卒業研究

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 卒業研究
科目番号 0007 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 9
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 9
教科書/教材 各指導教員が準備または指示する文献、書物および学生が自分で探した文献、等。
担当教員 宮脇 和人

到達目標

1. 与えられた研究テーマの研究背景や必要性が説明できる。
2. 課題解決のための研究手法が身につく。
3. 中間発表会、卒業研究発表会で研究背景、研究上の工夫、達成内容を明確に説明できる。
4. 研究報告書を自力で書き上げることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1自分の研究の独自性が説明できる研究背景や必要性が説明できる研究背景や必要性が説明できない
評価項目2研究手法に学生本人のアイデアが活かされている研究手法を理解し、使える研究手法が十分に理解出来ない
評価項目3明確なプレゼンテーションと質疑応答ができる発表会で明確な報告ができる発表会で明確な説明ができない
評価項目4研究の独自性、特徴、成果を形式に合わせて明確に記述できる研究報告書を書式通りに書ける研究報告書が書式通りに書けない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
それぞれの研究を通じて新しいことを行う場合の方法を学び、物事を総合的に把握する能力、まとめる能力、
プレゼンテーション能力を養成する。また、自分の専門分野を構築する。
授業の進め方・方法:
各担当教員の指示による。最後に研究論文をまとめ、成果の発表を行う
注意点:
指導教員が次に示す方法で中間発表、卒業研究発表を通じて総合的に評価する。ただし、質疑応答での理解度および図・表・式の出来映えについては副指導教員も評価する。
学年総合評価=理解度(15%)+創意工夫(10%)+達成度(10%)+研究に対する姿勢(15%)+論文内容(20%)+質疑応答での理解度(20%)+図・表・式の出来映え(10%)
学年総合評価で60点以上を合格とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業の進め方や評価方法について説明する。
2週 連鋳鋳片の熱処理変形に及ぼす冷却方法および冷却条件の影響
3週 各種鋼材の熱処理変形に及ぼす焼入れ条件の影響
4週 電界援用による新たな研磨技術の開発
5週 電界制御技術の応用に関する研究
6週 マルチコプター利用技術に関する基礎研究
7週 爪チャック回転による発熱挙動と加工空間形状の関係
8週 工作機械加工空間内で発生している空気流制御に関する研究
2ndQ
9週 障害者用自転車の乗車姿勢が下肢筋の筋電に及ぼす効果
10週 スポーツサイクルのサドル高さ変更が下肢筋の筋電に及ぼす効果
11週 プラスチックと金属のリサイクルのための分離装置の開発
12週 パルス管冷凍機の蓄冷部と冷却特性の関係
13週 マイクロチャネルを流動する液体窒素の流動・伝熱特性
14週 液体窒素浸漬による凍結保存に関する基礎的研究
15週 風音防止装置による顔周辺の気流の変化
16週 I-Xプローブによる加熱自由噴流の計測(U0=3m/s,Δθ=40℃)
後期
3rdQ
1週 マイクロ波照射による製鋼スラグ中燐の回収
2週 ドローンに関する基礎研究
3週 LEGO MINDSTORMS EV3 を利用したロボット制御に関する研究
4週 リハビリのための上肢訓練支援装置の開発
5週 kinect v2を用いた距離計測システムの精度評価
6週 スキー板滑走面と雪面間の摩擦特性推定に関する研究
7週 スクワット動作の特性推定に関する基礎研究
8週 車いす車載リフターの乗り心地評価
4thQ
9週 動作解析装置を利用したスポーツ動作の測定と評価
10週 圧電素子を利用した位置決め機構と加工の研究
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表レポート態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合030350035100
基礎的能力0101500530
専門的能力01010001535
分野横断的能力01010001535