人類史Ⅱ(3C)

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 人類史Ⅱ(3C)
科目番号 0037 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 一般教科(人文科学系) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:『高等学校日本史B改訂版』伊藤純郎他著 清水書院、『新詳世界史B』帝国書院(いずれも令和4年度2年次に使用したもの)、補助教科書:『最新日本史図表』 第一学習社、『グローバルワイド最新世界史図表』第一学習社(いずれも令和4年度2年次に使用したもの)
担当教員 米澤 晋彦,長井 栄二

到達目標

1.近世以降の日本の内政と外交の概要がわかる。
2.開国から明治時代までの日本の内政と外交の概要がわかる。
3.世界大戦と日本近代史の概要がわかる。
4.世界大戦後の世界の歴史と日本現代史の概要がわかる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1近世以降の日本の内政と外交の特徴を世界史と関連させて具体的に説明できる。近世以降の日本の内政と外交の概要を説明できる。近世以降の日本の内政と外交の概要を説明できない。
評価項目2開国から明治時代までの日本の内政と外交の特徴を世界史と関連させて具体的に説明できる。開国から明治時代までの日本の内政と外交の概要を説明できる。開国から明治時代までの日本の内政と外交の概要を説明できない。
評価項目319世紀の世界史の中に、日本近代史を位置づけて、具体的に説明できる。世界大戦と日本近代史の概要を説明できる。世界大戦と日本近代史の概要を説明できない。
評価項目420世紀の世界史の中に、日本現代史を位置づけて、具体的に説明できる。世界大戦後の世界の歴史と日本現代史の概要を説明できる。世界大戦後の世界の歴史と日本現代史の概要を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

(A)人類の幸福 A-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
日本近世・近代の歴史を、世界の多様な地域の歴史、人類史の一環として理解するための基礎知識を修得する。
近現代世界の成り立ちについて、また特に世界の歴史と日本の近現代史とを関連づけて学ぶことによって、現代の国際社会の中で諸地域の文化を理解するために必要な基礎能力を身に付ける。
授業の進め方・方法:
講義形式で行う。授業中はパワーポイントや板書の内容を書き取るだけでなく、口頭による説明についてもメモを取ること。必要に応じて適宜レポートないし小テストを課す。試験結果が合格点に達しない場合、再試験を行うことがある。
注意点:
〔評価方法〕
合格点は50点である。前期・後期の成績は、それぞれの中間・期末の試験結果を70%、レポートないし小テストを20%、授業態度を10%で評価する。学年総合成績=(前期成績+後期成績)/2。
〔学習上の注意〕
日常的にテレビや新聞、インターネット等を通じて日々のニュースに触れておくこと。わからない語句や漢字がある場合は自分で辞書を引き、わからない地名が出てきたときは自分で地図を参照する習慣を身につけること。関心を持った内容については自ら積極的に調べること。

なおこの科目は、「人類史Ⅰ」の内容を理解していることを前提とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス
1 近世
(1)中世から近世社会へ
授業の進め方と評価の仕方について理解する。近世初頭の外交と織豊政権について理解する。
2週
(1)中世から近世社会へ
近世初頭の外交と織豊政権について理解する。
3週 (2)幕藩体制の成立と国際関係① 幕藩体制の成立と国際関係について理解する。
4週    幕藩体制の成立と国際関係② 幕藩体制の成立と国際関係について理解する。
5週 (3)幕藩体制の展開と元禄文化① 幕藩体制の展開と元禄文化について理解する。
6週    幕藩体制の展開と元禄文化② 幕藩体制の展開と元禄文化について理解する。
7週 (4)幕藩体制の動揺と化政文化① 幕藩体制の動揺と化政文化について理解する。
8週 到達度試験(前期中間) 上記項目について学習した内容の理解度を確認する。
2ndQ
9週 試験の解説と解答 到達度試験の解説と解答を受け、自分の課題を見いだす。
10週    幕藩体制の動揺と化政文化② 幕藩体制の動揺と化政文化について理解する。
11週 近代1 明治期
(1)近世から近代社会へ①
幕末期から明治維新に至るまでの過程について理解する。
12週    近世から近代社会へ② 幕末期から明治維新に至るまでの過程について理解する。
13週 (2)明治維新と立憲国家の成立① 明治維新から立憲国家が成立するまでの過程について理解する。
14週    明治維新と立憲国家の成立② 明治維新から立憲国家が成立するまでの過程について理解する。
15週 到達度試験(前期末) 上記項目について学習した内容の理解度を確認する。
16週 試験の解説と解答 到達度試験の解説と解答を受け、自分の課題を見いだす。
後期
3rdQ
1週 「西洋の衝撃」とアジア① 「西洋の衝撃」とアジアの変容について学ぶ。
2週 「西洋の衝撃」とアジア② 「西洋の衝撃」とアジアの変容について学ぶ。
3週 帝国主義の時代 列強諸国による世界分割について学ぶ。
4週 アジア諸地域におけるナショナリズムの芽生え アジアにおけるナショナリズムの広がりについて学ぶ。
5週 第一次世界大戦 第一次世界大戦の経緯について学ぶ。
6週 戦間期の世界① ファシズムの出現について学ぶ。
7週 戦間期の世界② 戦間期の日本社会について学ぶ。
8週 到達度試験(後期中間) 上記項目について学習した内容の理解度を授業の中で確認する。
4thQ
9週 試験の解説と解答 到達度試験の解説と解答。
10週 第二次世界大戦 第二次世界大戦の経緯について学ぶ。
11週 冷戦の時代 冷戦時代の世界について学ぶ。
12週 多極化の進展 冷戦終焉前の世界について学ぶ。
13週 冷戦後の世界① 冷戦秩序の崩壊について学ぶ。
14週 冷戦後の世界② 現代の世界情勢について学ぶ。
15週 到達度試験(後期末) 上記項目について学習した内容の理解度を授業の中で確認する。
16週 試験の解説と解答 到達度試験の解説と解答。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。2前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。2前7,前8,前9,前10,前15,前16
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前16
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前16
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16
法令やルールを遵守した行動をとれる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前16

評価割合

試験態度レポートないし小テスト合計
総合評価割合701020100
基礎的能力7001080
専門的能力0000
分野横断的能力0101020