電気情報基礎実験

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 電気情報基礎実験
科目番号 0016 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 電気情報工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 各テーマ毎に担当教員が用意するプリントを利用して行う。
担当教員 山崎 博之,菅原 英子,坂本 文人,中沢 吉博

到達目標

1.実験を通して直流発電機・電動機・変圧器の代表的な特性を実践的に理解できる。
2.H8マイコンの基本的な取り扱い及びプログラミング手法が理解できる。
3.論理回路ICを用いて回路を設計し,実際に動作させることができる。
4.イーサネットネットワークを用いた通信方法を理解し,通信プログラムができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1直流発電機・電動機・変圧器の代表的な特性測定結果と理論値との差異について考察できる。直流発電機・電動機・変圧器の代表的な特性測定結果を理解できる。直流発電機・電動機・変圧器の代表的な特性測定結果を理解できない。
評価項目2H8マイコンの基本的な取り扱い及びプログラミング手法が理解でき,積極的に回路へ応用できる。H8マイコンの基本的な取り扱い及びプログラミング手法が理解でき,基本的な動作をプログラムできる。H8マイコンの基本的な取り扱い及びプログラミング手法が理解できない。
評価項目3論理回路ICを用いて独自の回路を設計し,実際に動作させることができる。論理回路ICを用いて基本的な回路を設計し,実際に動作させることができる。論理回路ICを用いて回路を設計し,実際に動作させることができない。
評価項目4イーサネットネットワークを用いた通信方法を理解し,応用通信プログラムができる。イーサネットネットワークを用いた通信方法を理解し,基本通信プログラムができる。イーサネットネットワークを用いた通信方法を理解し,通信プログラムができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
各種実験装置を実際に構成し、操作実技を修得するとともに、ものづくりを通して知識を活用する能力を養う。また、レポート作成を通じて工学的な文章の書き方を修得し、内容・結果に対する考察力を高める。
授業の進め方・方法:
ガイダンスは講義形式で行い,実験は各テーマについて班ごとに行います。テーマごとにレポート提出をし,テーマによってプレゼンテーション技術向上のために発表会を行います。
注意点:
合格点は50点である。前期成績と後期成績の平均を学年総合評価とする。前期成績および後期成績は各テーマのレポート及び実験に対する姿勢で評価する(レポートの体裁(図・表・式の出来映えを含む)50%,考察40%,実験に対する姿勢10%)。レポート未提出者は単位取得が困難となるので注意すること。
 学年総合評価=(前期成績+後期成績)/2 
2年生の実験実習と比べて難易度が上がっているので,意欲的に取り組むこと。実験中のデータ整理,グラフ作成を班で協力して効率よく行うこと。
 電気機器系実験は取り扱う電力が大きいため,結線時にミスがあると大変危険である。また,回転機も使用するために不注意があれば大きな事故につながりかねない。工場実習と同様に作業着を正しく着用し,安全管理に十分気をつけること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 実験ガイダンスおよび安全教育を行う。
2週 ガイダンス 実験ガイダンスおよび安全教育を行う。
3週 電気機器系実験
(直流発電機実験)
直流発電機の無負荷および負荷特性がわかる。
4週 電気機器系実験
(直流発電機実験)
直流発電機の無負荷および負荷特性がわかる。
5週 電気機器系実験
(直流電動機実験)
直流電動機の速度制御および負荷特性がわかる。
6週 電気機器系実験
(直流電動機実験)
直流電動機の速度制御および負荷特性がわかる。
7週 情報通信系実験
( H8マイコン基礎実験)
マイコンの基本的な使い方を理解し,入出力回路とプログラムの作成方法がわかる。
8週 情報通信系実験
( H8マイコン基礎実験)
マイコンの基本的な使い方を理解し,入出力回路とプログラムの作成方法がわかる。
2ndQ
9週 情報通信系実験
( H8マイコン基礎実験)
マイコンの基本的な使い方を理解し,入出力回路とプログラムの作成方法がわかる。
10週 情報通信系実験
( H8マイコン基礎実験)
マイコンの基本的な使い方を理解し,入出力回路とプログラムの作成方法がわかる。
11週 情報通信系実験
(論理回路製作実習)
論理回路ICによる回路製作ができる。
12週 情報通信系実験
(論理回路製作実習)
論理回路ICによる回路製作ができる。
13週 情報通信系実験
(論理回路製作実習)
論理回路ICによる回路製作ができる。
14週 情報通信系実験
(論理回路製作実習)
論理回路ICによる回路製作ができる。
15週 まとめ 前期の実験実習のまとめと授業アンケートを行う。
16週
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 実験ガイダンスおよび安全教育を行う
2週 ガイダンス 実験ガイダンスおよび安全教育を行う
3週 電気機器系実験
(変圧器及び電力測定実験)
変圧器の等価回路および交流回路の電力がわかる。
4週 電気機器系実験
(変圧器及び電力測定実験)
変圧器の等価回路および交流回路の電力がわかる。
5週 電気機器系実験
(シーケンス制御実験)
PLCによるシーケンス制御法を理解できる。
6週 電気機器系実験
(シーケンス制御実験)
PLCによるシーケンス制御法を理解できる。
7週 情報通信系実験
(H8マイコン応用実験)
マイコンを応用して簡単な装置の設計製作ができる。
8週 情報通信系実験
(H8マイコン応用実験)
マイコンを応用して簡単な装置の設計製作ができる。
4thQ
9週 情報通信系実験
(H8マイコン応用実験)
マイコンを応用して簡単な装置の設計製作ができる。
10週 情報通信系実験
(H8マイコン応用実験)
マイコンを応用して簡単な装置の設計製作ができる。
11週 情報通信系実験
(ネットワーク実験)
ネットワークを用いたデータ通信が理解できる。
12週 情報通信系実験
(ネットワーク実験)
ネットワークを用いたデータ通信が理解できる。
13週 情報通信系実験
(ネットワーク実験)
ネットワークを用いたデータ通信が理解できる。
14週 情報通信系実験
(ネットワーク実験)
ネットワークを用いたデータ通信が理解できる。
15週 まとめ 最後に実験実習のまとめと授業アンケートを行う。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

レポート発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
知識の基本的な理解500000050
思考・推論・創造への適用力100000010
汎用的技能200000020
態度・嗜好性 (人間力)100000010
総合的な学習経験と 創造的思考力100000010