ソフトウェア工学演習

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 ソフトウェア工学演習
科目番号 0031 科目区分 専門 / 選択
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 「新版明解C++入門編」柴田望洋著 ソフトバンククリエイティブ,自製プリントの配布
担当教員 武井 由智

到達目標

1.ソフトウエア開発の演習課題プログラムを作成できる.
2.ソフトウエア開発の立案から完成までの設計ができる.
3.ソフトウエアの開発と動作確認ができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1独力で,ソフトウエア開発の演習課題プログラムを作成できる.サンプルや参考資料を参照しながら,ソフトウエア開発の演習課題プログラムを作成できる.ソフトウエア開発の演習課題プログラムの作成ができない.
評価項目2独力で,ソフトウエア開発の立案から完成までの設計ができる.サンプルや参考資料を参照しながら,ソフトウエア開発の立案から完成までの設計ができる.ソフトウエア開発の立案から完成までの設計ができない.
評価項目3独力で,ソフトウエアの開発と動作確認ができる.サンプルや参考資料を参照しながら,ソフトウエアの開発と動作確認ができる.ソフトウエアの開発と動作確認ができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
C++言語等のオブジェクト指向言語を用いたソフトウエア開発の総合学習であり,プログラムを効率よく開発するための能力を習得する.
授業の進め方・方法:
演習形式および小グループによる実践的な設計・開発を行う.制作プログラムの発表・レポート提出を行う.
注意点:
プログラミング技術の習得の近道は,多くのソースコードを見たり書いたりすることである.他人が書いたプログラムを実行させて理解することが必要である.制作プログラム未発表者とレポート未提出者は単位の取得が困難となるので注意すること.(授業前に気を付けること)プログラムの書き方に困っている点、バグを明確にする.(授業後に気を付けること)次の週に向けた課題を整理すること.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス
C++によるプログラム開発導入
授業の進め方と評価の仕方について説明する.
C++によるプログラム開発の特徴がわかる。
2週 アプリケーション作成手順 統合環境におけるプログラミングおよびデバッグ方法がわかる.
3週 基本的な設計 所望の機能を実現するための大まかな処理の流れを設計することができる。
4週 基本的な設計 必要な処理をプログラムモジュールに分割することができる。
5週 基本的な設計 所望の機能を実現するための大まかなデータ構造を設計できる。
6週 データとクラス データとクラスの扱い方が理解できる.
7週 データとクラス データとクラスの扱い方が理解できる.
8週 データとクラス データとクラスの扱い方が理解できる.
2ndQ
9週 ファイル入出力 ファイル入出力の方法がわかる.
10週 ユーザインターフェース 画像表示やツールバーの作成方法がわかる.
11週 ソフトウエア設計 ソフトウエアの基本設計ができる.
12週 ソフトウエア設計 ソフトウエアの基本設計ができる.
13週 ソフトウエア設計 ソフトウエアの基本設計ができる.
14週 ソフトウエア設計 ソフトウエアの基本設計ができる.
15週 まとめ 前期のまとめ。ソフトウェア仕様書をまとめることができる。
16週
後期
3rdQ
1週 詳細設計 開発するプログラムの設計ができる.
2週 詳細設計 開発するプログラムの設計ができる.
3週 詳細設計 開発するプログラムの設計ができる.
4週 詳細設計 開発するプログラムの設計ができる.
5週 プログラミング プログラミング開発を基礎としたソフトウエア開発を体験する.
6週 プログラミング プログラミング開発を基礎としたソフトウエア開発を体験する.
7週 プログラミング プログラミング開発を基礎としたソフトウエア開発を体験する.
8週 プログラミング プログラミング開発を基礎としたソフトウエア開発を体験する.
4thQ
9週 プログラミング プログラミング開発を基礎としたソフトウエア開発を体験する.
10週 プログラミング プログラミング開発を基礎としたソフトウエア開発を体験する.
11週 プログラミング プログラミング開発を基礎としたソフトウエア開発を体験する.
12週 テスト 制作したプログラムの動作確認ができる.
13週 テスト 制作したプログラムの動作確認ができる.
14週 制作プログラムの発表 制作プログラムの立案理由と設計,制作について発表できる.
15週 まとめ 制作したプログラムの報告書をまとめることができる.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野プログラミング代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。4
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。4
変数の概念を説明できる。4
データ型の概念を説明できる。4
制御構造の概念を理解し、条件分岐を記述できる。4
制御構造の概念を理解し、反復処理を記述できる。4
与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。4
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。4
与えられたソースプログラムを解析し、プログラムの動作を予測することができる。4
主要な言語処理プロセッサの種類と特徴を説明できる。3
ソフトウェア開発に利用する標準的なツールの種類と機能を説明できる。3
プログラミング言語は計算モデルによって分類されることを説明できる。3
主要な計算モデルを説明できる。3
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを設計できる。3
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを設計することができる。3
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを実装することができる。4
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを実装できる。4

評価割合

レポート口頭発表成果品実技態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合5020201000100
知識の基本的な理解205500030
思考・推論・創造への適用力105500020
汎用的技能105500020
態度・嗜好性 (人間力)000100010
総合的な学習経験と創造的思考力105500020