英語LL演習(3B)

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 英語LL演習(3B)
科目番号 0024 科目区分 一般 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 一般教科(人文科学系) 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 For and Against Expressing Opinions and Exchanging Ideas (成美堂). 副教材としてCROWN PLUS (三省堂)や英検の問題、大学入試過去問題、自作のプリントを使用する。参考図書: 『英語耳』松澤喜好著, 『英語舌のつくり方』野中泉著, 『世界一わかりやすい英語の発音』関正生著.
担当教員 杉浦 克哉

到達目標

1. 英語を正しく発音できる。英語の子音、母音を発音する際の口の形・大きさ、舌の位置、息の強さ等を覚えることにより正しく発音できる。
2. リスニング力を向上させる。どのような訓練をすれば、聞き取りが難解な箇所でさえも聞き取れるようになるかを知り、自分で訓練できる。英検2級やセンター試験のリスニングの過去問題で常に8割以上の得点を取ることができる。
3. 身近なことを平易な表現を用いてすぐに表現できる。
4. 文法や語法上のミスが無いだけでなく説得力があり独創的な英文を作ることができる。
5. 自分の考えを英語で口頭により伝え、他の学生にそれを理解させることができる。
6. 英検2級合格に必要な語彙力、読解力、リスニング力、文法知識を習得する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1英語の子音、母音を発音する際の口の形・大きさ、舌の位置、息の強さ等を覚え、正しく発音できる。英語母語話者と話したとき、相手が聞き返すことがほとんど無く、会話を続けることができる。英語の子音、母音を発音する際の口の形・大きさ、舌の位置、息の強さ等を覚え、正しく発音できる。英語の子音、母音を発音する際、誤った口の形・大きさ、舌の位置、息の強さで発音してしまう。
評価項目2授業で学んだ聞き取りの訓練を毎日行っている。英検2級やセンター試験のリスニングの過去問題で常に9割以上の得点を取ることができる。センター試験のリスニング問題で常に8割以上の得点を取ることができる。授業で学んだ聞き取りの訓練を毎日行っている。英検2級やセンター試験のリスニングの過去問題で常に8割以上の得点を取ることができる。センター試験のリスニング問題で常に7割以上の得点を取ることができる。授業で学んだ聞き取りの訓練を時々行うだけである。英検2級やセンター試験のリスニングの過去問題の得点が8割未満である。センター試験のリスニング問題の正解率が7割未満である。
評価項目3文法や語法上のミスが無いだけでなく、説得力があり独創性のある内容の自由英作文を作ることができる。副詞や助動詞が適切に使われ豊富な語彙で英文が表される。文法や語法上のミスが無いだけでなく、説得力があり独創性のある内容の自由英作文を作ることができる。自由英作文を作成する際、文法や語法上のミスが多い。内容に説得力、独創性がない。
評価項目4自分の考えを英語で口頭により伝える際、聞き手が理解しているかどうかを確かめながら話すことができる。聞き手にとって理解が難しい箇所は、繰り返し言ったり、別の言葉で言い換えたりして、聞き手に理解させる努力ができる。自分の考えを英語で口頭により伝える際、聞き手が理解しているかどうかを確かめながら話すことができる。自分の考えを英語で口頭により伝える際、声が小さく、そして読めない語があるために時々詰まってしまう。聞き手に十分な配慮をすることなく、単に原稿を読むだけである。
評価項目5条件英作文の問題、語彙力を問うクイズを解いたとき全体の9割以上を正解できる。条件英作文の問題、語彙力を問うクイズを解いたとき全体の8割以上を正解できる。条件英作文の問題、語彙力を問うクイズを解いたとき正解率が全体の8割未満である。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
この授業の目標は、学生が英語を正しく発音できることとリスニング力を向上させることである。前者は、英語の子音、母音を発音する際の口の形・大きさ、舌の位置、息の強さ等を覚えることで正確な発音を習得する。後者は、英語母語話者による音声のCDを用い、聞き取りにくい箇所を何度も繰り返し聞き続け、さらにCDと同時に英語を発する訓練をすることで、英語を聞き取る力を向上させる。目安として英検2級やセンター試験のリスニングの過去問題で常に8割以上の得点を取ることを目標とする。正しく発音できればその音声も正確に聞き取ることができるゆえ、両者を訓練することは相乗効果を生む。授業の大きな目標はこの2つであるが、これら以外に1行から2行程度の長さの日本語を英語に翻訳する条件英作文、与えられたテーマに対し自分の考えを50語から100語程度で述べる自由英作文、口頭発表、英会話、語彙力を増やすための読解も補助的に行う。学生が英語に触れる機会を増やすために、授業の大部分は英語で行われる。文法の説明や読解は日本語で行うことがある。また学生は原則として英語で話さなければならない。授業の大部分を英語で行うのは英検対策も兼ねている。
授業の進め方・方法:
発音練習、クイズ(小テスト)、口頭発表、条件英作文、[読解、リスニング、自由英作文、英会話]、語彙力を増やすための読解を行う。[ ]で囲まれた部分は教科書 For and Against Expressing Opinions and Exchanging Ideasを用いて行う。授業2回で1つのUnitを終えることを目安とするが、進み方は変わる場合がある。条件英作文は CROWN PLUSを用いる。語彙力を増やすための読解は英検の問題や大学入試過去問題を用いる。その他の活動は自作のプリントにより行う。学生が復習しやすいように音声のみの動画を活用することがある。また、授業では発展的な内容を扱うことがある。クイズや定期試験では応用問題を出す場合がある。授業の進め方は変更される場合がある。
予習として発表原稿の作成、発音練習、クイズ対策、口頭発表の練習、条件英作文・自由英作文の作成、教科書の理解をしてくること。不明な語句は必ず全て辞書で調べ教科書やノート等にメモすること。復習として重要事項の暗記や聞き取りの練習をすること。必要に応じて音声のみの動画を視聴し授業内容を確かめること。
注意点:
眠り続けている学生へは単位を出さない場合がある。提出物や小レポート・エッセイの作成において剽窃や盗用があった場合、単位を出さない場合がある。
[評価方法]合格点は50点である。中間試験、期末試験以外にクイズ(小テスト)、レポート(提出物)、口頭発表も評価に加わる。小テストとしてリスニングの試験も行う。定期試験では試験に出る問題は原則として事前に伝えられないが、数問程度ならば事前に告知される場合がある。また、以下に示す評価割合は変更する場合がある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業の進め方と評価の仕方を説明する。Unit 1
発音練習、クイズ(小テスト)、口頭発表、条件英作文、[読解、リスニング、自由英作文、英会話]、語彙力を増やすための読解 ([ ]の部分はその日の授業で進められるところまで行い、次回の授業でその続きを行う。第2回目以降の授業は定期試験、試験返却を除き、全てこれと同じなので以下では省略。)
上記の「到達目標」「評価(ルーブリック)」に従う。第2回目以降の授業は全てこれと同じなので以下では省略。
2週 Unit 1
3週 Unit 3
4週 Unit 3
5週 Unit 5
6週 Unit 5
7週 到達度試験(前期中間)
8週 試験の解説、Unit 7
2ndQ
9週 Unit 7
10週 Unit 9
11週 Unit 9
12週 Unit 11
13週 Unit 11
14週 Unit 13
15週 Unit 13
16週 到達度試験(前期期末)

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験小テスト発表レポートその他合計
総合評価割合50205520100
基礎的能力3020552080
専門的能力000000
分野横断的能力20000020