機械製図Ⅲ

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 機械製図Ⅲ
科目番号 0017 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 「機械製図」,林 洋次 他,実教出版
担当教員 今田 良徳

到達目標

1.図形表記,寸法,はめあい,幾何公差,表面性状等をJIS規格に則って表すことができる.
2.機械部品を目的の形状にするための加工法,部品の機能を考えた寸法精度や表面性状を説明,決定することができる.
3.図面に示されている機械装置を構成する部品を読み取り,その部品図をJIS規格に則って表現できる.
4.実体物の測定結果を基に,部品の加工・組立を考慮してJIS規格に則った図面を作製することができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1図示に必要なJIS規格を充分に修得し,独力で自由に表現できる.図示に必要なJIS規格を理解し,常用される事項を表現できる. 図示に必要なJIS規格が理解できない.
評価項目2部品の機能を理解した上で適切な加工法,寸法精度,表面性状等を独力で決定できる.部品製作に必要な加工法,寸法,表面性状等を教員の指導により決定できる.部品製作に必要な加工法,寸法,表面性状等を決定できない
評価項目3図面に記入されている情報のみならず,周辺部品との関係から重要な事項を読み取り,表現することができる.図面に記入されている情報を正確に読み取り,それを基に表現することができる.図面に記入されている情報が読み取れず,それを表現できない.
評価項目4実体物と同等な製品を製作するための部品図・組立図を独力で作成することができる.実体物と同等な製品を製作するための部品図・組立図を教員の指導により作製することができる.部品図・組立図を作製することができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
これまで修得した機械製図に関する知識と技術を基にし,実体物についての製作図,設計図をJIS規格に則って正確に表現する能力を修得する.
授業の進め方・方法:
講義形式及び演習・実習形式で行う.課題提出及び課題図面提出を行う.必要に応じ小テストを行うことがある.
注意点:
合格点は50点である.課題図面70%,提出課題,小テストの結果10%,授業・作業態度20%の割合で評価する.特に,未提出の課題図面があれば単位取得ができないので注意すること.
   学年総合評価=(課題図面×0.7+提出課題,小テスト×0.1+授業・作業態度×0.2)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業のガイダンス
1.機械製図に関する基本事項
(1)図形の表記と寸法記入
授業の進め方と評価の仕方について説明する.
正確に図形を描き,適切に寸法記入ができる.
2週 (2)はめあい はめあいを説明できる.
3週 (3)幾何公差と加工面品位 幾何公差と加工面品位を説明できる.
4週 2.機械要素
(1)軸と軸継手
(2)軸受
回転軸関係の機械部品の機能が理解できる.
5週 (3)歯車と歯車図面の描き方
歯車の種類,使用例,歯車諸元が理解できる.
6週 3.機械部品の製図
(1)製図例「ラジアル滑り軸受」の製図
製図例「ラジアル滑り軸受」の内容を理解し,正確に表現することができる.
図面で表されていることを説明できる.
7週 (1)製図例「ラジアル滑り軸受」の製図
製図例「ラジアル滑り軸受」の内容を理解し,正確に表現することができる.
図面で表されていることを説明できる.
8週 (1)製図例「ラジアル滑り軸受」の製図 製図例「ラジアル滑り軸受」の内容を理解し,正確に表現することができる.
図面で表されていることを説明できる.
2ndQ
9週 (1)製図例「ラジアル滑り軸受」の製図 製図例「ラジアル滑り軸受」の内容を理解し,正確に表現することができる.
図面で表されていることを説明できる.
10週 (1)製図例「ラジアル滑り軸受」の製図
製図例「ラジアル滑り軸受」の内容を理解し,正確に表現することができる.
図面で表されていることを説明できる.
11週 (2)製図例「平歯車」の製図 製図例「平歯車」の内容を理解し,正確に表現することができる.
図面から歯車諸元を説明できる.
12週 (2)製図例「平歯車」の製図 製図例「平歯車」の内容を理解し,正確に表現することができる.
図面から歯車諸元を説明できる.
13週 (2)製図例「平歯車」の製図 製図例「平歯車」の内容を理解し,正確に表現することができる.
図面から歯車諸元を説明できる.
14週 4.組立図と部品図
(1)機械装置の部品図の作り方
部品図で表現すべきことを説明できる.
15週 (2)機械装置の組立図の作り方 組立図で表現すべきことを説明できる.
16週 授業アンケート
(3)「ラジアル滑り軸受部品図」の製図
授業アンケート
元となる機械図面から製作すべき部品を抜き出し,部品図を作製できる.
JISに則った図面の作製ができる.
後期
3rdQ
1週 (3)「ラジアル滑り軸受部品図」の製図 元となる機械図面から製作すべき部品を抜き出し,部品図を作製できる.
JISに則った図面の作製ができる.
2週 (3)「ラジアル滑り軸受部品図」の製図 元となる機械図面から製作すべき部品を抜き出し,部品図を作製できる.
JISに則った図面の作製ができる.
3週 (3)「ラジアル滑り軸受部品図」の製図 元となる機械図面から製作すべき部品を抜き出し,部品図を作製できる.
JISに則った図面の作製ができる.
4週 (3)「ラジアル滑り軸受部品図」の製図 元となる機械図面から製作すべき部品を抜き出し,部品図を作製できる.
JISに則った図面の作製ができる.
5週 (3)「ラジアル滑り軸受部品図」の製図 元となる機械図面から製作すべき部品を抜き出し,部品図を作製できる.
JISに則った図面の作製ができる.
6週 (3)「ラジアル滑り軸受部品図」の製図 元となる機械図面から製作すべき部品を抜き出し,部品図を作製できる.
JISに則った図面の作製ができる.
7週 5.スケッチ及び製作図
(1)スケッチの方法
(2)製作図面の作り方
スケッチの方法がわかる.
製作図に必要な情報を説明できる.
8週 (3)「トースカン」のスケッチ 実体物を測定し,それに基づいてスケッチをすることができる.
4thQ
9週 (3)「トースカン」のスケッチ 実体物を測定し,それに基づいてスケッチをすることができる.
10週 (3)「トースカン」のスケッチ 実体物を測定し,それに基づいてスケッチをすることができる.
11週 (4)「トースカン」の製作図面の作製 各種要素部品を含んだ製品の部品図と組立図を,JIS規格,加工法を意識しながら正確に表現できる.
12週 (4)「トースカン」の製作図面の作製 各種要素部品を含んだ製品の部品図と組立図を,JIS規格,加工法を意識しながら正確に表現できる.
13週 (4)「トースカン」の製作図面の作製 各種要素部品を含んだ製品の部品図と組立図を,JIS規格,加工法を意識しながら正確に表現できる.
14週 (4)「トースカン」の製作図面の作製 各種要素部品を含んだ製品の部品図と組立図を,JIS規格,加工法を意識しながら正確に表現できる.
15週 (4)「トースカン」の製作図面の作製 各種要素部品を含んだ製品の部品図と組立図を,JIS規格,加工法を意識しながら正確に表現できる.
16週 授業アンケート 本授業のまとめ,授業アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合100010080100
基礎的能力5001004055
専門的能力500004045
分野横断的能力0000000