意匠設計Ⅱ

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 意匠設計Ⅱ
科目番号 0018 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 「コンパクト設計資料集成」日本建築学会編 丸善 , 「初めて学ぶ建築製図」建築のテキスト編集委員会 学芸出版社
担当教員 井上 誠,鎌田 光明

到達目標

1. 図面記号を理解し、それらを適切に使用できるようになること。
2. 建築の構成や構造と各部材をよく理解し、線の太さや濃淡などに配慮した図面を作成できるようになること。
3. 作図する上で、図面の配置レイアウトについての重要性を学ぶ。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1図面記号を理解し、それらを適切に美しく使用できる。図面記号を理解し、それらを適切に使用できる。図面記号を理解できず、それらを適切に使用することができない。
評価項目2建築の構成や構造と各部材をよく理解し、線の太さや濃淡などに配慮した図面を作成できる。線の太さや濃淡などに配慮した建築図面を作成できる。線の太さや濃淡などに配慮した建築図面を作成することができない。
評価項目3図面を適切に解りやすく、美しくレイアウトできる。図面を適切にレイアウトできる。図面を適切にレイアウトすることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
建築設計で用いる基本的な製図方法と図面のきまり、表現方法を整理し、分かりやすい建築図面の作成を修得する。また、造形的な構成と、身近な建築空間の設計手法を修得する。
授業の進め方・方法:
各課題のはじめに授業を行ない、その後、演習形式を中心に行なう。
必要に応じて、エスキース図面の提出など、進行状況が把握できるものの提出を求める。
提出物が合格点に達しない場合、再提出を課すことがある。
注意点:
合格点は50点である。
総合評価は、各課題の評価を全体の90%(公共空間50%、住宅課題40%)とし、提出状況を10%として評価する。特に、レポートや課題の未提出者は単位取得が困難となるので注意すること。
多くの図面を閲覧し、設計者が計画意図をどのように表現しているか参考にすること。また、単位寸法に注意して人体スケールを把握すること。特に、授業時間外での検討が重要であるので日々の生活での空間の利用を意識すること。指定された提出期限は厳守すること。遅れた場合は不利を被る場合がある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス・課題1説明(1) 図面記号と建築としての住宅の解説 授業の進め方と評価の仕方について説明する。製図方法、図面のきまり、表現方法を整理する。
2週 (2) 住宅の配置図兼平面図の作図 住宅の配置図および平面図を理解し表記できる。
3週 (2) 住宅の配置図兼平面図の作図 住宅の配置図および平面図を理解し表記できる。
4週 (2) 住宅の配置図兼平面図の作図 住宅の配置図および平面図を理解し表記できる。
5週 (3) 住宅の断面図の作図 住宅の断面を理解し表記できる。
6週 (4) 住宅の立面図の作図 住宅の立面を理解し表記できる。
7週 (5) 住宅の矩形図の作図 住宅詳細を理解し表記できる。
8週 (5) 住宅の矩形図の作図 住宅詳細を理解し表記できる。
2ndQ
9週 (5) 住宅の矩形図の作図・課題1提出 住宅詳細を理解し表記できる。評価基準を過不足なく満たした設計図書を提出する。
10週 課題2説明(1) 造形的構成 課題2の趣旨および評価基準について説明する。また、プレゼンテーションについても説明する。与条件を元に、造形的な空間構成ができる。
11週 (2) 建築的意味の付加・(3) 平面図・断面図・立面図の作成 空間に、求められる建築の諸機能を付加できる。建築空間を、様々な手法を用いて分かりやすく作図できる。
12週 (3) 平面図・断面図・立面図の作成 建築空間を、様々な手法を用いて分かりやすく作図できる。エスキース、スタディ模型などの中間提出。
13週 (4) 平面図・断面図・立面図・立体表現の作成 建築空間を、様々な手法を用いて分かりやすく表現できる。
14週 (4) 平面図・断面図・立面図・立体表現の作成・課題2提出 建築空間を、様々な手法を用いて分かりやすく表現できる。評価基準を過不足なく満たした設計図書を提出する。
15週 課題2のプレゼンテーション・まとめ 設計した建築についてコンセプトや計画を論理的に説明できる。本授業のまとめ、および授業アンケート。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00009010100
基礎的能力000030030
専門的能力000040040
分野横断的能力000020020
提出状況000001010