概要:
論理的文章、文学的文章を正確かつ豊かに読解することを通じて、思考力・想像力を養う。また、自分の考えを他者に正確に伝えるための表現力を磨く。
授業の進め方・方法:
講義形式で行う。適宜、小テストを実施し、レポート、作文等の提出を求めることがある。
注意点:
教科書、ノート、副教材、国語辞典を忘れずに準備して出席すること。新しい教材に入る前に、該当箇所を通読して授業に臨むこと。
合格点は50点である。到達度試験の成績の90%に、ノート整理・授業態度等平素の成績を10%として加え、評価する。
学年総合評価=(前期末成績+後期末成績)÷2。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業ガイダンス |
授業の進め方と評価の仕方について説明する。
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2週 |
未来の他者と連帯する |
未来の他者との連帯につきまとう悲観と希望について理解し、説明することができる。
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3週 |
同上 |
未来の他者との連帯の可能性について、自分の考えをまとめることができる。
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4週 |
こころ |
「私」と「K」の関係について理解し、「K」の人物像を説明することができる。
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5週 |
同上 |
「私」と「K」の行動について整理し、あらすじをまとめることができる。
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6週 |
同上 |
「私」の心情について整理し、遺書の意味について自分の考えをまとめることができる。
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7週 |
到達度試験(前期中間) |
上記項目について学習した内容の理解度を授業の中で確認する。
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8週 |
試験の解説と解答 |
到達度試験の解説と解答。
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2ndQ |
9週 |
視線のカスケード |
心身二元論について理解し、身体の情動反応と感情経験の関係について説明することができる。
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10週 |
同上 |
「視線のカスケード」という現象について理解し、ヒトのコミュニケーションの特徴について説明することができる。
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11週 |
同上 |
筆者の人間観に対して、自分の考えをまとめることができる。
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12週 |
どよどよ |
物語る行為によって生じた樹子の気持ちの変化を捉え、説明することができる。
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13週 |
同上 |
「どよどよ」の意味について考え、説明することができる。
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14週 |
同上 |
樹子の気持ちの変化と「どよどよ」の意味を踏まえ、あらすじをまとめることができる。
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15週 |
到達度試験(前期末) |
上記項目について学習した内容の理解度を授業の中で確認する。
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16週 |
試験の解説と解答 |
到達度試験の解説と解答。
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後期 |
3rdQ |
1週 |
触覚の倫理 |
「さわる」と「ふれる」の違いについて理解し、説明することができる。
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2週 |
同上 |
「ケアとはなにか」という問題について理解し、説明することができる。
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3週 |
同上 |
接触面の人間関係について、自分の考えをまとめることができる。
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4週 |
沈黙 |
フェレイラがロドリゴに対して語った内容を理解し、説明することができる。
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5週 |
同上 |
ロドリゴが踏絵を踏む決意をするに至るまでの気持ちの流れを整理し、あらすじをまとめることができる。
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6週 |
同上 |
「沈黙」の意味を踏まえ、神や信仰の意義について、自分の考えをまとめることができる。
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7週 |
到達度試験(後期中間) |
上記項目について学習した内容の理解度を授業の中で確認する。
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8週 |
試験の解説と解答 |
到達度試験の解説と解答。
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4thQ |
9週 |
生き延びるための思想 |
ケアをめぐる権力とジェンダーの非対称性について理解し、説明することができる。
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10週 |
同上 |
脱ジェンダー化の意味を理解し、「生き延びるための思想」について説明することができる。
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11週 |
同上 |
超高齢社会に生きる者として、「生き延びるための思想」について、自分の考えをまとめることができる。
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12週 |
現実に噛みつかれながら |
サイモン、甥っ子、店員の黒人女性それぞれのベガーに対する考え方を理解し、説明することができる
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13週 |
同上 |
「現実に噛みつかれる」とはどういうことか理解し、「現実」とはどのようなものか説明することができる。
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14週 |
同上 |
階級社会の問題点について、自分の考えをまとめることができる。
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15週 |
到達度試験(後期末) |
上記項目について学習した内容の理解度を授業の中で確認する。
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16週 |
試験の解説と解答 |
到達度試験の解説と解答、および授業アンケート。
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 国語 | 国語 | 論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。 | 3 | |
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。 | 3 | |
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。 | 3 | |
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。 | 3 | |
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。 | 3 | |
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。 | 3 | |
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。 | 3 | |
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。 | 3 | |
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。 | 3 | |
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。 | 3 | |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。 | 2 | |
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。 | 2 | |
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。 | 2 | |
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。 | 2 | |
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。 | 2 | |
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。 | 2 | |
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。 | 2 | |
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。 | 2 | |
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。 | 2 | |
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。 | 2 | |
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。 | 2 | |
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。 | 2 | |
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。 | 2 | |
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。 | 2 | |
事実をもとに論理や考察を展開できる。 | 2 | |
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。 | 2 | |