科学技術社会史(4C)

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 科学技術社会史(4C)
科目番号 0051 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 一般教科(人文科学系) 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 その他:自製プリントの配布
担当教員 米澤 晋彦

到達目標

 科学技術と産業や社会の関係を歴史的に考察し理解する上で必要な学術的素養を身につけることにより、現代社会が抱える科学技術にかかわる諸問題を主体的に発見し考察が出来るようになること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1産業革命期における科学技術と産業の発展の関係を具体的に説明できる。産業革命期における科学技術と産業の発展の関係を概略説明できる。産業革命期における科学技術と産業の発展の関係を説明できない。
評価項目2産業革命期における社会変容について具体的に説明できる。産業革命期における社会変容について概略説明できる。産業革命期における社会変容について説明できない。
評価項目3大量生産方式の発達と科学技術および社会の変容について具体的に説明できる。大量生産方式の発達と科学技術および社会の変容について概略説明できる。大量生産方式の発達と科学技術および社会の変容について説明できない。
評価項目4大戦期の科学技術の発達と社会の変容について具体的に説明できる。大戦期の科学技術の発達と社会の変容について概略説明できる。大戦期の科学技術の発達と社会の変容について説明できない。
評価項目5戦後の科学技術の発達と社会の変容について具体的に説明できる。戦後の科学技術の発達と社会の変容について概略説明できる。戦後の科学技術の発達と社会の変容について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 科学技術の発展は産業や社会のありかたをどのように変え、また産業・社会は科学技術に何を求めたのか。19世紀後半~20世紀の科学技術の発展と産業・社会の変容とのかかわりについて、歴史的に考察し考える。
授業の進め方・方法:
 講義形式を基本とするが、必要に応じてグループ・ディスカッション等も実施する。必要に応じて適宜課題レポートの提出および課題のプレゼンテーションを求める。
 試験結果が合格点に達しない場合、再試験を行うことがある。
注意点:
 授業中は板書を書き取るだけでなく、口頭による説明についても各自メモを取る習慣を身に付ける必要がある。
 授業内容を深く理解するために、参考文献やインターネット等の複数メディアを活用し、資料収集し学ぶ方法(スキル)を身に付けるよう心がけること。 
 様々な見方を相対的に捉え、自分なりに整理する習慣を身に付けることが重要である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス  授業の進め方と評価の仕方について説明する。科学技術社会史の学術的位置づけを理解する。
2週 1 19世紀の科学技術と社会
 (1)産業革命と産業発展
産業革命期における科学技術と産業の発展の関係を学ぶ。
3週     同上     同上
4週     同上     同上
5週  (2)産業革命期の社会変容 産業革命期における社会変容について学ぶ。
6週     同上      同上
7週 到達度試験(前期中間) 上記項目について学習した内容の理解度を確認する。
8週 試験の解説と解答 到達度試験の解説と解答
2ndQ
9週 2 20世紀の科学技術と社会
 (1)大量生産方式と科学技術
大量生産方式の発達と科学技術および社会の変容について学ぶ。
10週     同上     同上
11週  (2)大戦期の科学技術と産業 大戦期の科学技術の発達と社会の変容について学ぶ。
12週     同上     同上
13週  (3)戦後の科学技術と産業 戦後の科学技術の発達と社会の変容について学ぶ。
14週     同上     同上
15週 到達度試験(前期末) 上記項目について学習した内容の理解度を確認する。
16週 試験の解説と解答 到達度試験の解説と解答、および授業アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他レポート合計
総合評価割合60100001020100
基礎的能力6000000565
思考・推論・創造への適用力00000055
汎用的技能050005515
態度・嗜好性(人間力)050005010
総合的な学習経験と創造的思考力00000055