社会と文化(4C)

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 社会と文化(4C)
科目番号 0050 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 一般教科(人文科学系) 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 参考書:金森久雄編『日本経済読本』東洋経済新報社、平島健司『EUは国家を超えられるか』岩波書店 / その他:自製プリントの配布
担当教員 長井 栄二

到達目標

1.戦後日本の地域格差問題の概要がわかる。
2.戦後の欧州統合過程の概要がわかる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1戦後日本の地域格差問題を、資料に即して論述できる。戦後日本の地域格差問題の概要を説明できる。戦後日本の地域格差問題の概要を説明できない。
評価項目2戦後の欧州統合過程の特質について、具体的に論述できる。戦後の欧州統合過程の概要を説明できる。戦後の欧州統合過程の概要を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
戦後の日本および現代ヨーロッパにおける地域をめぐる諸問題を、多様な観点から学ぶことにより、現代世界における身近な社会の問題を相対的かつ客観的に捉え、自ら思考し主体的に行動していくために必要な基礎視角を身に付ける。
授業の進め方・方法:
講義形式。試験結果が合格点に達しない場合、再試験を行うことがある。
注意点:
合格点は60点である。前期中間・期末成績は、いずれも試験結果で評価する。学年総合成績=(前期中間成績+前期末成績)/2。
授業を受ける前:現在の日本や世界の諸地域の情勢について、複数のメディアを通じて、日常的に情報に触れておくこと。
授業を受けた後:授業で示した板書および口頭説明の論理構成を押さえ、その主旨を明確につかまえておくこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業のガイダンス 授業の進め方と評価の仕方について説明する。
2週 戦後日本の経済成長 一国経済規模の成長について学ぶ。
3週 戦後日本の地域格差問題 経済成長と地域格差の関係について学ぶ。
4週 現代日本の空間構造 現代日本の空間構造の特質について学ぶ。
5週 地域格差をめぐる諸問題 社会問題としての地域問題の性格がわかる。
6週 戦後日本の地域政策 政策手法の特質について学ぶ。
7週 到達度試験(前期中間) 上記の項目について学習した内容の理解度を授業の中で確認する。
8週 試験の解説と解答 到達度試験の解説と解答
2ndQ
9週 大戦直後の欧州 大戦直後の欧州統合の試みについて学ぶ。
10週 欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)の成立 欧州統合の画期性がわかる。
11週 欧州経済共同体と欧州原子力共同体 統合分野の拡大と統合組織の変化について学ぶ。
12週 「均衡の時代」 統合の漸進性がわかる。
13週 欧州連合(EU)の成立 欧州連合の性格について学ぶ。
14週 欧州統合の現状 欧州統合の到達点について学ぶ。
15週 到達度試験(前期末) 上記の項目について学習した内容の理解度を授業の中で確認する。
16週 試験の解説と解答 到達度試験の解説と解答、および授業アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。2
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。2
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。2

評価割合

到達度試験合計
総合評価割合100100
知識の基本的な理解6060
論理的思考・表現4040