計画数理

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 計画数理
科目番号 0009 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 教科書:「図説 わかる土木計画」松村暢彦 他著,学芸出版社/参考書:「計画数理 -土木計画のための統計解析入門-」石井一郎・湯沢昭編著,森北出版/その他:自製プリントの配布
担当教員 長谷川 裕修

到達目標

1. 計画策定の手順および計画策定における数理手法とデータ処理の必要性がわかる
2. データを統計的に推定・検定することができる
3. 相関分析と回帰分析を理解する
4. 線形計画法によって制約付き最適化問題を解くことができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1計画策定の手順および計画策定における数理手法とデータ処理の必要性がわかる計画策定の手順および計画策定における数理手法の必要性がわかる計画策定の手順および計画策定における数理手法の必要性がわからない
評価項目2データを統計的に推定・検定することができ,結果を適切に考察することができるデータを統計的に推定・検定することができるデータを統計的に推定・検定することができない
評価項目3相関分析と回帰分析の結果を求めることができ,結果を適切に考察することができる相関分析と回帰分析の結果を求めることができる相関分析と回帰分析の結果を求めることができない
評価項目4線形計画法によって制約付き最適化問題を解くことができ,結果を適切に考察することができる線形計画法によって制約付き最適化問題を解くことができる線形計画法によって制約付き最適化問題を解くことができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
建設工学における計画策定等に必要とされる各種の数学的手法を学習することにより,様々なデータに応じた現状の問題把握や将来予測等を行うための基礎的な能力を習得する.
授業の進め方・方法:
講義形式で行う.必要に応じて適宜,レポートの提出を求める.成績が合格点に達しない場合,再試験を実施することがある.計算問題が多いため,毎回電卓を持参すること.
注意点:
合格点は60点である.
前期末試験結果を80%,課題・レポートの結果を20%として評価する.
(講義を受ける前)数学科目で学んだ事項,特に確率・統計に関係する内容を復習しておくこと
(講義を受けた後)本科目で学んだ知識をもとに,卒研等で得たデータを利活用できるようになることを期待する
自学自習時間:週1時間

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス
計画の手順と数理手法
授業の進め方と評価の仕方について説明する.
建設工学における計画策定方法と数理手法の必要性がわかる.
2週 統計的データ処理 データの種類に応じた適切な整理方法が選択できる.
3週 統計的推定法 母平均・母分散の点推定・区間推定がわかる.
4週 統計的推定法 母平均・母分散の点推定・区間推定がわかる.
5週 統計的検定法 仮説による検定方法と母平均・母分散の検定がわかる.
6週 統計的検定法 仮説による検定方法と母平均・母分散の検定がわかる.
7週 標本調査と標本抽出理論 標本調査の方法がわかり,適切な標本数を求められる.
8週 分散分析 分散分析法によるデータの分析方法がわかる.
2ndQ
9週 相関分析 データの相関関係を明らかにすることができる.
10週 相関分析 データの相関関係を明らかにすることができる.
11週 回帰分析 回帰式の推定と推定した回帰式の説明力を求めることができる.
12週 回帰分析 回帰式の推定と推定した回帰式の説明力を求めることができる.
13週 線形計画法 線形計画法によって制約付最適化問題を解くことができる.
14週 線形計画法 線形計画法によって制約付最適化問題を解くことができる.
15週 到達度試験(前期末) 上記項目について学習した内容の理解度を授業の中で確認する.
16週 試験の解説と解答 到達度試験の解説と解答,および授業アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
知識の基本的な理解5000001060
思考・推論・創造への適用力2000001030
汎用的技能100000010