英語Ⅱ(2C)

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 英語Ⅱ(2C)
科目番号 0034 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 一般教科(人文科学系) 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材 Perspective (第一学習社), Speaking in Public (成美堂). 副教材として英検の問題、大学入試過去問題、自作のプリントを使用する。参考図書: 『英語耳』松澤喜好著, 『英語舌のつくり方』野中泉著, 『世界一わかりやすい英語の発音』関正生著.
担当教員 大西 絵理香

到達目標

1. 英検準2級レベルの英文を限られた時間内に正確に読み理解できる。
2. リスニング力を向上させる。どのような訓練をすれば、聞き取りが難解な箇所でさえも聞き取れるようになるかを知り、自分で訓練できる。英検準2級のリスニング問題で常に8割以上、そしてセンター試験のリスニング問題で常に7割以上の得点を取ることができる。
3. 自分の考えを50語から100語程度の英語で的確かつ論理的に表現することができる。文法や語法上のミスが無いだけでなく、説得力があり独創的な英文を作ることができる。
4. 自分の考えを英語で口頭により伝え、他の学生にそれを理解させる努力ができる。
5. 身近なことを平易な表現を用いてすぐに表現できる。
6. 英検準2級、または2級に合格するために必要な語彙力、読解力、リスニング力、文法知識を習得する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1英検準2級レベルの英文を、辞書を使わずに読み内容を正確に理解できる。内容を問う問題に正確に答えることができる。英検準2級レベルの英文を、辞書を使えば時間はかかるものの内容を正確に理解して読むことができる。内容を問う問題に正確に答えることができる。英検準2級レベルの英文を、辞書を使えば時間はかかるものの内容の一部を理解して読むことができる。内容を問う問題に5割程度の確率で正解できる。
評価項目2授業で学んだ聞き取りの訓練を毎日行っている。英検準2級のリスニング問題で常に8割以上の得点を取ることができる。センター試験のリスニング問題で常に7割以上の得点を取ることができる。授業で学んだ聞き取りの訓練を毎日行っている。英検準2級のリスニング問題で常に7割以上の得点を取ることができる。センター試験のリスニング問題で常に6割以上の得点を取ることができる。授業で学んだ聞き取りの訓練を時々行うだけである。英検準2級のリスニング問題の正解率が常に7割未満である。センター試験のリスニング問題の正解率が6割未満である。
評価項目3文法や語法上のミスが無いだけでなく、説得力があり独創性のある内容の自由英作文を作ることができる。副詞や助動詞が適切に使われ豊富な語彙で英文が表される。文法や語法上のミスが無いだけでなく、説得力があり独創性のある内容の自由英作文を作ることができる。自由英作文を作成する際、文法や語法上のミスが多い。内容に説得力、独創性がない。
評価項目4自分の考えを英語で口頭により伝える際、聞き手が理解しているかどうかを確かめながら話すことができる。聞き手にとって理解が難しい箇所は、繰り返し言ったり、別の言葉で言い換えたりして、聞き手に理解させる努力ができる。自分の考えを英語で口頭により伝える際、聞き手が理解しているかどうかを確かめながら話すことができる。自分の考えを英語で口頭により伝える際、声が小さく、そして読めない語があるために時々詰まってしまう。聞き手に十分な配慮をすることなく、単に原稿を読むだけである。
評価項目5語彙力を問うクイズを解いたとき全体の9割以上を正解できる。語彙力を問うクイズを解いたとき全体の8割以上を正解できる。語彙力を問うクイズを解いたとき正解率が全体の8割未満である。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
この授業の目標は学生が総合的な英語力を向上させることと、全員が英検準2級に合格すること、またはそれに相当する英語力をつけることである。さらに10人以上の学生が英検2級に合格することも目指す。総合的な英語力を向上させるために、発音練習、語彙力を増やすための読解、クイズ(小テスト)、口頭発表、英作文、リスニング、読解、英会話等を行う。英検については次の3つを学生が習慣的に行えるようにすることで目標を達成する。1. 語彙力を増やすために、知識や理解があいまいな語や句、構文を全て正確に理解し暗記する。2. リスニングで聞き取りにくい箇所は何度も繰り返して聞き、CDと同時に英語を発する訓練をする。3. 限られた時間内に所定の問題数を解く訓練をする。学生が英語に触れる機会を増やすため授業の大部分は英語で行われる。文法の説明や読解は日本語で行うことがある。また学生は原則として英語で話さなければならない。授業の大部分を英語で行うのは英検対策も兼ねている。
授業の進め方・方法:
1週間に2回ある授業のうちの片方では、発音練習、クイズ(小テスト)、口頭発表、[リスニング、読解、英作文、英会話]を行う。[ ]で囲まれた部分は教科書Perspectiveを用いて行う。 Crossword、Q & A等のプリントにより教科書を進める。授業2回で1つのLessonを終えることを目安とするが、進み方は変わる場合がある。もう一方の授業では、発音練習、クイズ(小テスト)、口頭発表、[リスニング、読解、英作文、英会話]、語彙力を増やすための読解を行う。[ ]で囲まれた部分は教科書Speaking in Publicを用いて行う。授業2回で1つのUnitを終えることを目安とするが、進み方は変わる場合がある。語彙力を増やすための読解はPerspectiveのLesson 9, 10, Reading 1, 2、英検の問題や大学入試過去問題を用いる。その他の活動は自作のプリントにより行う。口頭発表については、予めテーマ・問題を与えるので、自分の考えを50語から100語程度の英語で用意しそれを発表する。文法や語法上のミスが無いだけでなく、説得力があり独創的な英文を書くことに努めなければならない。また聞き手に聞こえるように、そして伝わるように話さなければならない。学生が復習しやすいように音声のみの動画を活用することがある。グループ活動を行う場合、学生による相互評価を行うことがある。授業では発展的な内容を扱うことがある。クイズや定期試験では応用問題を出す場合がある。授業の進め方は変更される場合がある。
予習として発表原稿の作成、発音練習、クイズ対策、口頭発表の練習、英作文の作成、教科書の理解をしてくること。不明な語句は必ず全て辞書で調べ教科書やノート等にメモすること。復習として重要事項の暗記や聞き取りの練習をすること。必要に応じて音声のみの動画を視聴し授業内容を確かめること。
注意点:
眠り続けている学生へは単位を出さない場合がある。提出物や小レポート・エッセイの作成において剽窃や盗用があった場合、単位を出さない場合がある。
