情報処理Ⅱ

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 情報処理Ⅱ
科目番号 0013 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 自製プリントの配布
担当教員 増田 周平,谷本 真佑

到達目標

1.BASIC言語で書かれたプログラムの処理内容が理解できる。
2.BASIC言語を用い、基本的な演算・条件判断・繰り返し等の処理を行うプログラムを作成できる。
3.VBAの構造や基礎を理解し、簡易なマクロを作成することができる。
4.条件分岐、繰り返し、配列などの手法を組み合わせて応用することで、プログラムを構築することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1BASIC言語で書かれたプログラムの処理内容を理解し、他の学生に説明できる。BASIC言語で書かれたプログラムの処理内容を理解できる。BASIC言語で書かれたプログラムの処理内容を理解できない。
評価項目2最終出力に至る処理工程を把握した上で、BASIC言語による基本的な処理内容のプログラムを効率的に作成できる。BASIC言語による基本的な処理内容のプログラムを作成できる。BASIC言語による基本的な処理内容のプログラムを作成できない。
評価項目3VBAの構造や基礎事項を理解し、比較的短時間で効率の良いマクロを作成できる。VBAの構造や基礎事項を理解し、課題に対するマクロを作成できる。VBAの構造や基礎を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
BASIC言語ならびにVisual Basic for Application(Excel VBA)の使用法を学習し、調査・設計等、あらゆる場面で要求される情報処理能力の基礎を習得する。
授業の進め方・方法:
授業は座学と演習形式を組み合わせて行う。演習にあたっては演習問題を課す。筆記試験または実技試験を実施する。試験結果が合格点に達しない場合、再試験を行うことがある。
注意点:
1年時に学習する情報処理Ⅰの内容をしっかりと復習しておくこと。特に、Windowsの基本操作やタイピング技能などが著しく低い場合には演習実施の妨げになるため、各自で十分に復習し、修得しておくこと。本科目の学習内容は高学年における科目の課題演習、卒業研究などに活用できるため、各自で継続的に取組むことが望ましい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 用語と記号の確認 基礎的な用語の意味と、使用する記号について理解できる。
2週 入出力と演算 入出力と計算の違いが説明できる。
3週 フローチャート フローチャートを読み、処理の内容と流れが理解できる。
4週 条件判断・分岐 判断分岐処理を用いてプログラムを組むことができる。
5週 繰り返し処理(1) 繰り返し処理を用いてプログラムを組むことができる。
6週 繰り返し処理(2) 繰り返し処理を用いてプログラムを組むことができる。
7週 添え字付き変数 添え字付き変数の仕組みと有効性を説明できる。
8週 到達度試験(前期中間) 上記項目について学習した内容の理解度を授業の中で確認する。
2ndQ
9週 多重の繰り返し処理 二重ループ処理を用いてプログラムを組むことができる。
10週 乱数 乱数の意味と仕組みが理解できる。
11週 文字処理 数値と文字の処理方法の違いが説明できる。
12週 グラフ表示 グラフ表示を利用したプログラムを組むことができる。
13週 総合演習(1) 上記手法を組み合わせたプログラムを作成できる。
14週 総合演習(2) 上記手法を組み合わせたプログラムを作成できる。
15週 到達度試験(前期末) 上記項目について学習した内容の理解度を授業の中で確認する。
16週 試験の解説と解答 到達度試験の解説と解答,および授業アンケート。
後期
3rdQ
1週 マクロとVBA、マクロの作成方法 マクロとVBAの機能、マクロの作成方法を理解できる。
2週 VBEを利用した簡単なマクロの作成 VBEを用いたマクロの作成方法を理解できる。
3週 VBAの基礎事項、変数、型宣言 VBAの基本要素の名称、変数の利用法、型宣言を理解できる。
4週 セルのコピーと貼付け、絶対参照と相対参照 コピーと貼付け、絶対参照と相対参照の方法を理解できる。
5週 条件分岐 条件分岐の方法を理解できる。
6週 複数の条件分岐 複数の条件分岐の方法を理解できる。
7週 繰り返し処理 繰り返し処理の方法を理解できる。
8週 到達度試験(後期中間) 上記項目について学習した内容の理解度を授業の中で確認する。
4thQ
9週 繰り返し処理(2) 複数の繰り返し処理の方法を理解できる。
10週 subプロシージャ サブプロシージャの使用方法を理解できる。
11週 配列 配列の使用方法を理解できる。
12週 関数 合計、平均、順位を求める関数の使用方法を理解できる。
13週 総合演習① これまでに修得した手法を複合的に組合わせ、プログラムを組むことができる。
14週 総合演習② これまでに修得した手法を複合的に組合わせ、プログラムを組むことができる。
15週 到達度試験(後期末) 上記項目について学習した内容の理解度を授業の中で確認する。
16週 試験の解説と解答 到達度試験の解説と解答,および授業アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験演習課題合計
総合評価割合7030100
基礎的能力402060
専門的能力201030
分野横断的能力10010