科学技術史Ⅱ(4C)

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 科学技術史Ⅱ(4C)
科目番号 0099 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 一般教科(人文科学系) 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 その他:自製プリントの配布
担当教員 米澤 晋彦

到達目標

科学技術と産業や社会の関係を歴史的に考察し理解する上で必要な学術的素養を身につけることにより、現代社会が抱える科学技術にかかわる諸問題を主体的に発見し考察できるようになることを目標とする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1産業革命における科学技術と産業の発展の関係を具体的に説明できる。産業革命における科学技術と産業の発展の関係を概略説明できる。産業革命における科学技術と産業の発展の関係を説明できない。
評価項目2産業革命による社会変容について具体的に説明できる。産業革命による社会変容について概略説明できる。産業革命による社会変容について説明できない。
評価項目3大量生産方式の発達と科学技術および社会の変容について具体的に説明できる。大量生産方式の発達と科学技術および社会の変容について概略説明できる。大量生産方式の発達と科学技術および社会の変容について説明できない。
評価項目4大戦期の科学技術の発達と社会の変容について具体的に説明できる。大戦期の科学技術の発達と社会の変容について概略説明できる。大戦期の科学技術の発達と社会の変容について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
科学技術の発展は産業や社会のありかたをどのように変え、また産業・社会は科学技術に何を求めたのか。産業革命以降の科学技術の発展と産業・社会の変容とのかかわりについて、歴史的に考察する。
授業の進め方・方法:
講義形式を基本とするが、必要に応じてディスカッション等も実施する。また適宜課題レポートの提出等を求める。
試験結果が合格点に達しない場合、再試験を行うことがある。
注意点:
合格点は60点である。前期総合成績は、中間・期末の試験結果を70%、小テストないしレポートを20%、発表を10%で評価する。
授業中はパワーポイントや板書の内容を書き取るだけでなく、口頭による説明についても各自メモを取る習慣を身に付ける必要がある。授業内容を深く理解するために、参考文献やインターネット等の複数メディアを活用し、資料収集し学ぶ方法(スキル)を身に付けるよう心がけること。様々な見方を相対的に捉え、自分なりに整理する習慣を身に付けることが重要である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス
産業革命とは 
授業の進め方と評価の仕方について理解する。
産業革命について理解する。
2週 1 イギリの産業革命① イギリスの産業革命について、繊維産業を事例として学び、理解する。
3週   イギリの産業革命② 蒸気機関の登場と発展について理解する。
4週   イギリの産業革命③ 蒸気機関の登場と発展について理解する。
5週   イギリの産業革命④  重工業(鉄鋼業)の発展について理解する。
6週   イギリの産業革命⑤  産業革命がもたらした社会変容について理解する。
7週 到達度試験(前期中間) 上記項目について学習した内容の理解度を確認する。
8週 試験の解説と解答 到達度試験の解説と解答を聞き、自身の課題を見つける。
2ndQ
9週 2 アメリカの産業革命と大量生産方式 アメリカの産業革命の概要と大量生産方式の登場及び発展について理解する。
10週 3 日本の産業革命① 日本の産業革命は何業から始まったのかについて考察する。
11週   日本の産業革命② 日本の産業革命の展開について理解する。
12週   日本の産業革命③ 日本の産業革命の展開について理解する。
13週   日本の産業革命④ 産業革命がもたらした社会変容について理解する。
14週 4 大戦期の科学技術と産業 大戦期における科学技術と産業について理解する。
15週 到達度試験(前期末) 上記項目について学習した内容の理解度を確認する。
16週 試験の解説と解答 到達度試験の解説と解答を聞き、自身の課題を見つける。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表小テストないしレポート合計
総合評価割合70102000100
基礎的能力705100085
専門的能力000000
分野横断的能力05100015