[評価方法]合格点は50点である。中間試験、期末試験以外にクイズ(小テスト)、レポート(提出物)、口頭発表も評価に加わる。小テストとしてリスニングの試験も行う。グループ活動を行う場合、学生による相互評価を行うことがあるがこれも評価に加わる。また、定期試験では試験に出る問題は事前に伝えられない。また、以下に示す評価割合は変更する場合がある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業の進め方と評価の仕方を説明する。
発音練習、クイズ(小テスト)、口頭発表、[リスニング、読解、自由英作文、英会話]、語彙力を増やすための読解 ([ ]の部分はその日の授業で進められるところまで行い、次回の授業でその続きを行う。第2回目以降の授業は定期試験、試験返却を除き、全てこれと同じなので以下では省略。)、Perspective Lesson 1、Speaking in Public Unit 1
上記の「到達目標」「評価(ルーブリック)」に従う。第2回目以降の授業は全てこれと同じなので以下では省略。
2週 Perspective Lesson 1、Speaking in Public Unit 1
3週 Perspective Lesson 1、Speaking in Public Unit 1
4週 Perspective Lesson 2、Speaking in Public Unit 2
5週 Perspective Lesson 2、Speaking in Public Unit 2
6週 Perspective Lesson 2、Speaking in Public Unit 2
7週 到達度試験(前期中間)
8週 試験の解説、Perspective Lesson 3、Speaking in Public Unit 3
2ndQ
9週 Perspective Lesson 3、Speaking in Public Unit 3
10週 Perspective Lesson 3、Speaking in Public Unit 3
11週 Perspective Lesson 4、Speaking in Public Unit 4
12週 Perspective Lesson 4、Speaking in Public Unit 4
13週 Perspective Lesson 4、Speaking in Public Unit 4
14週 Perspective Lesson 5、Speaking in Public Unit 5
15週 Perspective Lesson 5、Speaking in Public Unit 5
16週 到達度試験(前期期末)
後期
3rdQ
1週 Perspective Lesson 5、Speaking in Public Unit 5
2週 Perspective Lesson 6、Speaking in Public Unit 6
3週 Perspective Lesson 6、Speaking in Public Unit 6
4週 Perspective Lesson 6、Speaking in Public Unit 6
5週 Perspective Lesson 7、Speaking in Public Unit 7
6週 Perspective Lesson 7、Speaking in Public Unit 7
7週 到達度試験(後期中間)
8週 Perspective Lesson 7、Speaking in Public Unit 7
4thQ
9週 Perspective Lesson 8、Speaking in Public Unit 8
10週 Perspective Lesson 8、Speaking in Public Unit 8
11週 Perspective Lesson 8、Speaking in Public Unit 8
12週 Perspective Lesson 9、Speaking in Public Unit 9
13週 Perspective Lesson 9、Speaking in Public Unit 9
14週 Perspective Lesson 9、Speaking in Public Unit 9
15週 Perspective Lesson 10、Speaking in Public Unit 10
16週 到達度試験(後期期末)

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3
目標の実現に向けて計画ができる。3
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。3
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。3
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている3
法令やルールを遵守した行動をとれる。3
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。3
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。3
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。3
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。3
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。3
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。3
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。3
企業には社会的責任があることを認識している。3
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。3
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。3
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。3
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。3
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。3
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。3
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3

評価割合

試験発表小テストレポートその他合計
総合評価割合50520520100
基礎的能力3052052080
専門的能力000000
分野横断的能力20000020