内燃機関Ⅰ

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 内燃機関Ⅰ
科目番号 0041 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 「改訂内燃機関」廣安博之・寶諸幸男・大山宜茂 共著 コロナ社 自製プリントの配布
担当教員 大上 泰寛

到達目標

1.熱機関がどのようなものか理解でき,内燃機関の利点・欠点がわかる.
2.内燃機関の構成要素が理解できると同時に、内燃機関の発展の歴史を知ることで技術的革新が理解できる.             3.ガソリン機関の理論熱効率と支配的因子について理解できる.                                 4.ディーゼル機関の理論熱効率と支配的因子について理解できる.                              5.ガスタービンエンジンの理論熱効率と支配的因子について理解できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1熱機関がどのようなものか理解でき,内燃機関の利点・欠点がわかり説明できる.熱機関がどのようなものか理解でき,内燃機関の利点・欠点がわかる.熱機関がどのようなものか理解でき,内燃機関の利点・欠点が理解できない.
評価項目2内燃機関の動作・構造が理解できる.同時に,それぞれの使用目的についても説明できる.内燃機関の動作・構造が理解できる. 内燃機関の動作・構造が理解できない.
評価項目3ガソリン機関の熱効率を理解することで,熱力学の基礎的要素を説明できる.ガソリン機関の熱効率を理解することで熱力学の基礎的要素の知識深めることができる.ガソリン機関の熱効率を理解できず,熱力学の基礎的要素の知識を深めることができない.
評価項目4ディーゼル機関の熱効率を理解することで,熱力学の基礎的要素を説明できる.ディーゼル機関の熱効率を理解することで熱力学の基礎的要素の知識深めることができる.ディーゼル機関の熱効率を理解できず,熱力学の基礎的要素の知識を深めることができない.
評価項目5ガスタービン機関の熱効率を理解することで,熱力学の基礎的要素を説明できる.ガスタービン機関の熱効率を理解することで熱力学の基礎的要素の知識深めることができる.ガスタービン機関の熱効率を理解できず,熱力学の基礎的要素の知識を深めることができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
原動機の主流を占める内燃機関の作動原理・基本サイクル(空気サイクル)および性能とその評価法などについて理解するとともに,環境問題に対応できる知識力を修得する.
授業の進め方・方法:
講義形式で行い,レポート提出を1回程度行う.試験結果が合格点に達しない場合,再テストを行うことがある.
注意点:
内燃機関は身近なものであると同時に,機械工学のあらゆる部門を総合した学問であることから、興味深く講義を聴き理解に努めること。また、技術者として環境問題を常に考慮すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス                熱機関の歴史 外燃機関、内燃機関の両方を含む熱機関の歴史について学ぶ.
2週 内燃機関緒論 内燃機関の構成要素と、各行程、およびその分類について理解する.
3週 空気サイクルの理論熱効率① オットーサイクルの理論熱効率が計算できる.
4週 空気サイクルの理論熱効率② ディーゼルサイクル、サバテサイクルの理論熱効率が計算できる.
5週 空気サイクルの理論熱効率③ アトキンソンサイクル、ブレイトンサイクルの理論熱効率が計算できる.
6週 実際のサイクル 空気サイクルの理論熱効率と実際のサイクルの熱効率の違いについて説明できる.
7週 到達度試験 第1~6週で学習した内容の理解度を確認する.
8週 試験の解説と解答                     授業アンケート           
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合0000000
基礎的能力50000100
専門的能力2000000
分野横断的能力10000000