到達目標
1.実験・実習を通し、水理学・地盤工学・コンクリート工学に関する基礎的な知識について理解できる。
2.実験・実習で得られたデータを分析・解釈し、取りまとめることができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 実験・実習内容を理解でき、内容を他の学生や教員に説明できる。 | 実験・実習内容を理解できる。 | 実験・実習内容を理解できない。 |
評価項目2 | 得られたデータを分析・解釈し、レポートとして整理するとともに、内容に関する口頭試問に回答できる。 | 得られたデータを分析・解釈し、レポートとして整理することができる。 | 得られたデータの分析および解釈ができない。 |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
建設・環境工学の主要な部分を占める水理学、地盤工学ならびにコンクリート工学の各分野についての課題を実習し、環境都市工学技術者としての十分な基礎を修得する。
授業の進め方・方法:
演習(実習)形式で行い、実験項目毎に実習報告書(レポート)を提出する。ただし、実験内容の詳細を理解するため、必要に応じて講義形式で行う。
注意点:
[学習上の注意]
(授業を受ける前)各実験項目に関係する授業科目(基礎水理学・土質工学・コンクリート構造学・材料学)を事前に予習しておくこと。また、レポートは必ず期限内に提出すること。
(授業を受けた後)実験を通して学んだ内容を基礎研究および卒業研究の実施に活用することが望ましい。
[評価方法]
合格点は50点である。実験項目毎に実験時における評価を40%、実習報告書に対する評価を60%として評価し、各項目に対する評価の平均値を学年評価とする。なお、未提出の実習報告書が1項目でもある場合は単位を取得できない。
学年総合評価=(実習報告書に対する評価)×0.6 +(実験報告書)×0.4
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
授業ガイダンス |
授業の進め方と評価の仕方について説明する。
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2週 |
レポート作成に必要な作文法 |
工学のレポートに求められる作文技術が理解できる。
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3週 |
1 水理実験 (1)直角三角ぜきの検定
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流量計測の基本技術と原理を理解できる。
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4週 |
(2)浮体の安定 |
浮体の安定性について、理論的考察と解釈ができる。
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5週 |
(3)層流と乱流 |
層流と乱流の違いをレイノルズ数との関係から説明できる。
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6週 |
実験データの解析およびまとめ |
各種基準を理解し,実験データの整理・解析ができる。
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7週 |
2 地盤実験 (1)液性・塑性限界試験 |
土の含水量の多少によって、液状・塑性状・半固体状・固体状の状態変化の境界がわかる。
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8週 |
(2)粒度試験 |
粒土分析から土の工学的分類ができる。
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4thQ |
9週 |
(3)透水試験(定水位・変水位) |
土の遮水性の判断や浸透水量の計算ができる。
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10週 |
実験データの解析およびまとめ |
各種基準を理解し,実験データの整理・解析ができる。
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11週 |
3 コンクリート実験 (1)粗骨材のふるい分け、実積率試験、粗骨材の密度・吸水率試験
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粗骨材の粒度、密度、吸水率試験法が理解できる。
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12週 |
(2)細骨材のふるい分け、実積率試験、細骨材の表面水率試験(重量法) |
細骨材の粒度、表面水率試験方法(重量法)が理解できる。
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13週 |
(3)細骨材の密度・吸水率試験、細骨材の表面水率試験(乾燥法) |
細骨材の密度、吸水率、表面水率試験方法(乾燥法)が理解できる。
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14週 |
実験データの解析およびまとめ |
各種基準を理解し,実験データの整理・解析ができる。
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15週 |
授業まとめ |
本授業のまとめ・授業アンケート
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 40 | 0 | 60 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 25 | 0 | 20 | 45 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 15 | 0 | 20 | 35 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 20 |