到達目標
機械システムをつくる基礎となる、軸受け・歯
などの機械要素が、破損することなく動作するように設計の基本通則に則り選定することができるようになること。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 負荷を考慮して軸や軸受けを選定することができる. | 軸や軸受けを選定することができる. | 軸や軸受けを選定することができない. |
評価項目2 | 歯車の種類,諸元を考慮して,歯車伝達装置を設計できる | 歯車の種類,諸元を考慮して,歯車を選定できる. | 歯車の種類,諸元を考慮して,歯車を選定できない. |
評価項目3 | 動力や負荷を考慮した伝動装置が設計できる. | 伝動装置が設計できる. | 伝動装置が設計できない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
機械システムを構築するために必要な軸受けや歯車などの機械要素の選定と、その組み合わせを適切に行い、機械設計の基礎的な知識を習得する。
授業の進め方・方法:
基本的には講義形式で行う。必要に応じて理解度を確認するためのチェックテストを実施する。
また、演習課題、レポート、宿題を課す。
注意点:
予習は教科書の精読、復習はノートの整理。
授業には集中して取り組むこと。3年次までの関連分野(基礎機械設計,材料力学等)を理解しておくこと。
合格点は60点である。各中間,期末の成績は,試験結果80%,小テスト・演習課題・レポート・宿題を20%で評価する。レポートの未提出者は単位取得が困難となるので注意すること。
学年総合成績 =(後期中間成績+学年末成績)/2
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業ガイダンス 機械設計の基礎 |
授業の進め方と評価の仕方について説明する。 機械設計の必要性を学ぶ。
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2週 |
軸の強さ |
回転および直動軸受けの種類と特徴がわかる.
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3週 |
軸受けの種類 |
軸受けの種類が理解できる.
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4週 |
軸受けの設計 |
疲れ寿命の計算ができる。
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5週 |
歯車の種類と諸元 |
歯車の種類と用途がわかる。ピッチやモジュールなど歯車の各諸元が理解できる。
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6週 |
歯車の強さ |
歯車の強度計算ができる。
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7週 |
到達度試験(前期中間) |
第1~6週で学習した内容の理解度を確認する.
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8週 |
試験の解説と解答 歯車列 |
到達度試験の解説と解答. 歯車列における速度伝達比が理解できる。
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2ndQ |
9週 |
歯車伝動機構 |
減速・変速歯車装置が理解できる。
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10週 |
ベルト伝動装置① |
動力や回転を伝えるベルト伝動装置が理解できる。
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11週 |
ベルト伝動装置② |
歯付きベルト伝動が理解できる.
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12週 |
チェーン伝動装置 |
チェーン伝動装置が理解できる。
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13週 |
ブレーキ |
摩擦ブレーキが理解できる.
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14週 |
バネ |
バネの機能と用途が理解できて、バネの設計ができる。
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15週 |
到達度試験(前期末) |
第8~14週で学習した内容の理解度を確認する.
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16週 |
試験の解説と解答 授業アンケート |
到達度試験の解説と解答、本授業のまとめ、および授業アンケート
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 50 |
専門的能力 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 50 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |