特別講義Ⅳ

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 特別講義Ⅳ
科目番号 0029 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気情報工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 自製プリント
担当教員 野坂 肇

到達目標

1.インスペック株式会社の事業概要と生産技術を理解する。
2.TDK株式会社の事業概要と生産技術を理解する。
3.東光グループの事業概要と生産技術を理解する。
4.DOWAグループの事業概要と生産技術を理解する。
5.株式会社秋田今野商店の事業概要と生産技術を理解する。
6.県内各企業が取り組んできた課題を理解し、技術者として秋田県の将来にどのように貢献できるか考える。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1インスペック株式会社の事業概要と生産技術がわかる。インスペック株式会社の事業概要がわかる。インスペック株式会社の事業概要が分からない。
評価項目2TDK株式会社の事業概要と生産技術がわかる。TDK株式会社の事業概要がわかる。TDK株式会社の事業概要が分からない。
評価項目3東光グループの事業概要と生産技術がわかる。東光グループの事業概要がわかる。東光グループの事業概要が分からない。
評価項目4DOWAグループの事業概要と生産技術がわかる。DOWAグループの事業概要が分かる。DOWAグループの事業概要が分からない。
評価項目5株式会社秋田今野商店の事業概要と生産技術がわかる。株式会社秋田今野商店の事業概要が分かる。株式会社秋田今野商店の事業概要が分からない。
評価項目6県内各企業が取り組んできた課題を理解し、技術者として秋田県の将来にどのような貢献ができるか述べることができる。県内各企業が取り組んできた課題がわかる。県内各企業が取り組んできた課題がわからない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
地域の課題は何か、その課題にどのように取り組むか、実際にこれに関わってきた講師が様々な産業領域の事例を紹介し、将来の秋田県像を描く。
授業の進め方・方法:
実務家教員によるオムニバス形式での授業を行う。授業は講義形式で行い、各教員より、レポートの提出を課題として求める。
注意点:
試験は行なわないので、レポートの提出がない場合には単位の取得が困難となる。
事前:COC+講演会で得た地域特性、産業・資源史等、地域産業の現状理解のための基盤知識を整理すること。
事後:教員との積極的なコミュニケーションにより地方創生をともに考え、実現に備えるという姿勢をが必要です。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 授業ガイダンス 授業の進め方と授業内容・方法および注意点が分かる。
2週 インスペック株式会社(1) インスペック株式会社の事業内容と製品、技術が分かる。
3週 インスペック株式会社(2) インスペック株式会社の成長戦略、AIへの取組が分かる。
4週 TDK株式会社(1) TDK株式会社の企業概要が分かる。
5週 TDK株式会社(2) TDK株式会社の生産技術と社内設備が分かる。
6週 TDK株式会社(3) TDK株式会社のモノつくり改革および今後の事業展開が分かる。
7週 東光グループ(1) 東光グループの概要と事業展開が分かる。
8週 東光グループ(2) ドローン開発の現状と将来展望が分かる。
4thQ
9週 DOWAエコシステム株式会社(1) DOWAグループが秋田県内で展開している事業概要が分かる。
10週 DOWAエコシステム株式会社(2) DOWAの環境関連事業、資源関連事業および電子材料関連事業の内容と技術内容が分かる。
11週 DOWAエコシステム株式会社(3) DOWAの環境関連事業、資源関連事業および電子材料関連事業の内容と技術内容が分かる。
12週 株式会社秋田今野商店(1) 発酵食品に携わる微生物一般と発酵食品について分かる。
13週 株式会社秋田今野商店(2) 秋田県内における微生物関連の研究開発状況が分かる。
14週 株式会社秋田今野商店(3) 微生物製造における現状と課題、今後の微生物ビジネスの展望が分かる。
15週 本授業のまとめ 本授業のまとめおよび授業アンケートを行なう。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3
複数の情報を整理・構造化できる。3
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。3
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。3
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。3
事実をもとに論理や考察を展開できる。3
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3
目標の実現に向けて計画ができる。3
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。3
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。3
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている3
法令やルールを遵守した行動をとれる。3
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。3
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。3
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。3
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。3
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。3
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。3
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。3
企業には社会的責任があることを認識している。3
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。3
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。3
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。3
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。3
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。3
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。3
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力000005050
専門的能力000004040
分野横断的能力000001010