特別講義Ⅲ

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 特別講義Ⅲ
科目番号 0026 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気情報工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 自製プリント
担当教員 野坂 肇

到達目標

秋田県の産業政策を知った上で、秋田県内の企業がどのように経営、技術開発しているのかを、会社経営者、技術管理者、コーディネータの視点から知り、地域課題を発見しこれに取り組む意識の促進と、このための知識を修得する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1秋田県の産業政策について説明できる。秋田県の産業政策がわかる。秋田県の産業政策がわからない。
評価項目2秋田県内の企業がどのように経営、技術開発しているのか、説明できる。秋田県内の企業がどのように経営、技術開発しているのかわかる。秋田県内の企業がどのように経営、技術開発しているのかわからない。
評価項目3秋田県内における産業の背景がわかり、地域課題に取り組むための基礎知識を修得している。秋田県内における産業の背景がわかる。秋田県内における産業の背景がわからない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
地域の産業の特色はなにか、それはどのように築かれてきたのかを、経営、技術開発、政策の策定に携わってきた講師の生の声から、秋田県の魅力を探る。
授業の進め方・方法:
実務家教員によるオムニバス形式での授業を行います。授業には、双方向のコミュニケーションツールを活用することがあります。各教員より、レポートの提出を課題としてもとめます。
注意点:
事前:COC+授業「地域史」で修得した地域の歴史、地域特性、産業・資源史等、地域産業の現状理解のための基盤知識を整理してください。
事後:秋田県の各界で活躍する実務家教員による授業内容は、秋田県の現状や課題に関する的確な情報を与えていただけます。これらの情報に対して、学生のみなさんが何を考え、どのように理解し、考察するのか、実務家教員にも関心があります。このため、双方向機器の活用だけでなく、教員との積極的なコミュニケーションにより、地方創生をともに考え、実現に備えるという姿勢が必要です。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週 授業ガイダンス 授業の進め方と授業内容・方法および注意点が分かる。
2週 秋田の産業政策 産業技術センターの役割と産学官連携の現状と成果がわかる。
3週 秋田の産業政策 産業技術センターにおけるものづくり支援に関する取組が分かる。
4週 秋田の産業政策 再生可能エネルギーに関する秋田県の取組が分かる。
5週 特色ある技術Ⅰ 鉱山資源を活かした工業への展開について分かる。
6週 特色ある技術Ⅱ 業務用無線通信機器事業における現状と課題が分かる。
7週 特色ある技術Ⅲ 工業量としての「硬さ」が示す意味やその使われ方が分かる。
8週 特色ある技術Ⅲ 工業製品の「硬さ」を保証する仕組みがわかる。
4thQ
9週 特色ある技術Ⅲ 硬さ試験の現状と新製品の開発についてわかる。
10週 特色ある技術Ⅳ 学校で学んでいる技術が実際にどのように利用され、地域にかかわるのかがわかる。
11週 特色ある技術Ⅳ ドローンの利活用と情報通信技術について、県内での関連事業の取組が分かる。
12週 特色ある技術Ⅰ 秋田県内エレクトロニクス関連産業について、それを支えてきた委託加工の形態の変遷と小集団活動によるコスト削減についてわかる。
13週 特色ある技術Ⅰ 労働集約型から装置型への移行と国際競争についてわかる。
14週 特色ある技術Ⅰ 再生可能エネルギー関連産業における秋田県のポテンシャルと関連技術が分かる。
15週 まとめ 本授業のまとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力000005050
専門的能力000004040
分野横断的能力000001010