材料工学Ⅱ

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 材料工学Ⅱ
科目番号 0017 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 教科書:「材料学」久保井 徳洋、樫原 恵蔵 編著、コロナ社、その他:自製プリントの配布
担当教員 若生 昌光

到達目標

1. 結晶学の基本を理解し、使える。
2. 高分子材料について、主な種類や特性、その応用法を理解出来る
3. セラミックス材料について、主な種類や特性、その応用法を理解出来る
4. 複合材料について、主な種類や特性、その応用法を理解出来る
5. 最近急激に発展してきた機能性高分子材料についての知識を得る。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1結晶学の考え方、解析法を理解し、材料特性との関連が説明できる結晶学の基本から材料特性が大体説明できる結晶学の基本が使えない
評価項目2高分子材料の特徴、種類が説明でき、応用法について提言できる高分子材料の特徴、種類が説明できる高分子材料の特徴が判らない
評価項目3セラミックス材料の特徴、種類が説明でき、応用法について提言できるセラミックス材料の特徴、種類が説明できるセラミックス材料の特徴が判らない
評価項目4複合材料の特徴、種類が説明でき、応用法について提言できる複合材料の特徴、種類が説明できる複合材料の特徴が判らない
評価項目5多数の機能性高分子材料の特徴、種類が説明でき、応用法について提言できる機能性高分子材料のうち、数種についてその特徴を説明できる機能性高分子材料の特徴が判らない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
3年で学んだ材料学の基礎のうち結晶に関する基礎事項をベースにして、非金属以外の無機材料、セラミックス、高分子材料、複合材料についてその特性を理解し、その応用法を習得する。
授業の進め方・方法:
基本的には講義形式であるが、グループワークも行なう。また、小テストの実施やレポート課題もある。
なお、試験結果が合格点に達しない時、再試験を行なう場合もある。
注意点:
(講義を受ける前) 3年で学んだ材料学の内容を十分に復習しておくこと。
(講義を受けた後) 実社会での材料事故や新材料開発等の話題と本講義を関連付けることで生きた学問を身につける

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス
結晶学の基礎に関する復習-1
授業の進め方と評価法について説明する。3年材料学で習得した結晶学の基礎を思い出す。
2週 結晶学に関する復習-2 結晶学の基礎を使って、材料特性を理解出来る。
3週 高分子材料-1:プラスチック プラスチックについて、種類、特性、応用法が理解出来る。
4週 高分子材料-2:エラストマー エラストマーについて、種類、特性、応用法が理解出来る。
5週 高分子材料-3:接着剤 接着剤について、種類、特性、応用法が理解出来る。
6週 機能性高分子材料の基礎-1 機能性高分子材料の主な種類や特性、応用法を理解出来る。
7週 機能性高分子材料の基礎-2 同上
8週
到達度試験(前期中間)
上記項目について学習した内容の理解度を授業の中で確認する。
2ndQ
9週 試験の解説と解答
セラミックス材料-1:種類
到達度試験の解説と解答。
セラミックス材料の主な種類につて説明出来る。
10週 セラミックス材料-2:機械材料 セラミックス系機械材料の種類、特性、応用法が理解出来る。
11週 セラミックス材料-3:ガラス ガラスの種類、特性、応用法が理解出来る。
12週 セラミックス材料-4:耐熱材料 耐熱セラミックス材料の種類、特性、応用法が理解出来る。
13週 複合材料-1:プラスチック基 プラスチック基複合材料の種類、特性、応用法が理解出来る。
14週 複合材料-2:金属基、セラミックス基 属基複合材料、セラミックス基複合材料の種類、特性、応用法が理解出来る。
15週
到達度試験(前期末)
上記項目について学習した内容の理解度を授業の中で確認する。
16週 試験の解説と解答
到達度試験の解説と解答、および授業アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験小テストレポート・発表成果品・実技ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
知識の基本的な理解5010000060
思考・推論・創造への適用力105000015
汎用的技能205000025
態度・嗜好性 (人間力)0000000
総合的な学習経験と創造的思考力0000000