人類史Ⅱ(3B)

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 人類史Ⅱ(3B)
科目番号 0048 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 一般教科(人文科学系) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:「高等学校日本史B改訂版」伊藤純郎他著 清水書院、「新詳世界史B」帝国書院(28年度2年次に使用したもの)、補助教科書:「最新日本史図表」 第一学習社、「グローバルワイド最新世界史図表」第一学習社(28年度2年次に使用したもの)
担当教員 米澤 晋彦

到達目標

1.中世以降の日本の外交,戦国大名の登場・織豊政権・幕藩体制のあゆみがわかる。
2.開国から明治時代の日本の外交,明治維新・立憲体制の確立とあゆみがわかる。
3.第一次世界大戦からワシントン体制下の日本の外交と経済,政党政治のあゆみがわかる。
4.軍部の台頭と政党政治の崩壊,第二次世界大戦に至るまでの日本の外交と終戦までのあゆみがわかる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1中世以降の日本の外交と近世のあゆみを世界史と対比させて説明できる。中世以降の日本の外交と近世のあゆみを説明できる。中世以降の日本の外交と近世のあゆみを説明できない。
評価項目2開国から明治時代に至る日本の内政と外交を世界史と対比させて説明できる。開国から明治時代に至る日本の内政と外交を説明できる。開国から明治時代に至る日本の内政と外交を説明できない。
評価項目3第一次世界大戦からワシントン体制下の日本の内政と外交を世界史と対比させて説明できる。第一次世界大戦からワシントン体制下の日本の内政と外交を説明できる。第一次世界大戦からワシントン体制下の日本の内政と外交を説明できない。
評価項目4第二次世界大戦に至るまでの日本の外交と終戦までの過程を世界史と対比させて説明できる。第二次世界大戦に至るまでの日本の外交と終戦までの過程を説明できる。第二次世界大戦に至るまでの日本の外交と終戦までの過程を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 日本近世・近現代の歴史を、世界の多様な地域の歴史、世界史の一環として理解するための基礎知識を修得する。
授業の進め方・方法:
 講義形式で行う。必要に応じて適宜レポートや小テストを課す。試験結果が合格点に達しない場合、再試験を行うことがある。
注意点:
 講義中,各自で説明のメモを取ることが必要である。わからない語句や漢字がある場合は自分で辞書を引き,わからない地名が出てきたときは自分で地図を参照する習慣を身につけることがポイントである。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス 授業の進め方と評価の仕方について説明する。
2週 1 幕藩体制
(1)中世から近世へ
中世の外交,戦国大名の登場と織豊政権について学ぶ。
3週 (2)幕藩体制の成立と展開 幕藩体制の確立と鎖国体制について学ぶ。
4週     同上     同上
5週 (3)幕藩体制の動揺 三大改革の意義について学ぶ。
6週     同上     同上
7週 到達度試験(前期中間) 上記項目について学習した内容の理解度を確認する。
8週 試験の解説と解答 到達度試験の解説と解答
2ndQ
9週 2 近代国家の成立
(1)開国と明治維新
開国から明治維新に至る過程について学ぶ。
10週     同上     同上
11週 (2)立憲国家の成立 立憲国家の成立と展開について学ぶ。
12週     同上     同上
13週 (3)日清戦争と日露戦争 日清・日露戦争前後の内政・外交について学ぶ。
14週     同上     同上
15週 到達度試験(前期末) 上記項目について学習した内容の理解度を確認する。
16週 試験の解説と解答 到達度試験の解説と解答、および授業アンケート
後期
3rdQ
1週 3 第一次世界大戦と日本の経済
(1)第一次世界大戦と日本
第一次世界大戦に日本がどうかかわったのかについて学ぶ。
2週     同上     同上
3週 (2)ワシントン体制の成立 国際的協調体制の進展と国際環境の推移について学ぶ。
4週     同上     同上
5週 (3)政党内閣と昭和初期の外交 政党内閣の成立と昭和初期の外交について学ぶ。
6週     同上     同上
7週 到達度試験(後期中間) 上記項目について学習した内容の理解度を確認する。
8週 試験の解説と解答 到達度試験の解説と解答
4thQ
9週 4 軍部の台頭と第二次世界大戦
(1)昭和恐慌と満州事変
金融恐慌の発生から政党政治の崩壊に至る過程について学ぶ。軍部の台頭と日中戦争に至る過程について学ぶ。
10週     同上     同上
11週 (2)日中戦争 日米交渉から開戦、そして終戦までの過程について学ぶ。
12週     同上     同上
13週 (3)第二次世界大戦と日本 日米交渉から開戦、そして終戦までの過程について学ぶ。
14週     同上     同上
15週 到達度試験(後期末) 上記項目について学習した内容の理解度を確認する。
16週 試験の解説と解答 到達度試験の解説と解答、および授業アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。2
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。2
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。2
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。2
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。2
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他レポート合計
総合評価割合7000100020100
基礎的能力5000000555
専門的能力00000000
分野横断的能力00000000
思考・推論・創造への適用力1000000515
汎用的技能000500510
態度・嗜好性00050005
総合的な学習経験と創造的思考力1000000515