創造設計製作

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 創造設計製作
科目番号 0018 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材  基礎シリーズ「機械実習 上・中・下」 嵯峨常生,中西佑二監修 実教出版      「機械製図」,林 洋次 他,実教出版
担当教員 小林 義和,今田 良徳

到達目標

1.構想を実現化するため,思い描いている品物の図面を作製したり,その図面にしたがって製作する品物を効率よく正確に製作できる.
2.製作した機械に想定外の事象が発生した場合,物理的な視点から問題解決でき,また臨機の対応ができる.
3.共同活動を効率よくできるようになる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1思い描いている品物の図面をわかりやすく表現でき,その図面を基に,加工法,加工の段取り,加工精度等を独力で決定して精度を考えた加工ができる.品物の図面を表現でき,その図面の情報を基に,場合に応じて教員,技術職員の助言をを受けながら加工を行うことができる.思い描いていることを図面として表現できない他,加工の方法の見当ができない.
評価項目2物理的な考察を基に,独力で問題解決の方法をいくつか考えることができ,効率的にな対応ができる.物理的な考察を基に,周囲の助言を受けながら,問題解決の方法を考え,実行できる.事象に対して,何が起きているかがわからず,周囲の助言があっても実行できない.
評価項目3自分の考え・行動だけでなく,周囲の意見・行動との調和できるよう積極的に取り組み,最善の策で対応できる.周囲の言動・行動に気を配り,調和を意識して作業等ができる.自己中心的な言動や行動をし,周囲の状況を考えた対応ができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
与えられた課題を満足する1台の機械を設計・製作する.これにより専門的な知識と技術の深化,統合化を図るとともに,問題解決の能力や自発的,創造的な態度の育成を図る.また,グループでの製作活動を通して,工程管理並びに生産技術に関する基礎的概念を修得する.
授業の進め方・方法:
実習形式で行う.グループ毎に計画を立てながら行う.課題レポートの提出を求める.
注意点:
合格点は50点である.課題レポート50%,製作日誌の内容10%,平素の活動の状況20%,製作した機械の完成度10%,コンテストでの順位10%の割合で評価する.特に、レポートの未提出者は単位取得が困難となるので注意すること.
学年総合成績=課題レポート×0.5+製作日誌の内容×0.1+平素の活動状況×0.2+機械の完成度×0.1+コンテスト順位×0.1

(実習を受ける前)実習前には,活動の効率化を図るため,予めその時間の活動内容を定めておくこと.
(実習を受けた後)作業内容,その時々の考えを整理して日誌に記入すること.また,問題点が発生した場合できるだけ早期にそのことについて取り組むように努力すること.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 授業ガイダンス
1.安全教育
授業の進め方と評価の仕方について説明する.
工場作業における基本的約束を理解し,常に安全に気を配りながら製作活動を行うことができる.
2週 2.設計仕様策定・製作計画
与えられた課題をどう解決するかを,図面や他の方法で討議することができる.
図面を基にして製作の工程を考えることができる.
3週 2.設計仕様策定・製作計画
与えられた課題をどう解決するかを,図面や他の方法で討議することができる.
図面を基にして製作の工程を考えることができる.
4週 3.設計案発表会
4.図面作成・使用材料選定
設計案を他のグループに分かり易く説明できる.品物を第三角法によって図面に表現できる.
目的に合った材料,部品を選定できる.
組み立てを意識しながら,部品の形状を決定できる.
5週 4.図面作成・使用材料選定 品物を第三角法によって図面に表現できる.
目的に合った材料,部品を選定できる.
組み立てを意識しながら,部品の形状を決定できる.
6週 4.図面作成・使用材料選定
5.製作
品物を第三角法によって図面に表現できる.
目的に合った材料,部品を選定できる.
組み立てを意識しながら,部品の形状を決定できる.
図面にしたがって部品を製作することができる.
部品を適切な加工法を選定し,精度よく加工できる.
設計段階で考えることができなかった不具合を,臨機応変に設計変更し,製作することができる.

7週 5.製作
図面にしたがって部品を製作することができる.
部品を適切な加工法を選定し,精度よく加工できる.
設計段階で考えることができなかった不具合を,臨機応変に設計変更し,製作することができる.

8週 5.製作
図面にしたがって部品を製作することができる.
部品を適切な加工法を選定し,精度よく加工できる.
設計段階で考えることができなかった不具合を,臨機応変に設計変更し,製作することができる.
4thQ
9週 5.製作 図面にしたがって部品を製作することができる.
部品を適切な加工法を選定し,精度よく加工できる.
設計段階で考えることができなかった不具合を,臨機応変に設計変更し,製作することができる.
10週 5.製作 図面にしたがって部品を製作することができる.
部品を適切な加工法を選定し,精度よく加工できる.
設計段階で考えることができなかった不具合を,臨機応変に設計変更し,製作することができる.
11週 5.製作 図面にしたがって部品を製作することができる.
部品を適切な加工法を選定し,精度よく加工できる.
設計段階で考えることができなかった不具合を,臨機応変に設計変更し,製作することができる.
12週 5.製作 図面にしたがって部品を製作することができる.
部品を適切な加工法を選定し,精度よく加工できる.
設計段階で考えることができなかった不具合を,臨機応変に設計変更し,製作することができる.
13週 5.製作 図面にしたがって部品を製作することができる.
部品を適切な加工法を選定し,精度よく加工できる.
設計段階で考えることができなかった不具合を,臨機応変に設計変更し,製作することができる.
14週 6.コンテスト

設計・製作した機械の能力を説明できる.
製作した機械の能力を生かし,競技することができる.
15週 7.課題レポート作成
自己で行った,またはグループで行った製作活動(設計,製図,加工)について客観的に評価・反省し,集団での製作活動の在るべき姿勢を身につける.
16週 7.課題レポート作成
授業アンケート
自己で行った,またはグループで行った製作活動(設計,製図,加工)について客観的に評価・反省し,集団での製作活動の在るべき姿勢を身につける.
本授業のまとめと授業アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00020080100
基礎的能力0002003050
専門的能力000005050
分野横断的能力0000000