概要:
鉄骨造、鉄筋コンクリート造、木造を中心に、全ての建築技術の基本となる建築構造のしくみ、考え方、構法など建築に関する基礎的な学力を修得させる.
授業の進め方・方法:
基本的に講義形式で行う.必要に応じてレポート、演習課題の提出を求める.試験結果が合格点に達しない場合,再試験を行うことがある.
注意点:
合格点は50点である.
(講義を受ける前)授業内容について、授業の前に教科書を読むなどの予習を行うこと.
(講義を受けた後)各自で講義内容の理解度をチェックするとともに、授業の内容の理解に努めること.
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 材料 | 鋼材の種類、形状を説明できる。 | 1 | |
鋼材の力学的性質(応力-ひずみ関係、降伏強度、引張強度、弾性係数等)を説明できる。 | 1 | |
コンクリートの長所、短所について、説明できる。 | 2 | |
プレストレストコンクリートの特徴、分類について、説明できる。 | 1 | |
構造 | トラスの種類、安定性、トラスの部材力の意味を説明できる。 | 1 | |
応力とその種類、ひずみとその種類、応力とひずみの関係を理解し、弾性係数、ポアソン比やフックの法則などの概要について説明でき、それらを計算できる。 | 1 | |
接合の定義・機能・種類、溶接と高力ボルト接合について、説明できる。 | 1 | |
建築系分野 | 材料 | 木材の種類について説明できる。 | 1 | |
耐久性(例えば腐れ、枯渇、虫害など)について説明できる。 | 1 | |
耐火性について説明できる。 | 1 | |
近年の木材工業製品(集成材、積層材など)の種類について説明できる。 | 1 | |
建築用構造用鋼材の種類(SS、SM、SNなど)・性質について説明できる。 | 1 | |
建築用鋼製品(丸鋼・形鋼・板など)の特徴・性質について説明できる。 | 1 | |
鋼材の耐久性(腐食、電食、耐火など)の現象と概要について説明できる。 | 1 | |
鋼材の応力~ひずみ関係について説明でき、その特異点(比例限界、弾性限界、上降伏点、下降伏点、最大荷重、破断点など)の特定と性質について説明できる。 | 1 | |
構造 | 建築構造の成り立ちを説明できる。 | 3 | |
建築構造(W造、RC造、S造、SRC造など)の分類ができる。 | 3 | |
骨組構造物に作用する荷重の種類について説明できる。 | 2 | |
ラーメンやその種類について説明できる。 | 2 | |
木構造の特徴・構造形式について説明できる。 | 3 | |
木材の接合について説明できる。 | 3 | |
基礎、軸組み、小屋組み、床組み、階段、開口部などの木造建築の構法を説明できる。 | 3 | |
S造の特徴・構造形式について説明できる。 | 3 | |
鉄筋コンクリート造(ラーメン構造、壁式構造、プレストレストコンクリート構造など)の特徴・構造形式について説明できる。 | 3 | |