交通工学

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 交通工学
科目番号 0021 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 教科書:「交通工学研究会編:道路交通技術必携2013,丸善株式会社,2013」/その他:自製プリントの配布
担当教員 長谷川 裕修

到達目標

1. 道路交通流と道路交通容量についてわかる
2. 道路交通運用についてわかる
3. 交通管理システムについてわかる
4. 道路交通経済についてわかる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1道路交通流と道路交通容量を表す基本的な諸量が分かり,計算することができる道路交通流と道路交通容量を表す基本的な諸量がわからない道路交通流と道路交通容量を表す基本的な諸量がわからない
評価項目2道路交通運用における需要と供給の関係がわかり,種々の対策について説明できる道路交通運用における需要と供給の関係がわかる道路交通運用における需要と供給の関係がわからない
評価項目3交通を管理する仕組みと方法について理解し,説明することができる交通を管理する仕組みと方法について理解している交通を管理する仕組みと方法について理解していない
評価項目4道路整備の財源と仕組み,整備効果について理解し,事業を評価することができる道路整備の財源と仕組み,整備効果について理解している道路整備の財源と仕組み,整備効果について理解していない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
道路交通を中心とし,交通問題が生じている原因や対策を理解する.さらに,交通に関する計画策定方法や計画案の評価方法等の考え方についても理解し,建設系技術者として必要な知識を修得する.
授業の進め方・方法:
講義形式で行う.必要に応じて適宜,レポートの提出を求める.成績が合格点に達しない場合,再試験を実施することがある.
注意点:
合格点は60点である.
後期末試験結果を80%,課題・レポートの結果を20%として評価する.
(講義を受ける前)現在の交通が抱えている諸問題について,交通と人・都市・地域との関わりを意識することで理解が深まることを認識すること
(講義を受けた後)道路交通における現状を把握し,問題点とその解決方法について自らが説明できるようになることを期待する
自学自習時間:週1時間

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 授業ガイダンス
総論
授業の進め方と評価の仕方について説明する.
道路交通の特性や歴史,わが国における道路の現況がわかる
2週 交通流の表現とその特性 交通流に関する諸量が表現している事象がわかる
3週 道路交通容量の算定 単路部の道路交通容量を算定することができる
4週 交差点部における交通容量 交差点部における交通容量算定方法の考え方がわかる
5週 交通渋滞と交通需要マネジメント 交通渋滞対策が理解できる
6週 交通規制と交通信号制御 交通規制の意義と交通信号の制御が理解できる
7週 道路の種類 道路の種類がわかる
8週 道路の管理 道路管理方法がわかる
4thQ
9週 高度道路交通システム ITSの種類と機能がわかる
10週 道の駅の役割と機能 道の駅の整備経緯と機能がわかる
11週 道路の財源 道路の財源について理解する
12週 道路の整備効果 道路の整備効果がわかる
13週 費用便益分析 費用便益分析による事業評価がわかる
14週 費用便益分析 費用便益分析による事業評価がわかる
15週 到達度試験(後期末) 上記項目について学習した内容の理解度を授業の中で確認する.
16週 試験の解説と解答 到達度試験の解説と解答,および授業アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
知識の基本的な理解5000001060
思考・推論・創造への適用力2000001030
汎用的技能100000010