到達目標
1.実験テーマについて,実験機材・装置を適切に操作でき,実験を安全に実施できる.
2.実験テーマについて,目的,原理,実験方法,結果,考察をレポートとしてまとめることができる.
3.実験テーマについて,プレゼンテーションを行うことができる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 実験の本質を理解し,実験に使用する機材や装置を適切に操作でき,安全に実験を実施できる. | 実験に使用する機材や装置を適切に操作でき,安全に実験を実施できる. | 実験に使用する機材や装置を適切に操作でき,安全に実験を実施できない. |
評価項目2 | 実験の本質を理解し,実験テーマについて,目的,原理,実験方法,結果,考察をレポートとしてまとめることができる. | 実験について,目的,原理,実験方法,結果,考察をレポートとしてまとめることができる. | 実験について,目的,原理,実験方法,結果,考察をレポートとしてまとめることができない. |
評価項目3 | 実験の本質を理解し,実験テーマについて,プレゼンテーションを行うことができる. | 実験について,プレゼンテーションを行うことができる. | 実験について,プレゼンテーションを行うことができない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
実験実習は,実際に実験装置を使って検証し,理論に対する理解度をより深めることを目標としている.
授業の進め方・方法:
ガイダンスは講義形式で行い,実験は各テーマについて班ごとに行う.レポート提出およびプレゼンテーション技術向上のため発表会を行う.
注意点:
合格点は60点である.各テーマのレポート及び実験に対する姿勢で評価する (レポートの体裁[図・表・式の出来映えを含む]50%,考察40%,実験に対する姿勢(発表したテーマは発表点)10%とする).
レポートの未提出者は単位取得が困難となるので注意すること.
授業を受ける前:実験題目に対応する科目の予習が必要である.実験中は教員の指示に従い,実験には興味を持って取り組むこと.
授業を受けた後:文献等を調べることによって各実験テーマにおける考察を行い,レポートの提出期限は必ず守ること.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
1 ガイダンス |
実験実習に関する説明を行う.
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2週 |
2 (1)ガイダンス |
2の実験の内容について説明する.
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3週 |
(2)三相誘導電動機 |
誘導電動機の特性試験および特性算定法が理解できる.
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4週 |
(2)三相誘導電動機 |
誘導電動機の特性試験および特性算定法が理解できる.
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5週 |
(3)三相同期発電機 |
同期発電機の基本特性の測定と算定方法を理解できる.
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6週 |
(3)三相同期発電機 |
同期発電機の基本特性の測定と算定方法を理解できる.
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7週 |
(4)電力変換 |
単相PWMインバータの電力変換原理とその制御法を理解できる.
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8週 |
(4)電力変換 |
単相PWMインバータの電力変換原理とその制御法を理解できる.
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2ndQ |
9週 |
(5)発表会 |
2の実験の内容について発表準備を行う.
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10週 |
(5)発表会 |
2の実験の内容について発表を行う.
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11週 |
3 (1)ガイダンス |
3の実験の内容について説明する.
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12週 |
(2)AD変換とDA変換 |
AD変換,およびDA変換のインターフェースを理解できる.
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13週 |
(2)AD変換とDA変換 |
AD変換,およびDA変換のインターフェースを理解できる.
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14週 |
(3)データマイニング実験 |
データマイニングによるデータ解析について理解できる.
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15週 |
(3)データマイニング実験 |
データマイニングによるデータ解析について理解できる.
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
(4)演算増幅器 |
演算増幅器の基本的な特性が理解できる.
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2週 |
(4)演算増幅器 |
演算増幅器の基本的な特性が理解できる.
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3週 |
(5)発表会 |
3の実験の内容について発表準備を行う.
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4週 |
(5)発表会 |
3の実験の内容について発表を行う.
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5週 |
4 (1)ガイダンス |
4の実験の内容について説明する.
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6週 |
(2)トランジスタの静特性 |
トランジスタの特性について理解できる.
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7週 |
(2)トランジスタの静特性 |
トランジスタの特性について理解できる.
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8週 |
(3)ホール効果 |
半導体のホール効果が理解できる.
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4thQ |
9週 |
(3)ホール効果 |
半導体のホール効果が理解できる.
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10週 |
(4)光電変換素子 |
光電効果を利用した素子が理解できる.
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11週 |
(4)光電変換素子 |
光電効果を利用した素子が理解できる.
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12週 |
(5)発表会 |
4の実験の内容について発表準備を行う.
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13週 |
(5)発表会 |
4の実験の内容について発表を行う.
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14週 |
5 まとめ |
最後に実験実習のまとめと授業アンケートを行う.
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15週 |
5 まとめ |
最後に実験実習のまとめと授業アンケートを行う.
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の工学実験・実習能力 | 電気・電子系分野【実験・実習能力】 | 電気・電子系【実験実習】 | 電圧・電流・電力などの電気諸量の測定が実践できる。 | 3 | 前3,前5,後6,後10 |
抵抗・インピーダンスの測定が実践できる。 | 3 | 前3,前5,後8 |
オシロスコープを用いて実際の波形観測が実施できる。 | 3 | 前7,後7 |
電気・電子系の実験を安全に行うための基本知識を習得する。 | 3 | 前1,前2,前11,後5 |
キルヒホッフの法則を適用し、実験結果を考察できる。 | 3 | |
分流・分圧の関係を適用し、実験結果を考察できる。 | 3 | |
ブリッジ回路の平衡条件を適用し、実験結果を考察できる。 | 3 | |
重ねの理を適用し、実験結果を考察できる。 | 3 | |
インピーダンスの周波数特性を考慮し、実験結果を考察できる。 | 3 | |
共振について、実験結果を考察できる。 | 3 | |
増幅回路等(トランジスタ、オペアンプ)の動作に関する実験結果を考察できる。 | 3 | 後1,後2 |
論理回路の動作について実験結果を考察できる。 | 3 | |
ダイオードの電気的特性の測定法を習得し、その実験結果を考察できる。 | 3 | 後10,後11 |
トランジスタの電気的特性の測定法を習得し、その実験結果を考察できる。 | 3 | 後6,後7 |
ディジタルICの使用方法を習得する。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 10 | 0 | 0 | 0 | 90 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 10 | 0 | 0 | 0 | 50 | 60 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 20 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 20 |