べて確認しておくこと。この実直な作業は、後に本当の実力として大いに身になるものである。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業のガイダンス 授業の進め方と評価の仕方について説明する。
2週 オリエント文明 文明の出現について学ぶ。
3週 古代ギリシア 古代ギリシア政治について学ぶ。
4週 古代ローマ 古代ローマ社会とキリスト教について学ぶ。
5週 インダス文明 古代インド社会について学ぶ。
6週 南アジア世界 仏教の成立と広がりについて学ぶ。
7週 到達度試験(前期中間) 上記項目について学習した内容の理解度を授業の中で確認する。
8週 試験の解説と解答 到達度試験の解説と解答
2ndQ
9週 中国文明 儒教と秦帝国の成立について学ぶ。
10週 中央ユーラシア世界 中央ユーラシア社会の特徴について学ぶ。
11週 縄文・弥生文化 先史時代の日本について学ぶ。
12週 中華帝国 漢帝国の成立について学ぶ。
13週 東アジア世界の成立 東アジアの冊封体制について学ぶ。
14週 東アジア世界の再編 隋唐帝国の成立について学ぶ。
15週 到達度試験(前期末) 上記項目について学習した内容の理解度を授業の中で確認する。
16週 試験の解説と解答 到達度試験の解説と解答、および授業アンケート
後期
3rdQ
1週 律令国家「日本」の樹立 日本の律令体制の成立について学ぶ。
2週 ヨーロッパ世界の成立 ヨーロッパ世界の成立について学ぶ。
3週 西ヨーロッパの中世社会 西ヨーロッパ中世社会の特徴について学ぶ。
4週 イスラーム世界の成立 イスラームの成立と広がりについて学ぶ。
5週 イスラームの社会 イスラーム社会の特徴について学ぶ。
6週 西ヨーロッパ社会の変容 イスラーム社会の特徴について学ぶ。
7週 中華秩序の動揺 中華秩序の動揺について学ぶ。
8週 到達度試験(後期中間) 上記項目について学習した内容の理解度を授業の中で確認する。
4thQ
9週 試験の解説と解答 到達度試験の解説と解答
10週 鎌倉幕府の成立 日本の中世社会の成立について学ぶ。
11週 ユーラシアの一体化と危機 ユーラシア大交流圏の出現と東西の危機について学ぶ。
12週 海洋アジア交易圏の繁栄 明帝国の成立と冊封体制の再編について学ぶ。
13週 ユーラシアの大帝国群 ユーラシア諸帝国の成立について学ぶ。
14週 室町時代の社会 日本の中世社会の動揺について学ぶ。
15週 到達度試験(後期末) 上記項目について学習した内容の理解度を授業の中で確認する。
16週 試験の解説と解答 到達度試験の解説と解答、および授業アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。2

評価割合

到達度試験小テストないしレポート授業態度合計
総合評価割合701515100
知識の基本的な理解5015065
思考・表現200020
態度(人間力)001515