人類史Ⅱ(3B)

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 人類史Ⅱ(3B)
科目番号 0065 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 一般教科(人文科学系) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:「新詳 世界史B」帝国書院、「日本史B 新訂版」清水書院/ 補助教科書:「グローバルワイド 最新世界史図表」第一学習社、「最新日本史図表」第一学習社(注:いずれも人類史Ⅰで使用したもの)
担当教員 長井 栄二

到達目標

1.近代世界システムの概要がわかる。
2.欧米の市民革命・産業革命と日本の近世史の概要がわかる。
3.世界大戦と日本近代史の概要がわかる。
4.世界大戦後の世界の歴史と日本現代史の概要がわかる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1近代世界システムの特徴を、具体的に説明できる。近代世界システムの概要を説明できる。近代世界システムの概要を説明できない。
評価項目2市民革命・産業革命の意義と日本近世史の特徴を、具体的に説明できる。市民革命・産業革命と日本近世史の概要を説明できる。市民革命・産業革命と日本近世史の概要を説明できない。
評価項目319世紀の世界史の中に、日本近代史を位置づけて、具体的に説明できる。世界大戦と日本近代史の概要を説明できる。世界大戦と日本近代史の概要を説明できない。
評価項目420世紀の世界史の中に、日本現代史を位置づけて、具体的に説明できる。世界大戦後の世界の歴史と日本現代史の概要を説明できる。世界大戦後の世界の歴史と日本現代史の概要を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
近現代世界の成り立ちについて、また特に世界の歴史と日本の近現代史とを関連づけて学ぶことによって、現代の国際社会の中で諸地域の文化を理解するために必要な基礎能力を身に付ける。
授業の進め方・方法:
授業形式。授業中には板書を書き写すだけでなく、口頭説明のメモをとること。
必要に応じて適宜、小テストないしレポート課題を実施する。試験結果が合格点に達しない場合、再試験を行うことがある。
注意点:
合格点は50点である。前期・後期の成績は、それぞれの中間・期末の試験結果を70%、小テストないしレポートを15%、授業態度を15%で評価する。学年総合成績=(前期成績+後期成績)/2。
授業を受ける前:日常的にテレビや新聞などのメディアで、日々のニュースに触れておくこと。
授業を受けた後:授業中に出てきた分からない漢字や語句、地名を、指示されなくとも自らすすんで、辞書や地図で調べて確認しておくこと。この実直な作業は、後に本当の実力として大いに身になるものである。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業のガイダンス 授業の進め方と評価の仕方について説明する。
2週 諸地域世界の時代から 15C以前の諸地域の歴史の要点が分かる。
3週 西ヨーロッパの「大航海時代」
4週 近代世界システムの成立 近代世界システムの特徴について学ぶ。
5週 西ヨーロッパの覚醒 ルネサンスと宗教改革について学ぶ。
6週 オランダの覇権 覇権国家の特徴について学ぶ。
7週 到達度試験(前期中間) 上記項目について学習した内容の理解度を授業の中で確認する。
8週 試験の解説と解答 到達度試験の解説と解答
2ndQ
9週 アジアの成熟 日本の中世社会の終焉について学ぶ。
10週 イギリス市民革命と重商主義 市民革命と重商主義について学ぶ。
11週 西ヨーロッパの覇権争い ヨーロッパ近世諸国の特徴について学ぶ。
12週 幕藩体制の成立 日本の幕藩・鎖国体制について学ぶ。
13週 イギリス産業革命 工業社会の出現について学ぶ。
14週 環大西洋革命 アメリカの独立とフランス革命について学ぶ。
15週 到達度試験(前期末) 上記項目について学習した内容の理解度を授業の中で確認する。
16週 試験の解説と解答 到達度試験の解説と解答、および授業アンケート
後期
3rdQ
1週 ヨーロッパの自由主義とナショナリズム 自由主義とナショナリズムについて学ぶ。
2週 「西洋の衝撃」とアジアの変容 西洋列強諸国のアジア進出について学ぶ。
3週 明治維新 日本近代国家の成立について学ぶ。
4週 帝国主義の時代 列強諸国による世界分割について学ぶ。
5週 ナショナリズムの広がり アジアにおけるナショナリズムの広がりについて学ぶ。
6週 第一次世界大戦 日露戦争と第一次世界大戦について学ぶ。
7週 到達度試験(後期中間) 上記項目について学習した内容の理解度を授業の中で確認する。
8週 試験の解説と解答 到達度試験の解説と解答
4thQ
9週 戦間期の世界 ファシズムの出現について学ぶ。
10週 戦間期の東アジアと日本 戦間期の日本社会について学ぶ。
11週 第二次世界大戦 日中戦争と第二次世界大戦について学ぶ。
12週 戦後冷戦の時代 冷戦時代の世界について学ぶ。
13週 冷戦後の世界 現代の世界情勢について学ぶ。
14週 戦後日本のあゆみ 戦後世界における日本のあゆみについて学ぶ。
15週 到達度試験(後期末) 上記項目について学習した内容の理解度を授業の中で確認する。
16週 試験の解説と解答 到達度試験の解説と解答、および授業アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。2

評価割合

到達度試験小テストないしレポート授業態度合計
総合評価割合701515100
知識の基本的な理解5015065
思考・表現200020
態度(人間力)001515