電気情報工学実験Ⅰ

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 電気情報工学実験Ⅰ
科目番号 0030 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 自製プリント
担当教員 田中 将樹,中沢 吉博,武井 由智

到達目標

1.実験テーマについて,実験機材・装置を適切に操作でき,実験を安全に実施できる.
2.実験テーマについて,目的,原理,実験方法,結果,考察をレポートとしてまとめることができる.
3.実験テーマについて,プレゼンテーションを行うことができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1実験の本質を理解し,実験に使用する機材や装置を適切に操作でき,安全に実験を実施できる.実験に使用する機材や装置を適切に操作でき,安全に実験を実施できる.実験に使用する機材や装置を適切に操作でき,安全に実験を実施できない.
評価項目2実験の本質を理解し,実験テーマについて,目的,原理,実験方法,結果,考察をレポートとしてまとめることができる. 実験について,目的,原理,実験方法,結果,考察をレポートとしてまとめることができる.実験について,目的,原理,実験方法,結果,考察をレポートとしてまとめることができない.
評価項目3実験の本質を理解し,実験テーマについて,プレゼンテーションを行うことができる.実験について,プレゼンテーションを行うことができる.実験について,プレゼンテーションを行うことができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
実験実習は,実際に実験装置を使って検証し,理論に対する理解度をより深めることを目標としている.
授業の進め方・方法:
ガイダンスは講義形式で行い,実験は各テーマについて班ごとに行う.レポート提出およびプレゼンテーション技術向上のため発表会を行う.
注意点:
合格点は60点である.各テーマのレポート及び実験に対する姿勢で評価する (レポートの体裁[図・表・式の出来映えを含む]50%,考察40%,実験に対する姿勢(発表したテーマは発表点)10%とする).
レポートの未提出者は単位取得が困難となるので注意すること.
授業を受ける前:実験題目に対応する科目の予習が必要である.実験中は教員の指示に従い,実験には興味を持って取り組むこと.
授業を受けた後:文献等を調べることによって各実験テーマにおける考察を行い,レポートの提出期限は必ず守ること.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1 ガイダンス 実験実習に関する説明を行う.
2週 2 
(1)ガイダンス
2の実験の内容について説明する.
3週 (2)三相誘導電動機 誘導電動機の特性試験および特性算定法が理解できる.
4週 (2)三相誘導電動機 誘導電動機の特性試験および特性算定法が理解できる.
5週 (3)三相同期発電機 同期発電機の基本特性の測定と算定方法を理解できる.
6週 (3)三相同期発電機 同期発電機の基本特性の測定と算定方法を理解できる.
7週 (4)電力変換 単相PWMインバータの電力変換原理とその制御法を理解できる.
8週 (4)電力変換 単相PWMインバータの電力変換原理とその制御法を理解できる.
2ndQ
9週 (5)発表会 2の実験の内容について発表準備を行う.
10週 (5)発表会 2の実験の内容について発表を行う.
11週 3 
(1)ガイダンス
3の実験の内容について説明する.
12週 (2)AD変換とDA変換 AD変換,およびDA変換のインターフェースを理解できる.
13週 (2)AD変換とDA変換 AD変換,およびDA変換のインターフェースを理解できる.
14週 (3)データマイニング実験 データマイニングによるデータ解析について理解できる.
15週 (3)データマイニング実験 データマイニングによるデータ解析について理解できる.
16週
後期
3rdQ
1週 (4)演算増幅器 演算増幅器の基本的な特性が理解できる.
2週 (4)演算増幅器 演算増幅器の基本的な特性が理解できる.
3週 (5)発表会 3の実験の内容について発表準備を行う.
4週 (5)発表会 3の実験の内容について発表を行う.
5週 4 
(1)ガイダンス
4の実験の内容について説明する.
6週 (2)トランジスタの静特性 トランジスタの特性について理解できる.
7週 (2)トランジスタの静特性 トランジスタの特性について理解できる.
8週 (3)ホール効果 半導体のホール効果が理解できる.
4thQ
9週 (3)ホール効果 半導体のホール効果が理解できる.
10週 (4)光電変換素子 光電効果を利用した素子が理解できる.
11週 (4)光電変換素子 光電効果を利用した素子が理解できる.
12週 (5)発表会 4の実験の内容について発表準備を行う.
13週 (5)発表会 4の実験の内容について発表を行う.
14週 5 まとめ 最後に実験実習のまとめと授業アンケートを行う.
15週 5 まとめ 最後に実験実習のまとめと授業アンケートを行う.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の工学実験・実習能力電気・電子系分野【実験・実習能力】電気・電子系【実験実習】電圧・電流・電力などの電気諸量の測定が実践できる。3前3,前5,後6,後10
抵抗・インピーダンスの測定が実践できる。3前3,前5,後8
オシロスコープを用いて実際の波形観測が実施できる。3前7,後7
電気・電子系の実験を安全に行うための基本知識を習得する。3前1,前2,前11,後5
キルヒホッフの法則を適用し、実験結果を考察できる。3
分流・分圧の関係を適用し、実験結果を考察できる。3
ブリッジ回路の平衡条件を適用し、実験結果を考察できる。3
重ねの理を適用し、実験結果を考察できる。3
インピーダンスの周波数特性を考慮し、実験結果を考察できる。3
共振について、実験結果を考察できる。3
増幅回路等(トランジスタ、オペアンプ)の動作に関する実験結果を考察できる。3後1,後2
論理回路の動作について実験結果を考察できる。3
ダイオードの電気的特性の測定法を習得し、その実験結果を考察できる。3後10,後11
トランジスタの電気的特性の測定法を習得し、その実験結果を考察できる。3後6,後7
ディジタルICの使用方法を習得する。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合01000090100
基礎的能力0100005060
専門的能力000002020
分野横断的能力000002020