ソフトウェア工学

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 ソフトウェア工学
科目番号 0028 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 「新・明解C言語によるアルゴリズムとデータ構造」柴田望洋著 ソフトバンククリエイティブ、 自製テキスト
担当教員 竹下 大樹

到達目標

1.データ構造やアルゴリズムを理解できる.
2.データ構造やアルゴリズムを使ったプログラムを作成できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1データ構造やアルゴリズムを理解でき,問題に応じて,どのデータ構造やアルゴリズムを適用すべきか判断できる.データ構造やアルゴリズムを理解できる.データ構造やアルゴリズムを理解できない.
評価項目2データ構造やアルゴリズムを応用したプログラムを作成できる.データ構造やアルゴリズムを使ったプログラムを作成できる.データ構造やアルゴリズムを使ったプログラムを作成できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
高品質のソフトウェアを効率よく開発するため,データ構造とアルゴリズムを学習する.
授業の進め方・方法:
講義形式,および演習形式で行う.レポートを課す.
注意点:
合格点は60点である.レポートによって評価する.未提出者は単位取得が困難となるので注意すること.
総合評価 = 前期末成績

(講義を受ける前)テキストを中心に進めていくが,教科書を予習し,講義に備えること.
(講義を受けた後)レポートを課すので,講義内容を理解し,スキルの習得に努めること.

学修単位Ⅰである.自学自習時間は前期週4時間(合計60時間).

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業のガイダンス
基本的なアルゴリズムとデータ構造
授業の進め方と評価の仕方について説明する.
基本的なアルゴリズムとデータ構造が理解できる.
2週 探索 簡単な探索アルゴリズムが理解できる.
3週 スタックとキュー スタックとキューが理解できる.
4週 スタックとキュー スタックとキューが理解できる.
5週 ソート データをソートするアルゴリズムが理解できる.
6週 ソート データをソートするアルゴリズムが理解できる.
7週 文字列処理 文字列の探索方法が理解できる.
8週 文字列処理 文字列の探索方法が理解できる.
2ndQ
9週 線形リスト 線形リストを用いたアルゴリズムが理解できる.
10週 線形リスト 線形リストを用いたアルゴリズムが理解できる.
11週 線形リスト 線形リストを用いたアルゴリズムが理解できる.
12週 木構造 木構造を用いたアルゴリズムが理解できる.
13週 木構造 木構造を用いたアルゴリズムが理解できる.
14週 ハッシュ法 ハッシュ法を用いた探索アルゴリズムが理解できる.
15週 ハッシュ法 ハッシュ法を用いた探索アルゴリズムが理解できる.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野ソフトウェアアルゴリズムの概念を説明できる。3前1
与えられたアルゴリズムが問題を解決していく過程を説明できる。3前2
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを説明できる。3前2
整列、探索など、基本的なアルゴリズムについて説明できる。3前2,前5,前6
コンピュータ内部でデータを表現する方法(データ構造)にはバリエーションがあることを説明できる。3前3
同一の問題に対し、選択したデータ構造によってアルゴリズムが変化しうることを説明できる。3前3
リスト構造、スタック、キュー、木構造などの基本的なデータ構造の概念と操作を説明できる。3前3,前4,前9,前10,前11,前12,前13
ソフトウェアを中心としたシステム開発のプロセスを説明できる。3前1
ソースプログラムを解析することにより、計算量等のさまざまな観点から評価できる。3前2
同じ問題を解決する複数のプログラムを計算量等の観点から比較できる。3前2

評価割合

レポート合計
総合評価割合100100
知識の基本的な理解5050
思考・推論・創造への適用力2020
汎用的技能1010
態度・嗜好性 (人間力)1010
総合的な学習経験と創造的思考力1010