都市環境工学

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 都市環境工学
科目番号 0011 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 後期:2
教科書/教材 教科書:「環境工学」羽田守夫・江成敬次郎共著 森北出版、その他:自製プリントの配布
担当教員 金 主鉉

到達目標

1. 公害の歴史的経緯と原因について説明できる。
2. 各種水質汚濁源の種類と負荷量の実態を説明できるとともに、河川における自浄作用が説明できる。
3. 土壌・地下水汚染問題の概要が説明でき、防止対策を理解できる。
4. 大気汚染物質の発生源、有害性を説明でき、その対策について説明できる。
5. 環境空間における水質汚濁・大気汚染物質の濃度を解析できるとともに、産業廃棄物の現況と処理方法について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1公害の歴史的経緯と原因について理解できる。公害歴史の原因について理解できる。公害の歴史的経緯と原因について理解できない。
評価項目2各種水質汚濁源の種類と負荷量の実態を説明できるとともに、河川における自浄作用が説明できる。各種水質汚濁源の種類と負荷量の実態を説明できる。各種水質汚濁源の種類と負荷量の実態を説明できない。河川における自浄作用が説明できない。
評価項目3土壌・地下水汚染問題の概要が説明でき、防止対策を理解できる。土壌・地下水汚染問題の概要が説明できる。土壌・地下水汚染問題の概要が説明できない。防止対策を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
都市の大気、水、土壌、居住の各環境の現状を把握し、汚染物質の発生源、量、性質と移動、
反応速度、測定方法、人への影響と環境基準、防止対策等について理解を深め、技術者として必要な知識を修得する。
授業の進め方・方法:
PPTを用いた講義形式で行う。課題演習、レポート提出を実施する。
試験結果が合格点に達しない場合、再試験を行うことがある。
注意点:
演習課題を授業中に実施するため、教科書、配布資料、電卓を忘れずに準備して出席すること。
レポートの提出期限を厳守すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 授業ガイダンス
1 環境問題概論
授業の進め方と評価の仕方について説明する。環境問題の核心的内容と原因について理解できる。
2週 2 公害の歴史 4大公害の歴史的経緯と原因について理解できる。
3週 3 水環境
(1)水の性質と水利用
水の分子構造から水の特性を理解できる。
4週 (2)水質汚濁の発生源と防止対策
各種汚濁源の種類と負荷量の実態を説明できる。

5週 (3)水質汚濁の機構と解析
水質変化の基本式を理解でき、拡散や自浄作用も含めて水質変化の計算ができる。
6週 4 土壌・地下水環境 土壌・地下水汚染問題を知り、防止対策を理解できる。
7週 到達度試験(後期中間)
上記項目について学習した内容の理解度を確認する。
8週 試験の解説と解答 到達度試験の解説と解答
4thQ
9週 5 大気環境
(1)大気環境の特性と汚染物質
汚染物質の特性、気象と拡散の関係を理解できる。
10週 (2)防止対策と地球規模大気汚染
汚染物質の防止対策と地球規模汚染を説明できる。
11週 6 環境解析
(1)物質収支
環境空間における汚濁・汚染物質の物質収支の考え方を説明できる。
12週 (2)水環境と大気環境の環境解析 水環境と大気環境における汚濁・汚染物質の濃度解析を説明できる。
13週 7 廃棄物
(1)廃棄物概説と都市ごみ、産業廃棄物の処理
廃棄物の分類、一般、産業廃棄物の現況を理解し、その処理方法について説明できる。
14週 (2)廃棄物の処分と管理 一廃の処分法、産廃処分場の種類を説明できる。
15週 到達度試験(後期末) 上記項目について学習した内容の理解度を確認する。
16週 試験の解説と解答、授業アンケート 到達度試験の解説と解答,本授業のまとめ,および授業アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験演習課題合計
総合評価割合8020100
基礎的能力601070
専門的能力10515
分野横断的能力10515