工作機械

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 工作機械
科目番号 0022 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 新版「初歩から学ぶ工作機械」清水伸二著,大河出版会
担当教員 今田 良徳

到達目標

1.除去加工法とその加工を行う代表的工作機械とそれらの基本的構造形態や運動機能について説明できる.
2.加工機能を実現するために工作機械に必要な基本的特性を説明できる.
3.工作機械を構成する要素や周辺装置を理解し,それぞれに必要な性能,特性等を説明できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1工作機械の加工様式,基本的構造,並びに創生運動等を関連付けて理解し,それぞれ工作機械の特徴,優位性等を具体的な例を挙げながら説明できる.工作機械の加工様式,基本的構造,並びに創生運動等を理解し,それぞれ工作機械の特徴,優位性等を説明できる.工作機械の加工様式,基本的構造,並びに創生運動等を説明できない.
評価項目2工作機械で加工の際に発生する力,モーメント,及び熱等に関して理解し,それらが機械の性能へどのように影響するかを具体的に説明できる.工作機械で加工の際に発生する力,モーメント,及び熱等の挙動について説明できる.工作機械で加工の際に発生する力,モーメント,及び熱等の挙動について説明できない.
評価項目3工作機械を構成する要素や周辺機器に必要な性能や特性を具体的な例を挙げて説明でき,特に重要視すべき事項を詳しく説明できる.工作機械を構成する要素や周辺機器に必要な性能や特性を説明できる.工作機械を構成する要素や周辺機器に必要な性能や特性を説明できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
機械部品を製作する上で重要な手段である工作機械の構造や原理を理解し,工作機械に関する専門的な知識と効果的な利用技術を修得する.
授業の進め方・方法:
講義形式及び演習形式で行う.必要に応じて適宜課題レポートを実施する.
試験結果が合格点に達しない場合,再試験を行うことがある.
注意点:
合格点は60点である。成績は到達度試験(前期中間)40%,到達度試験(前期末)40%,課題レポート20%で評価する.
 総合評価 =(到達度試験(前期中間)×0.4+到達度試験(前期末)×0.4+課題レポート×0.2)

(講義を受ける前)予習をしっかり行うこと.
(講義を受けた後)復習をしっかり行い,関連する事項を積極的に自学する様に心がけてほしい.
            課題提出の期限を守ること.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス
1.工作機械の概要
授業の進め方と評価の仕方について説明する.
工作機械の概要が理解できる.
2週 2.ものづくりに使われる除去加工法 除去加工の方法と特性について理解できる.
3週 3.除去加工法と工作機械 除去加工法と工作機械の関連を理解できる.
4週 4.工作機械の分類 工作機械を様々な観点から分類できる.
5週 5.工作機械の基本構成 工作機械を構成する要素を理解できる.
6週 6.工作機械加工性能への影響因子 加工と関連する様々な物理的な因子を説明できる.
7週 7.工作機械が有すべき基本特性 工作機械毎に必要とされる性能を発揮させるために必要な特性を説明できる.
8週 到達度試験(前期中間)
これまで学習した内容の理解度を確認する.
2ndQ
9週 到達度試験の解説と解答
8.工作機械の主要構成要素の基本構造と仕組み
 (1)主軸構造
到達度試験の解説と解答
10週  (1)主軸構造 主軸構造を,必要な性能と関連させ説明できる.
11週  (2)本体構造 本体構造の特徴を必要な性能と関連させ説明できる.
12週  (3)送り・駆動系 送り・駆動系に求められる性能を理解できる.
13週  (4)結合部 結合部に求められる性能を理解できる.
14週  (5)数値制御装置 数値制御工作機械の概要を理解できる.
15週 到達度試験(前期末)
これまで学習した内容の理解度を確認する.
16週 到達度試験の解説と解答 到達度試験の解説と解答,本授業のまとめ,授業アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力5000001565
専門的能力300000535
分野横断的能力0000000