到達目標
1.設計の基本通則を理解した上で,機械設計でどのようなことをすべきかわかる.
2.機械に生ずる力の概要を理解し,生じている力の種類,力の大きさ等を適切な方法で求めることができる.
3.ねじの種類,ねじの特性,ねじの適用方法,並びにねじの規格を理解し,場合に応じて適切にねじを標準部品やねじ規格から選択,使用することができる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 設計とは何かを具体的に理解し,独力で基本通則にしたがって設計の方向性を示すことができる. | 基本通則を理解し,それにしたがって設計の方向性を理解できる. | 基本通則が理解できない. |
評価項目2 | 機械に生じている複雑な力を整理して,独力でその種類や大きさ等を求めることができる. | 機械に生じている力を整理して,その種類や大きさ等を求めることができる. | 機械に生じている力の種類や大きさを求めることができない. |
評価項目3 | ねじの特性を理解した上で独力でねじ強度を計算でき,その結果に基づいて規格から適切にねじを選択,使用できる. | ねじの強度を計算でき,その結果に基づいて,ねじの選択,使用できる. | ねじの強度計算ができない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
機械要素に関する設計の基本通則を理解し,基本的な機械要素部品の強度計算,及び設計ができる能力を修得する.
授業の進め方・方法:
講義形式及び演習形式で行う.必要に応じて適宜課題レポートを実施する.
試験結果が合格点に達しない場合,再試験を行うことがある.
注意点:
合格点は50点である。成績は到達度試験(後期中間)35%,到達度試験(後期末)35%,課題レポート・授業態度30%で評価する.
総合評価 =(到達度試験(後期中間)×0.35+到達度試験(後期末)×0.35+課題レポート・授業態度×0.3)
(講義を受ける前)予習をしっかり行うこと.
(講義を受けた後)復習をしっかり行い,関連する事項を積極的に自学する様に心がけてほしい.
課題提出の期限を守ること.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
授業ガイダンス 1.設計上の基本通則 (1)機械要素の設計 |
授業の進め方と評価の仕方について説明する.
設計に必要な基本事項がわかる.
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2週 |
(2)設計上の基本通則
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設計に使われる規格がわかる.
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3週 |
2.材料の強さ (1)材料に加わる荷重 |
材料に加わる荷重の種類を理解できる.
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4週 |
(2)材料の引張強さと圧縮強さ |
応力とひずみがわかる.
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5週 |
(3)材料のせん断強さと曲げ強さ
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せん断荷重と曲げ荷重がわかる.
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6週 |
(4)はりの種類とはりにかかる力 |
はりにかかる力がわかる.
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7週 |
(5)はりのせん断力図と曲げモーメント図 |
せん断力図と曲げモーメント図を描くことができる.
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8週 |
到達度試験(後期中間)
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これまでに学習した内容の理解度を確認する.
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4thQ |
9週 |
到達度試験の解説と解答 (6)ねじりと強さ |
到達度試験の解説と解答 ねじりモーメントがわかる.
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10週 |
(7)材料の破壊と強さ |
材料の破壊形態がわかる.
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11週 |
3.ねじ (1)ねじの基礎 |
ねじの種類,ねじの使用方法がわかる.
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12週 |
(2)ねじの力学 |
ねじにかかる力がわかる.
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13週 |
(3)ねじの引張強さとせん断強さ |
ねじにかかる荷重により使用するねじを決定できる.
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14週 |
(4)ねじのかみあい長さ |
使用するねじのかみあい長さを計算できる.
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15週 |
到達度試験(後期中間) |
これまでに学習した内容の理解度を確認する.
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16週 |
到達度試験の解説と解答 |
到達度試験の解説と解答、本授業のまとめ、授業アンケート
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 10 | 0 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 50 | 0 | 0 | 10 | 0 | 15 | 75 |
専門的能力 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 25 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |