日本語表現(4C)

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 日本語表現(4C)
科目番号 0071 科目区分 一般 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 一般教科(人文科学系) 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 自製プリントの配付 国語辞典(電子辞書も可) 『スキルアップ! 日本語力』(東京書籍)
担当教員 石塚 政吾

到達目標

1.日本語の文章を支える語彙や文法、文の組み立て、構成の仕方を理解し、自分の意見を確立して書くことができる。
2.日本語の会話を支える語彙や文法、文の組み立て、構成の仕方を理解し、場面や問題に応じ適切に運用・発表することができる。
3.現代社会で求められるコミュニケーション能力を、正確かつ豊かに駆使することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1語彙や文法を理解し、構成を工夫して自分の意見を書くことができる。語彙や文法を理解し、自分の意見を確立して書くことができる。語彙や文法を理解できず、自分の意見を書くことができない。
評価項目2語彙や文法を理解し、構成を工夫し、場面に応じた発表をすることができる。語彙や文法を理解し、場面や問題に応じて発表をすることができる。語彙や文法を理解できず、場面に応じて適切に発表することができない。
評価項目3コミュニケーション能力を正確かつ豊かに駆使することができる。コミュニケーション能力を駆使することができる。コミュニケーション能力を駆使することができない。

学科の到達目標項目との関係

(D)コミュニケーション能力 D-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
将来の社会人として不可欠な日本語の知識と表現力を身に付け、意見や小論文、実用的な文章が書けるようになる。また、プレゼンテーションやディベートを通して口頭表現の仕方について習熟する。
授業の進め方・方法:
演習形式で行う。単元ごとに文章やレポートの書き方、発表やプレゼンテーションの仕方を学習する。また、日本語の語彙や文法・敬語について、その正しい理解と運用を学習する。
注意点:
普段から新聞やTVのニュースをよく見聞し、日本語や社会の抱える問題について、知識を広く持ちそれらの様々な面について自分の考えを深めておくようにすること。
合格点は60点である。要約文や意見文・小論文などの提出物や口頭発表、またプリントやノートの点検ごとに点数をつけ、その総点で評価する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス 授業の進め方と評価の仕方について説明する。
2週 (1) 自己紹介〈話〉 自分のよさを知り、音声言語で印象深く伝えることができる。
3週 (2) 学系紹介〈書〉 学科の特徴を知り、文字言語で印象深く述べることができる。
4週 (3) エントリーシート〈書〉 効果的なエントリーシートをまとめることができる。
5週 (4) 面接〈話〉 質問内容を的確に理解し、自分の考えを明確に伝えることができる。
6週 (5) レポート〈書〉 情報を整理し、効果的に伝わる報告書を作成することができる。
7週 (6) 読み聞かせ〈話〉 状況や心情を踏まえて豊かに読み聞かすことができる。
8週 (7) 俳句〈書〉 俳句表現の特徴を理解し、創作・鑑賞することができる。
2ndQ
9週 (8) 要約〈書〉 キーワードを理解し、簡潔に要約文をまとめることができる。
10週 (9) ディベート〈話〉 自分の立場や根拠を明確にし、音声言語で伝えることができる。
11週 (10) 小論文〈書〉 自分の立場や根拠を明確にし、文字言語で述べることができる。
12週 (11) プレゼンテーション〈話〉 図や表などを取り入れながら、研究内容をわかりやすくかつ論理的に印象深く伝えることができる。
13週 (12) 同上 同上
14週 (13) 同上 同上
15週 (14) はがき・手紙・メール〈書〉 暑中見舞いやインターンシップの礼状等を適切に書くことができる。
16週 授業アンケート 前期授業のまとめおよび授業アンケート。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。4
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。4
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。4
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。4
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。4
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。4
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。4
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合03000070100
基礎的能力0100005060
専門的能力000001010
分野横断的能力0200001030