コンピュータ製図

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 コンピュータ製図
科目番号 0024 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 SolidWorksによる3次元CAD,門脇 重道 他,実教出版
担当教員 木澤 悟

到達目標

1.3次元モデルを製作することができる
2.アセンブリモデルを製作することができる
3.2次元製図を製作することができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1モータ,ナット,ボルトの3次元モデルを製作できるモータ,ナットの3次元モデルを製作できる3次元モデルを製作できない
評価項目2フランジ型たわみ軸継ぎ手,アーム機構のアセンブリモデルを製作できるフランジ型たわみ軸継ぎ手のアセンブリモデルを製作できるアセンブリモデルを製作できない
評価項目3応用的な2次元製図と図面の作成ができる基本的な2次元製図と図面の作成ができる2次元製図と図面の作成ができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
[授業の概要]
 SolidWorksを使った3次元モデリングを中心とした描画能力とアセンブリ方法を身につけ,2次元製図の描画能力と3次元モデルから2次元製図への展開方法を習得する
授業の進め方・方法:
演習形式で行い,作図した課題を期限内に提出させる.試験結果が合格点に達しない場合,再試験を行うことがある。
注意点:
(講義を受ける前) 機械製図Ⅰ,機械製図Ⅱを確実に理解すること
(講義を受けた後CADシステムを使いこなすまでには時間が掛かるので,学生個々が積極的に取り組む必要がある.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス
1 SolidWorksとは
(1)モデル作成の流れ
授業の進め方と評価の仕方について説明する.
イメージをしながら作業を進めることが出来る
2週 2 スケッチの基本操作
(1)スケッチの練習
(2)演習問題
スケッチの基本を身につけることが出来る
3週 3 3次元モデルの作成
(1)製作例1:モータ
3次元化の基本的な流れやコマンドの使い方ができる
4週 (2)製作例2:ナット
(3)製作例3:ボルト
3次元化の基本的な流れやコマンドの使い方ができる
5週 (4)演習問題 3次元化の基本的な流れやコマンドの使い方ができる
6週 4 アセンブリモデルの作成
(1)フランジ型たわみ軸継ぎ手
製図した各部品をアセンブルする
7週 (1)フランジ型たわみ軸継ぎ 製図した各部品をアセンブルする
8週 (1)フランジ型たわみ軸継ぎ 製図した各部品をアセンブルする
2ndQ
9週 (2)アーム機構 製図した各部品をアセンブルする
10週 (2)アーム機構 製図した各部品をアセンブルする
11週 (2)アーム機構 製図した各部品をアセンブルする
12週 2次元製図と図面の作成
(提出課題)
3次元で製図した図面を2次元製図に描くことができる
13週 2次元製図と図面の作成
(提出課題)
3次元で製図した図面を2次元製図に描くことができる
14週 2次元製図と図面の作成
(提出課題)
3次元で製図した図面を2次元製図に描くことができる
15週 到達度試験 上記項目について学習した内容の理解度を確認する
16週 試験の解説と解答と授業アンケート 到達度試験の解説と解答、授業アンケート,本授業のまとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図図面の役割と種類を適用できる。3
製図用具を正しく使うことができる。3
線の種類と用途を説明できる。3
物体の投影図を正確にかくことができる。3
製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。3
公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。3
部品のスケッチ図を書くことができる。3
CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。3
ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの機械要素の図面を作成できる。3
歯車減速装置、手巻きウインチ、渦巻きポンプ、ねじジャッキなどを題材に、その主要部の設計および製図ができる。3
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3
目標の実現に向けて計画ができる。3
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。3
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。3
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている3
法令やルールを遵守した行動をとれる。3
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。3
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。3
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。3
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。3
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。3
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。3
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。3
企業には社会的責任があることを認識している。3
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。3
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。3
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。3
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。3
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。3
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。3
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3

評価割合

試験演習課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力4010000050
専門的能力4010000050
分野横断的能力0000000