基礎研究

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 基礎研究
科目番号 0013 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 研究室紹介に用いる概要集各研究室で配布される論文,過去のデータ,自作プリントなど
担当教員 佐藤 恒之

到達目標

前期は,研究室を体験し,研究室での研究課題や実験方法などに理解を深めることで、基本的な研究の推進方法を学習する。また,プレゼンテーションやコミュニケーションの重要性を認識できるようになる。後期は,配属研究室の教員が,文献調査力,実験原理の理解を基礎に,実験結果を考察する手法を導入教育することで,卒業研究が円滑に推進できる基礎を固められるようにする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各研究室から与えられた課題を,完全に解決できる。各研究室から与えられた課題を,解決できる。各研究室から与えられた課題を,解決できない。
評価項目2教員と研究に関して,円滑にコミュニケーションができる。教員と研究に関して,コミュニケーションができる。教員と研究に関して,コミュニケーションができない。
評価項目3与えられた機器の使用法が,完全に理解できる。与えられた機器の使用法が,理解できる。与えられた機器の使用法が,理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
前期は,各々異なる研究室で実験や研究を体験し,研究室に対する認識を含め,夏期休暇中の校外実習や配属研究室での導入教育を行う。また,関連分野を支える研究機関,企業の調査を行い,個々の目的意識を高める.後期には,配属研究室において,卒業研究に関係した実験操作や文献調査能力を高め,卒業研究をより円滑に推進できるように指導する。
授業の進め方・方法:
1.卒業研究を指導する各研究室の研究紹介をし,各研究室内でそれぞれオリジナルな内容を学ぶ。
2.プレゼンテーション(テーマは校外実習,研究内容等)の技法を学ぶ。
3.各研究室の指導教員のもと,課せられたテーマに関する基礎的な研究を推進する。
注意点:
各指導教員が次に示す方法で総合的に評価する。
学年総合評価=導入教育に対する姿勢(30%)+読解力(20%)+機器の利用能力(20%)+コミュニケーション能力(30%)
学年総合評価で60点以上を合格とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス 授業の進め方と評価の仕方について説明する.
2週 1.研究室紹介 各指導教員の研究内容と研究の特徴がわかる.
3週 同上 同上
4週 同上 同上
5週 同上 同上
6週 2.研究室体験と口頭発表 各指導教員で,実験法や機器の性質に応じて指導方法は異なるが,学生実験と卒業研究の違いを学生が認識できるようになる.体験の内容について理解を深めるとともに,プレゼンテーション能力・コミュニケーション能力を養うことができる.また,プレゼンテーションの方法がわかる.
7週 以降同上 以降同上
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週 授業ガイダンス 全体ガイダンスを行う.
2週 2.文献調査
(1)応力検索
文献の種類を理解した上で検索できる.
3週 (2)応力検索Ⅱ 同上
4週 (3)読解能力Ⅰ 日本語や英語の論文を読解し,内容を理解し整理できる.
5週 (4)読解能力Ⅱ 同上
6週 (5)活用能力Ⅰ 文献から得た知識を,実験や課題に活用できる.
7週 (6)活用能力Ⅱ 同上
8週 3.実験器具,機器の原理と使用方法
(1)器具の使用方法
実験器具や機器の使用方法がわかる.
4thQ
9週 (2)機器の取扱 同上
10週 (3)分析機器の原理 分析機器の原理と解析の原理・方法がわかる.
11週 (4)データ解析 同上
12週 4.実験結果の考察 測定原理や解析原理に基づいて分析結果を解釈できる.
13週 同上 同上
14週 5.コミュニケーション能力 指導教員,専攻科特研生,卒研生などと,実験操作や実験結果の解釈に対して,コミュニケーションをとることができる。
15週 同上 同上
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合04000060100
基礎的能力0200002040
専門的能力0100002030
分野横断的能力0100002030